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平和活動2021年スタート集会を開催しました。

平和活動2021年スタート集会

      ~平和で安心してくらせる未来のために~

 021年4月17日(土)、平和活動スタート集会を開催し、会員生協役職員等30名が参加しました。核兵器禁止条約が2021年1月に発効されたことを受け、「滋賀県民の会」の運動の経過と今後の取り組みや、コロナ禍における現状と取り組みを報告いただき考えあう場としました。(オンライン11名、会場参加19名)DSCN4067.jpg

<第1部>「日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める滋賀県民の会」の取り組み報告

DSCN4059.jpg 「滋賀県民の会」西野さんより、条約が発効された今、日本政府に条約への参加を求めていくことが核兵器廃絶のために極めて重要とし、2月28日の「批准求める滋賀県民の会」設立総会では、3年間を目途に10万筆の署名を目標とする。現在は23団体が加盟しているが、さらに参加団体を広げていきたいなどが提案された。日本の条約への参加が実現するまで、大きな共同で政府に迫っていく、そのために力を尽くしたい。最後に、みんなで少しずつ声を上げ、行動を起こして核兵器が一日も早く世界からなくなるように力を合わせましょう!と述べられました。

<第2部>コロナ禍における現状と取り組み

 (1)滋賀県社会福祉協議会

  ①滋賀県における生活福祉資金緊急小口等の特別貸付利用の現状

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 滋賀県社会福祉協議会では、新型コロナウイルス感染症の影響にによる休業や離職等が深刻となる中、それらの事由により収入が減少した世帯を対象に、国の制度として緊急小口資金等の特別貸付を令和2年3月25日から始めた。わずか8ヶ月でリーマンショック時3年間の7.5倍の利用があったことから、コロナ禍の影響はリーマンショック時よりも幅広い世帯や県内全域に及んでいる。

 コロナショック!滋賀の子どもたちのほほえむ力サポート事業として、コロナウイルス感染症により困窮している世帯の子どもたちへのプレゼントができるよう、令和2年6月から県民のみなさんに呼びかけ、集まった寄付金と本会「はぐくみ基金」、県の補助金により実施している。

 ②コロナ禍における滋賀県の子ども食堂の活動について

     「遊べる・学べる淡海子ども食堂」は、平成27年から始まり、今県内に140カ所開設されている。共通しているのは、あったかいごはんを囲んで、子どもたちと大人の笑顔があふれていること。目標は300カ所。

 コロナ禍での困りごととして、①感染対策が難しい、不安がある、②資金不足、③自治会等の地域行事がすべて中止になり、子ども食堂ができない。など。

 「子ども食堂」等の子どもを真ん中においた地域づくりを応援してくださる「子どもの笑顔はぐくみプロジェクト」を募集している。一人でも多くの子どもたちに公的なサービスでは届けられない“滋賀県民のあたたかいまなざし”を届けるためにスピード感をもって事業を企画し、取り組みをすすめる。

(2)滋賀県立大学3回生  ~20年度のふり返りと21年度のこれからに向けて~014.jpg

  前期(5月~8月)遠隔授業になり、日々課題に追われていた。朝7時に起きて夜は12時には寝るようにしていた。後期(10月~12月)対面授業に移行し、課題に追われなくなった。バイトもするようになった。

 孤独な思いをし日々の課題に取り組み、学科以外の友達、先輩との繋がりがない1回生が多い。6月Zoomで学科別交流会を開き、1回生の友だちづくりの場を提供した。

~とんがりの活動のふり返り~感染対策に十分に留意して、活動体験・新入生歓迎会・自転車点検会・共済学習会を行った。また、3月にはZoomで保護者説明会、学科別交流会を対面で開催。4月には下宿生交流会・お悩み相談会を行った。

 例年なら5月で3回生は引退・・しかし、新2回生と新3回生で作り上げた金曜活動ができていないため、新3回生も一緒に活動することに。(徐々に新2回生へと引き継ぎを完了していく)

 今年は金曜活動を充実させ、Twitterを使って20年度以上に生協利用が増える企画をしていきたい!

(3)しが健康医療生協・職員 池内智子さん ~新型コロナ発生から1年~

  017.jpg  2020年3月、定期患者さんからの発熱をきっかけにバタバタとコロナ対策の準備。ビニールを貼り巡らし、玄関先での看護師による聞き取りなど院内トリアージを始めた。普段組合員さんが使用される生協ホールなどを発熱者対応にし、パーテーションで区切り3つの診察室にしている。

 昨年春頃、患者さんも医療機関も社会全体がパニック状態となったが、罹ってしまう恐怖とうつしてしまう恐怖の中、感染疑いのある患者さんを正しく検査ができるところにつなぐこと、定期患者さんや在宅患者さんを守ることに必死でした。電話での問診は、渡航歴・出勤先などを聞き取るだけでなく、怒りや不安な気持ちに寄り添うこと。また、その後、日を置いて体調の聞き取りもしていました。

 マスクや医療用手袋も発注しても入ってこなくなった中、組合員さんが手作りでマスクを届けてくださり、組合員さんのやさしさに救われました。支部や班会があるところは、電話訪問など、医療生協の班があるという心強さを感じました。しが健康医療生協もシトラスリボンプロジェクトに賛同。一人ひとりの人権が守られ、コロナ禍の中で失った人との関係をつなぎなおせたらいいなと思っています。

 *医療生協は、組合員同士のつながりで、ひとりぼっちにさせない、声を上げられない人に寄り添い続けられる基地になればいいなと思っています。

<シトラスリボンプロジェクトの紹介>

 平和活動委員より、シトラスリボンプロジェクトの紹介。コロナによる偏見や中傷をなくし、「ただいま」「おかえり」と言い合える社会になりますよう、このプロジェクトを広げていきましょう。と呼びかけがありました。