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ピースイベント・いま伝えたい平和への想いを開催しました。

2015ピースイベント・いま伝えたい平和への想い
~しが在住の女性作家からのメッセージ~を開催しました。

 

2016年1月DSCN0143.jpg30日(土)、滋賀県婦人会館において、ピースイベント「いま伝えたい平和への想い」と題し、滋賀在住の女性作家3人の方達をパネリストに平和についてのパネルディスカッションを行い、会員生協役職員・組合員・県民ら50人が参加されました。

 まず、滋賀県生協連が行っている「戦争の記憶をつなぐ会」の活動報告、そして戦争体験談の聴き取り2名方の朗読があり、聞き手として感じたことの発表がありました。捕虜生活の辛かったときのお話しや、滋賀県での戦時中の暮らしについてご報告くださいました。

女性作家によるパネルディスカッションの主な内容
 

 ・コーディネーター   大塚 光子会長(滋賀県生協連)
 ・パネリスト       早田 リツ子さん(地域女性史研究家)
               今関 信子さん(児童文学作家)
               市居 みかさん(絵本作家・画家)

 3人
のパネリストの方の活動紹介より~
  ☆平和の取り組みは、自分の子どもが幼稚園と小学生の頃ロンドンに行ったときに、子ども達が「お前は日本人だ。おじいちゃんは日本人と戦争をした。お前は敵だ」と言われたことにショックを受け、自分は日本人はやめられないと泣いた。ということが平和への取り組みのきっかけとなり関心となった。そして、知らなかったことがたくさんあって、知らなかったことを全力で勉強し知らされていくということを通して、生活者として平和の活動に取り組んでいきたいと思っている。
 ☆子どもの頃から「戦争はよくない」とか「戦争は絶対ダメだ」と埋め込まれてきたが、まさか今「戦争反対」と言わなければいけないということが自分の人生に来ると思っていなかった。戦争もあるかも・・という状況になってきている。こんなことが起こっていくんだなという思いである。最近では震災の事が自分中では大きく、原発事故が起こったときに国の対応や行動について驚きが大きかった。あれから、原発がなくなると思っていたのに、でもなくならない状況。自分の中で意識ががらっと変わっていき、仲間と活動をはじめた。秘密保護法や安保法制についても、“このままでいいのか”と思い、絵や漫画にして活動している。「戦争は儲かる」、儲けるために起こしている人たちがいることが実際に分かってきた。戦争が仕組まれることがどれだけばからしくて、人間として生きていけない恐さを感じる。政治が変わらないと変わっていかないと思い、議員と話をすることもしている。
 ☆滋賀県内の女性達がどんな生活をしてきたかをまとめてきた。そして、自分も長年戦争体験談の聴き取りをしてきた。自分の課題としてあったのが「女性達の戦争責任」。女性子どもが真っ先に戦争の犠牲になる。というが、消極的だけど、ある意味積極的に戦争に加担してきたと思っている。私たち世代は二度と過ちをおかしたくないと強く思う。知らず知らずのうちに戦争に加担するのは絶対嫌だと思っている。

~その後のトークより~

~話をすることからはじめる~自分の思ったことは、表に出す。色んな人と話し一緒に考えることで回りの仲間達が助けてくれる。話しながら学ぶことに力をそそぐ。普段の日常生活より広い視野に目を向けて自分の意見を言おうということは大変難しい状況で、今でもあまり変わっていない。そういった状況は少しずつ変えられると思っている。“なにかもやもやしている”と言ってみるだけで「まだ間に合う!」「そういう場がある」ということ。
  自分一人の力は小さいけれど、人と「つながる」ということが大切ですごい力となる。また、少数派であることを恐れない。自分の意見が言える場があるときは言う。最後に「NO WAR!FROM SHIGA まだ変えられる!」を紹介されました 。


~パネリストと参加者とのフリートーク~
 

   
   最後にパネリストと参加者とのフリートークがあり、「今、平和のために自分が実践していること」を書き出していただき、発表を含めた意見交流をし、参加者の方と共に平和を考え知る機会となりました 。。。 


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