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■滋賀県環境生活協同組合

〒521-1341
蒲生郡安土町上豊浦1273
TEL 0748 (46) 4551
理事長 藤井 絢子

設立年月日 1991年1月19日
組合員 1,090人
供給高 37,627,000円
出資金 10,683,000円

事業内容 リサイクル事業、合併浄化槽の普及事業、
エコロジー商品普及事業、ソフト事業

公式ホームページ:http://www.econavi.or.jp/

(2009.3.31現在)

2009年度の課題と抱負


  いよいよ「解散宣言」のトキを迎えました。  全国初の、全国唯一の環境専門の生活協同組合として歩んで来た二十年でした。”碧いびわこを子どもの未来へ“をかかげ「組合員の力」「職員の力」そして「役員の力」の連携を無くしてはとても二十年の継続は無かったと思います。とりわけ前例が無い、前人未到のチャレンジ組織、環境生協に力を与えてくださった組合員の皆様に心から感謝いたします。  設立総会のあいさつを思い出します。多くの方々から「大変なことに挑戦するのですね」と心配の声が上がっていました。これらの声に応え「私たちは、世界でも有数の古代湖であり、様々な生き物の生息場所でもある琵琶湖、そして何より生命の源の水源琵琶湖にかかわれることは名誉なことでもあり誇りでもあります」と申し上げました。  二十年間、実際の事業活動は、多くの困難を伴いました。  公的色彩の強い、リサイクル事業、合併処理浄化槽設置事業、環境商品普及事業、環境フェアー企画、代替エネルギー提案・普及等、市民主導で、いずれもモデルの無い中での展開でした。試行錯誤の連続でした。しかし、市民が力を合わせれば国、地方自治体のしくみを変えることもできる、を、実感、実証した二十年間でもありました。  環境生協として最後の総代会でもあり、いくつかの分野を歴史的にふりかえってみたいと思います。

一、「合併浄化槽」が社会化し、旧厚生省が合併浄化槽設置補助金として、一億円を予算組み。それに呼応し都道府県、市町村が予算化することで合併浄化槽設置に弾みがつきました。  さらに懸案の単独浄化槽については、滋賀県が全国にさきがけ、一九九六年に合併浄化槽義務化条例を制定し、国全体の取り組みの引き金になりました。

二、環境商品をアピールするエコマークが発表されたのが一九八九年。リサイクルせっけん(マルダイ石鹸)にもほどなくエコマークがつきます。”せっけん“をひとつの切り口にしている私たちに、当時、大きなはずみとなりました。  一九九六年グリーン購入ネットワークが設立されますが、滋賀県ではそれに先立ち、市民、行政の議論の中、一九九四年に「グリーン購入ガイドライン」を作成します。商品のシンボルとなったのが、環境生協がコーディネートした牛乳パックリサイクルロール「びわ湖」でした。これらの実践が、国のグリーン購入法の制定につながります。

三、廃食油が軽油代替燃料に?農地が油田に?と数多の懸念の中、「菜の花プロジェクト」に取り組んできています。「バイオマス」ということばすら語られていませんでした。ようやく、二〇〇二年に「バイオマス・ニッポン総合戦略」(バイオマスを開発・利用するための戦略組織)がスタートします。そのシンボルとして「菜の花プロジェクト」が取り上げられています。  実績もあり、提案もあり、で迎えた解散総会ですが、解散決議の総会が新たな”はじまり宣言”になりました。

 新NPO法人『碧いびわ湖』が、組織のカタチは変わりますが、環境生協の事業を継承し更なる発展を期しています。「次の世代への引き継ぎ」、という難題がうれしい展開となりました。しばらくは、雛鳥たちとベテランがチームを組んで、船出がスムーズにいくよう力を合わせていきます。  環境生協を長年応援してくださった皆様には、今まで以上に、NPO法人『碧いびわ湖』にも力をお貸しください。  二十年間ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。

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