活動のご案内

トップページ > 活動のご案内 > 他団体との交流 > 2008年度県議会会派・生協懇談会(2)

2008年度県議会会派・生協懇談会(2)

滋賀の生協 No.147 (2009.2.20)
2008年度県議会会派・生協懇談会
会派を超えて、県民を巻き込む取組みを

会派を超えて森林を守る政策を

司会 一応テーマについてそれぞれご見解をいただきました。今からフリーに討論に入っていきたいと思います。


滋賀県環境生協・理事長
藤井 絢子さん
藤井 「森林税」のことですが、この前神奈川県の松沢知事と嘉田知事の対談をやりました時に、神奈川県は時限条例なんですが、人口が多いので年間40億なんです。滋賀県は6億。「なぜ40億も使うのか」おうかがいしたら、松沢知事は「公共事業が減って土建業者が大変苦境にある。その業者に山に入ってもらうためにはこの費用は絶対に必要である。5年間時限条例で40億、5年後まだ公共事業から遠くなってしまった土建業者たちが山に入らなければいけないなら、時限条例をまた伸ばす」と発言していました。

 「イザ」という災害の時に土建業者さんが持っているパワーと知識がないと大変な事になるなあと思って感心して聞いていました。

 それともう一つ、公社は毎年20億の借金を返さないといけない。そのためには20億を越えるものを売らないといけない。ところが、外材、特にロシア材が多分来年から関税が上がり、入りにくくなってくるというので、今既に舞鶴方面から業者が琵琶湖の方に、業者が、特にベニヤ屋さんが買いにきているのですが、皆伐してしまう。「皆伐しても売れるだったら良いじゃないか」という森の人が出始めました。でも皆伐してしまうと、植えないと50年後大変な事になる。ところが県の森林行政は売れれば良いと思っています。そこのところに是非仲介に入って議会でそういう議論をしていただきたい。20億を越える売る材は絶対ある。この前永源寺で100年物が売れました。そういうものがドンドン動かなければいけない。

 もう一つ、ウッドマイレージの少ない木、つまり県産材をどれだけ使うかということです。滋賀県内で家を作る時には、「県産材何パーセント使用してよ」という条例ができないか。ずいぶん前に、1996年に「合併浄化槽義務化条例」というのを滋賀県から出てきました。それを機に国が単独浄化槽を禁止して、メーカーが単独浄化槽を作れなくなった。「国産材は売れない」ではなくて、滋賀県から始められるものだったら、さっき「国ができないんだったら県から」とか、「何か一つ県民運動を」という話がありましたが、会派を超えて、企業も巻き込んで、森を守るために何か大きな政策ができないでしょうか。

中沢 6億の使い道は「びわ湖森林作り条例」の中で、環境林に半分とか、共同研究事業へいくらとか、結構細かく具体的に使われたりするんですけど、環境林の方に最初の計画よりかは少し多めにしているんですね。

 松沢さんの話は、確か最初マニフェストを作った時に、「公共投資は少なくするけれども、その分雇用にお金をつけて、県の施策の方に動いていただくようにしますよ」という話が出ていたと思うんです。それを「森林税」を使ってという話になったんだと思うんですね。

 森林事業に関しては、森の子事業とか、子どもの教育の部分とか、いろいろなところに細かく使われているんですけど、ちょっと見えにくくなっているんですね。

 それともう一つは、森林の業としての部分にもっと知恵が必要だと思うんですね。現場の方の意見は最後まで聞いていかな ければいけない。

高島市産の杉を使った市民主導の体育館作り

コープしが・理事
海老澤文代さん
海老澤 私は高島市の朽木に住んでおりまして、小中学校の体育館を作ろうという検討委員会の委員をしております。朽木の学校林、今最大で80年生の木がありまして、それと市有林を使って、ほとんど杉を使って体育館を作ろうという計画です。まず市民が集まって検討委員会を作って、設計に携わってくれる業者を日本全国から公募したわけです。それも滋賀県の業者さんと一緒になってやって下さいという条件でプレゼンをして、業者さんを決定して、やっと基本設計が出来上がった段階です。

 大規模な建築ですので条件が厳しい。普通の民家なら25パーセント乾燥した材でOKなんですけど、20パーセント以下に落とさないといけない。高島市が素晴らしいなと思うのは、2年間で作るところを3年間かけて、その材を使って作り上げる。そして、高島市産の杉を売り出していこうという話をしているところです。これまで地域の人間が「山があるのに、なんでその材を使って公共の建物を作れへんのや」と言ってきたわけですけれども、やっと今、80歳になられる方が世話をされてこられたその材は、子どもたちが使う体育館に生まれ変わるということで、すごく期待は大きいんです。

 それと、私薪ストーブを使っているんですね。薪ストーブと使うからには、夫が木を切って薪にしないといけない。私のところも55歳になって、これから何年できるかというところが悩みなんですね。やっぱり「使いやすさ」とか「供給のしやすさ」とかが課題になってくると思うんですけど、その仕組みを作り上げていく。大本からもう一回練り直すことが大事なんじゃないかなって思っているんです。

森林の管理に科学の目 国産材で循環システム
西川 「楢枯れが環境に悪影響を与えている」とか、「森林の管理」とか、そういうのに科学の目が必要だと思うんですね。先日琵琶湖科学研究所に行ったんですけど、「皆伐」とか、「どういう切り方をすれば自然環境にやさしいのか」とかというテーマが、今、研究所のテーマでなくなっているというんですね。

 もう一つは、森林を二酸化炭素の吸収源の一つと考えていますが、研究員の先生に聞くと「やっぱり切らんとあかん。若いから吸収するんで。人間と一緒ですよ」と言われました。その話を聞いて森林管理も科学の目が入らなかったらあかんなと感じました。その上でお金があるとか、ないとか。直ちにできること、できないこと、いろいろありますし、県民の力を借りることだって、かなりの頻度でできる可能性があるわけですから。

 それと、国産材で循環システムを作り出す。これは非常に大事な課題だと思いますね。

会派の枠を超えて行政への働きかけを
粉川  朽木の取組みはすばらしいと思います。地域の力と行政とがそれぞれの役割を果たしてすばらしい結果を生み出されたと思うんです。こういうことがなかなか難しい。

 例えば滋賀県の県産材を使っていこうという政策の中で、「耐震が必要と診断された家に100本の県産材をプレゼントしますよ」という制度を作っても、それが利用されてないんですね。だから、「なぜ利用されないのか」「もっと利用してもらうにはどうしたらいいか」もっと掘り下げて追求していかなあかん。答弁では、「県には製材所がない」と。「じゃあ製材所を作らなあかんやん」と思うんですけど、問題点なり課題があきらかになっても、それがなかなか進まない。だから、議会としても、議会提案みたいな形で会派の枠を越えて、行政に働きかけをして、住民の思っていることを、この県産材の利用についてもある程度課題が明らかになってきていますので、もうちょっと早く実際動くように頑張っていかなあかんなあと思います。

NPTの再検討会議 核兵器をなくそう
司会 今日は、単協の理事がまいっておりますので、各単協の活動をご報告ください。


コープしが・常務理事
白石 一夫さん
白石 昨年、懇談を持たせていただいて後すぐに「餃子問題」がニュースになって真っ青になった次第ですけれども、あの問題をどう見るのかという点で、もちろん自給率の問題はあるにしても、一つは犯罪性が非常に高いなあというのは思っています。そういう中でも生協として「安全・安心なものを届ける」という使命に立ち戻った時に、「フードディフェンス」「フードセーフティ」とかいう、届けるまでの対応をどう管理していくのかというのが、新しい課題として出てきたと思っています。そういう点で、コープしがだけで取り組むことは限られているんですが、日本生協連の大きな枠組みの中で取り組んでいきたいと思っているのが一つです。

 もう一つは、2010年にニューヨークでNPTの再検討会議が行われます。そこが、核兵器を地球上からなくす大きな取り組みになるのか、ならないのか、非常に大切な節目になってくると思っています。今回、県連からの嘉田知事に宛て、この2010年に向けて県の姿勢として、「地球上から核兵器をなくそうというアピールをぜひともしていただきたい」という提言をいたしました。また、議会のみなさんも、2010年には一緒にニューヨークに行っていただいて、「地球一体となって核兵器をなくしていく」5万人、10万人の、世界の平和を求めるうねりに参加していただきたいと思っています。

 秋葉市長の提言については、まだまだ国民にも知られていない。そういう点では私たちの運動の到達点はそこにあるとは思うんですけれども、何よりも平和が一番。安全な食も平和から成り立つと思いますので、先ほど粉川議員の方から「党派を超えて、会派を超えて」というご発言もありましたが、ここは一致できる取組みだと思いますので、是非ともご検討の程も宜しくお願いしたいなと思っている次第でございます。

行政が中心の消費者問題審議会

コープしが・理事
菅原ひさ子さん
菅原 私は「食料自給率の問題」で、「地産地消」が大きなキーワードかなと思っています。滋賀県は、お米は120パーセントで達成できていますが、飼料米に対してもう少し力を入れていただいて、外国に頼らないで飼料確保を検討していただきたいと思います。

 「森林の問題」では、ペレットがいいと思っても使えない状況にありますので、仕組みづくりを提案していただきましたけれども、議会でも党派を越えて県民のためにやっていただきたいと思います。

 消費者問題のところでは審議委員にならせていただいていますけれども、やはり行政が主でやっていますので、一審議委員として関わらせていただいても、あまり踏み込んだことが言えない状況で、審議委員会も年に一回あるくらいなんですね。草津にありましたところが閉鎖になりまして、窓口が狭くなっています。行政側から言わせると「そんなことないです。大丈夫です」ということでしたけれども、いろいろ相談に当たる相談員の方とかの問題もありますので、県民の暮らしを守る意味からも、もう少し力を入れていただきたいと思っています。

学生の昼食代300円 食育を大事にしよう

滋賀医科大学生協・専務理事
小林 和美さん
小林 大学生はお昼にいくらお金使うかわかりますでしょうか。特に女子学生ですとお昼ごはんに使いたいお金が300円です。「食の安全」は大事なんですが、学生さんに言いたいのは「もっと喰えよ。食べて体を作っていかないといけないね」と言うことです。

 私どもの活動の一つとして「食育を大事にしよう」ということでやっているんですが、大学生になってからではちょっと遅い。是非、小、中学校のうちから「ちゃんと食べようね」「地のものを、旬のものを食べようね」ということを是非やっていただきたい。そして「私どもの食堂に来てちゃんと食べよう」「体をしっかりと作って社会に出て行ってもらう」ということをやりたいと思っています。

 もう一つ、「食生活相談」をやっております。管理栄養士の方に来てもらって、学生さんに「ここ3日間くらい食べたもの何?」って聞くわけです。「やっぱりこういうものが足らないね」とか、そんなことをやるんですけれども、ものすごく偏った知識であったり、偏った食事であったりというのがあります。女性の方、スラッとしているんだけど、内臓脂肪はたくさんという方は結構多いんです。これはもう完全に食生活の関係で、日本の出生率の低下がよけい心配です。大学生も体がちょっと細いので、子どもさんのうちから正しい食生活を確立していただきたいというのが漠然としたお願いですけれども。

環境問題の取り組みは滋賀県を愛することから

滋賀大学大津地区生協・専務理事
田口 真由さん
田口 滋賀大学の大津地区生協は、滋賀大の教育学部でして男子、女子学生の比率ですと6対4で女子の方が多いんです。うちは、バランスよく食べている子は食べていますが、自宅生が七割ぐらいですので、お母さんがお弁当を作って来る方も多くなっていますし、ご飯だけ持ってこられる方も多くなっています。食堂で見ていますと単品買いといいますか、おかずだけチョコッと「これだけしか食べないの」というぐらいしか買われていない女子学生も多くて、「もっとちゃんと食べないと」ということを言っているのですが、経済状況等もございますので、そこをどう食べてもらうかということが課題になっています。

 「食生活相談会」を年二回やりましたが、部活で運動をやっている子たちも普通にしか食べていない。バイトをやっていかないと生活が厳しいということで、部活を終わってバイトに行って、夜12時ぐらいまで何も食べていないというような状況で生活をしています。だから、結局体を作れていなくて、夜食べますので内臓脂肪が増えている。体作りもしっかりできていないので、怪我もしやすい状況だということがよくわかってきています。「もっとバイトへ行く前に食べる。体作りをするためにはこういう食べ方が必要ですよ」ということなどを「食生活相談会」を通して、ここ一年間アドバイスをし続けています。

 学生さんは大学生になるまで実家から通っておられるような方ですと、「どのような食べ方をするか」という「食育」の面ではなかなか芽が育っていない方も多い。社会人になりますともっと忙しくなって、食育という芽をそこから育てるというのはなかなか難しい。大学でできることはこれからもやって行きたいと思うのですが、もっと小学校のうちからの教育ですとか、そういう面も含め一緒に取り組んでいけたらなという思いがあります。

 「環境」につきましては、滋賀県の大学に来られている学生さんは、地元の学生さんもいるんですが、多くは大阪や京都、他の地域から来られているという方も多くおりますので、滋賀県を愛し、興味を持って一緒に取り組むことが何かできないかなという思いを持っています。

今や医療崩壊は常識 ちぐはぐな現場と国政

しが健康医療生協・専務理事
諏訪 健次さん
諏訪  昨年は女性議員との懇談だったので、小児医療の問題、医者問題とか、結構議論になったんですが、今年は上半期で全国の病院の50パーセント、自治体病院をいれると80パーセントが赤字に転落をして大変な状況に今なっています。つい四、五年前には一般的には問題にならなかった「医者不足」とか、「医療崩壊」が、今みんなの常識になってきたところまで変化をしてきています。ところが一方では06年の「医療改革関連二十一法」が、今動き出しているんですね。だから、医療現場の実態と国政の動きがぐちゃぐちゃになっていて、医療現場が大変です。

 それを言いたいわけじゃないんですが、今、問題意識として滋賀の行政との関係で言いますと、子どもの無資格保険証の問題ですね。全国で3万人。滋賀県で6自治体42世帯、79人の子どもに発行されているんです。これに関してはマスコミで全国的に報道されている「大津市方式」とか「草津市方式」という先進的な取り組みもあります。大津市の場合は18才以下の子どもを持っているところは滞納されても全部保険証を渡す。草津市の場合は18歳以下の子どもに限定ですけど、全部渡す。そういう滋賀からの発信で是非全自治体一気に解決をしていければいいなという思いがあります。

 もう一つの思いは、「特定健診(メタボリック健診)」が始まった。これが今大変で、各市町村で受診率がた落ちです。受診表が来ない。これまでは自由にかかれたのが、今度は受診表が来なければ行けません。社会保険の家族の方とかが、社会保険から外れてしまいましたから、健診の実態が行政でつかめないんですね。このままいったら受診率は昨年の半分とか、3分の1とか、4分の1とかという結果になりかねない状況です。

 私たちも努力をしていきたいと思いますけど、検診の問題では自治体の関与の権限がまだ相当にありますので、是非ご協力をお願いしたいと思っています。

 もう一つの問題意識は、滋賀県はこれからも人口増が続く若い県ですけれども、ニュータウンが一気にオールドタウン化するということですね。私は栗東市ですが、今ドンドン新しい住宅が開発されていて子どもさんがたくさん歩いている。その隣の町は20年前に開発されて六十歳以上の人ばかりがドカンといる。こういう傾向は、大津、草津、栗東、守山とかありまして、これ後5年、10年したら、全部介護保険対象者なんですね。でもその介護力がない。滋賀県の産婦人科医の人口10万人あたりが下から3番目。小児科の乳幼児の死亡率はワーストワンとかね。滋賀県の医療、介護力はものすごく不足している。だから後5年、10年経った時、どうなるのか。

 是非ご一緒に考えていただけたらと思っています。

地元の業者と地域が信頼関係築く公共事業
出原 さっき松沢知事のマニフェストの件ですが、災害が起こった時に頼りになるのは、土木建築業の機械設備なんだよね。そうした時に地元の業者を育成するという視点にみんなが立たないといけないと思う。しかし、現実は、公共事業は減ってくる。一方では、県の仕組みも市町村の仕組みも、一般競争入札。ゼネコンがドンドン入ってきて、結果的には地元業者ははみ出してしまう。で、経営破たんに陥ってしまう。こんな流れに今なってきているんじゃないかな。そうした時に本当に、地元の業者が地域と一緒になって、信頼関係をお互いに築きながら、そしてそこがしっかりと頑張っていけるような、なんか仕組みを考えないとね、大変な事になると思うな。

 地元の土木建築業の人たちが、健全経営をやって、地元へも信頼関係を築いて、イザという時には県民のために動いていただける。こんな形を作らなければいけないんじゃないかなと思うんだけどね。何かいい知恵がないのかな。

藤井 木のおろしやすい林道を作っていくということで、林道の作り方も全然違うんですって。「できない」というのではなく、「やる」と決めて、「やるためにはどうするのか」と議論しませんと。

人が利用しての山や森と親しむ仕組みを
池田  先ほど西川議員がおっしゃった「古木を伐採する」というのは、コープこうべなんかが地元の山の一定区間決めてずっとやっているんですよ。

 我々も周辺の森が荒れたら琵琶湖の環境悪化は絶対回復しませんから、この問題意識はかなり持っていて、この間の生協大会にも森林ボランティアの方にも来ていただいて、講演をしていただいたんです。

海老澤 私今度あるNPOとの共催で身体に障害を持った方が森に入られて竹を切り倒してドサッという体験をして、それを使って何かをやっていこうという取り組みをするんですが、まだ竹なら何とかできるんですけど、これが木材になるとかなり危ないんですよ。

 朽木の体育館を作るということで、記念式典で中学生が大木の皮をはがしたんです。切り倒してもらうのは、もう業者さんしか仕方がない。中学生はヘルメットをつけて、みんなしてガーッとはがすというのはすごくいい経験になったなと思うんです。生協の組合員さんが山の中に入って木を切るというのは、危ないのでは難しいなあと思うんですが、こういう取り組みならできるかなあと思うんです。

 それから、「なら枯れ」という話がありましたけれども、老木がそうなるんですよね。大体楢というのは20年までに切って、それを利用していたんですけど、それを利用しなくなったがために、老木になって、そこに虫が入りやすくなって枯れる。やっぱり若い時に利用してきた循環ができなくなったということが原因で、そこをもう少し利用していく道筋を考えなければいけないなと思っています。やっぱり、「利用して」の、「人が入って」の山ですので、そこのところを仕組みづくりが非常に大事やなと思っています。

 生協の組合員さんが森に親しんでいただけるというのはありがたいのですが、とにかく私、山に人が入っていほしいと思うんです。今、鹿などの、「獣害」の問題でものすごく悩んでいましてね、人が入る事によって、獣が出て来づらくなる。いつも人の声が山の中でしているという状態をまず作って欲しいなと、作って行きたいなというのが一つあります。そこに獣と人間の住むところのまでの空間地帯、そこをなんとか作っていかないと、これはどうしようもなく侵食してくるなということがあります。

司会 一応予定していました時間がそろそろ来ましたので、2時間半にわたる懇談会、最後まで、熱心に御参加いただきましてありがとうございます。