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戦争の記憶をつなぐ会スタート集会を開催しました。

戦争の記憶をつなぐ会スタート集会を開催しまた。

 2015年5月7日(木)午前10時~12時、コープぜぜ店2階コミュニティースペースにおいて「戦争の記憶をつなぐ会スタート集会」を開催し、滋賀県生協連及び会員生協の役職員14名が参加されました。
 基調報告として、滋賀県平和祈念館・前川主任主事より、「滋賀県の戦争体験と、語り継ぐことの大切さについて」語っていただきました。その後、意見交流を行いました。


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  前川氏 基調報告より
冒頭、「戦争の記憶をつなぐ会」が立ち上げられたのは大変心強く思っている。戦後70年の平和が今後も続きますよう、今後の活動への激励の言葉を述べられました。

①戦争の事をなぜ学ぶのかということでは「戦争の記憶が 遠ざかるとき 戦争がまた 私たちに近づく」  石垣りんさんの詩を引用され、また戦争が起こるのでないかということをうたっている。我々に警告しているのではないか。だから戦争の事を学ぶのだと思う。
②滋賀県の戦争体験談では、臨時召集令状(赤紙)を送られてきたときの状況・その方の当時の心境を語られ、当時は「はやく赤紙が来ないかなと思っていた」。(当時はそういった思いになるような状況であった)だが、出兵の見送りの時に父親が声を上げて泣いていた姿はほんとに辛かった。
③滋賀県からも延べ9万人の方が戦地に行かれ、戻ってこられたのは半分(3万人)といわれている。人間の原形がないような状態で亡くなられた方も数多くおられた。
④1万人以上の子どもたちが、滋賀県に疎開してきた。(終戦後、疎開先から帰るも、実家が空襲でなくなっている子や親を亡くしている戦争孤児もたくさんいた)
⑤当時の状況を語っていただいた後、最後に語り継ぎ部(語り部さんの話を聴いて伝えていく役割)として、・戦争のことを知る。・体験者の思いにふれる。→語り継ぐことがますます大切になってくる。戦後70年で体験者の生の声を聴くことは難しくなってくる。生の声に直接触れることで戦争への意識が変わってくる。今もなお苦しみを背負っている。ぜひ、みなさんも次の世代に伝えていってほしいと訴えられました。

DSCN9040.jpg【臨時招集令状(赤紙)】








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【焼夷弾】