「協同組合の意義と役割を求めて
~協同組合は力を合わせてコロナ後の社会の再建に貢献します~」
2021年9月28日(火)、第99回国際協同組合デーの記念企画として、IYC記念滋賀県協同組合協議会の主催で「コロナ禍における協同組合の意義と役割を求めて」をテーマに、滋賀県農業教育情報センターにおいて協同組合セミナーを開催しました。会場参加とオンライン参加を併用し、会場参加12名、オンライン参加34名の参加がありました。
まず話題提供として、滋賀県立大学名誉教授の小池恒男氏より、世界的規模で生じている政治経済社会の三つの危機、とくに第三の危機として生態系への危機的な負荷を「人新世の資本論」を題材に、食と農はどのような転換を迫られているのかを提起いただきました。協同組合をはじめとして非営利共同セクターを含めた身近な地域協同組織が、より良いフードシステムの創出や、医療・福祉、再生可能エネルギーの供給、雇用の創出、生態系への負荷の軽減などの担い手として、協同・連携して地域社会をリードしていく必要性を教示いただきました。
次に 基調講演として立命館大学経済学部教授の増田佳昭氏より、「協同組合の意義と役割を求めて」をテーマに語っていただきました。講演では、コロナ禍において社会的弱者にしわ寄せがきている社会経済の状況、協同組合の現況、“農協改革”で再認識した政治との関係性に見る協同組合間協働の重要性など、多くの貴重な提言をいただきました。また、協同組合のブループリントの見直しと、協同組合の課題と方向において、小さな協同を組織し「組合員力」を強め「地域力」を高めていくこととして、誰もが住み慣れた場所で地域社会と仕組みをみんなで創りあげていく方向性を見出していただきました。参加者からは「コロナ禍の社会経済の状況、それぞれの協同組合の背景、現状、課題についてのお話が聞け、また組織としての違いなども学べ、貴重な機会になりました。」と、好評を博しました。引き続き今回のテーマにおける学習を深め、協同組合運動を担う役職員であり組合員、地域住民でもあるという立場から、旺盛な活動と運動をすすめていくことを参加者らと共有しました。
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滋賀県生協連・平和活動委員は、2015年・戦後70年を機に「戦争の記憶をつなぐ会」を立ち上げ、県内におられる方に戦争体験のお話をお聞きし、後世に伝えていく役割として、冊子にまとめ、2021年8月に第5集を発行する運びとなりました。
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第1号議案 2020年度活動報告 及び決算、剰余金処分案承認の件
第2号議案 2021年度活動計画及び予算承認の件
第3号議案 定款の一部改定の件
第4号議案 役員報酬決定の件
第5号議案 役員改選の件
以上、1号から4号議案すべて賛成多数で可決承認され、5号議案の役員改選は定数内で全員当選となりました。
出席状況:代議員定数47名の内、本人出席8名、書面出席35名、欠席4名。
来 賓:来賓の招待を自粛いたしました。
総会終了後の懇親会も中止いたしました。(「COOP商品7品セット」を配布)
第41期(2021年度)理事会体制 〔下線部は新任〕
役職名 | 氏 名 | 出 身 生 協 |
会 長 | 北 川 紀 子 | 全県区 |
副 会 長 | 白 石 一 夫 | 生活協同組合コープしが・理事長 |
専務理事 | 藤 田 豊 | 滋賀県生協連・専務理事・事務局長兼任 |
常務理事 | 白 川 尚 正 | 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 |
常務理事 | 堀 川 亨 | 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 |
理 事 | 濵 田 弥 生 | 生活協同組合コープしが・副理事長 |
理 事 | 熊 沢 初 美 | 生活協同組合コープしが・常任理事 |
理 事 | 寺 田 真 | 生活協同組合コープしが・常務理事 |
理 事 | 藤 井 博 史 | 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 |
理 事 | 柳 澤 克 哉 |
滋賀大学彦根地区生活協同組合・専務理事 滋賀大学大津地区生活協同組合・理事 |
理 事 | 足 立 知 子 | しが健康医療生活協同組合・専務理事 |
理 事 | 横 井 浩 二 | 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・常務理事 |
理 事 | 佐 藤 由 紀 | 滋賀医科大学生活協同組合・理事 |
理 事 | 山 下 崇 輝 | 生活クラブ生活協同組合・専務理事 |
理 事 | 瀬 霜 廣 栄 | グリーンコープしがまる生活協同組合・専務理事 |
監 事 | 海老澤 文 代 | 生活協同組合コープしが・監事 |
監 事 | 金 岡 英 明 | しが健康医療生活協同組合・理事 |
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~平和で安心してくらせる未来のために~
2021年4月17日(土)、平和活動スタート集会を開催し、会員生協役職員等30名が参加しました。核兵器禁止条約が2021年1月に発効されたことを受け、「滋賀県民の会」の運動の経過と今後の取り組みや、コロナ禍における現状と取り組みを報告いただき考えあう場としました。(オンライン11名、会場参加19名)
<第1部>「日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める滋賀県民の会」の取り組み報告
「滋賀県民の会」西野さんより、条約が発効された今、日本政府に条約への参加を求めていくことが核兵器廃絶のために極めて重要とし、2月28日の「批准求める滋賀県民の会」設立総会では、3年間を目途に10万筆の署名を目標とする。現在は23団体が加盟しているが、さらに参加団体を広げていきたいなどが提案された。日本の条約への参加が実現するまで、大きな共同で政府に迫っていく、そのために力を尽くしたい。最後に、みんなで少しずつ声を上げ、行動を起こして核兵器が一日も早く世界からなくなるように力を合わせましょう!と述べられました。
<第2部>コロナ禍における現状と取り組み
(1)滋賀県社会福祉協議会
①滋賀県における生活福祉資金緊急小口等の特別貸付利用の現状
滋賀県社会福祉協議会では、新型コロナウイルス感染症の影響にによる休業や離職等が深刻となる中、それらの事由により収入が減少した世帯を対象に、国の制度として緊急小口資金等の特別貸付を令和2年3月25日から始めた。わずか8ヶ月でリーマンショック時3年間の7.5倍の利用があったことから、コロナ禍の影響はリーマンショック時よりも幅広い世帯や県内全域に及んでいる。
コロナショック!滋賀の子どもたちのほほえむ力サポート事業として、コロナウイルス感染症により困窮している世帯の子どもたちへのプレゼントができるよう、令和2年6月から県民のみなさんに呼びかけ、集まった寄付金と本会「はぐくみ基金」、県の補助金により実施している。
②コロナ禍における滋賀県の子ども食堂の活動について
「遊べる・学べる淡海子ども食堂」は、平成27年から始まり、今県内に140カ所開設されている。共通しているのは、あったかいごはんを囲んで、子どもたちと大人の笑顔があふれていること。目標は300カ所。
コロナ禍での困りごととして、①感染対策が難しい、不安がある、②資金不足、③自治会等の地域行事がすべて中止になり、子ども食堂ができない。など。
「子ども食堂」等の子どもを真ん中においた地域づくりを応援してくださる「子どもの笑顔はぐくみプロジェクト」を募集している。一人でも多くの子どもたちに公的なサービスでは届けられない“滋賀県民のあたたかいまなざし”を届けるためにスピード感をもって事業を企画し、取り組みをすすめる。
(2)滋賀県立大学3回生 ~20年度のふり返りと21年度のこれからに向けて~
前期(5月~8月)遠隔授業になり、日々課題に追われていた。朝7時に起きて夜は12時には寝るようにしていた。後期(10月~12月)対面授業に移行し、課題に追われなくなった。バイトもするようになった。
孤独な思いをし日々の課題に取り組み、学科以外の友達、先輩との繋がりがない1回生が多い。6月Zoomで学科別交流会を開き、1回生の友だちづくりの場を提供した。
~とんがりの活動のふり返り~感染対策に十分に留意して、活動体験・新入生歓迎会・自転車点検会・共済学習会を行った。また、3月にはZoomで保護者説明会、学科別交流会を対面で開催。4月には下宿生交流会・お悩み相談会を行った。
例年なら5月で3回生は引退・・しかし、新2回生と新3回生で作り上げた金曜活動ができていないため、新3回生も一緒に活動することに。(徐々に新2回生へと引き継ぎを完了していく)
今年は金曜活動を充実させ、Twitterを使って20年度以上に生協利用が増える企画をしていきたい!
(3)しが健康医療生協・職員 池内智子さん ~新型コロナ発生から1年~
2020年3月、定期患者さんからの発熱をきっかけにバタバタとコロナ対策の準備。ビニールを貼り巡らし、玄関先での看護師による聞き取りなど院内トリアージを始めた。普段組合員さんが使用される生協ホールなどを発熱者対応にし、パーテーションで区切り3つの診察室にしている。
昨年春頃、患者さんも医療機関も社会全体がパニック状態となったが、罹ってしまう恐怖とうつしてしまう恐怖の中、感染疑いのある患者さんを正しく検査ができるところにつなぐこと、定期患者さんや在宅患者さんを守ることに必死でした。電話での問診は、渡航歴・出勤先などを聞き取るだけでなく、怒りや不安な気持ちに寄り添うこと。また、その後、日を置いて体調の聞き取りもしていました。
マスクや医療用手袋も発注しても入ってこなくなった中、組合員さんが手作りでマスクを届けてくださり、組合員さんのやさしさに救われました。支部や班会があるところは、電話訪問など、医療生協の班があるという心強さを感じました。しが健康医療生協もシトラスリボンプロジェクトに賛同。一人ひとりの人権が守られ、コロナ禍の中で失った人との関係をつなぎなおせたらいいなと思っています。
*医療生協は、組合員同士のつながりで、ひとりぼっちにさせない、声を上げられない人に寄り添い続けられる基地になればいいなと思っています。
<シトラスリボンプロジェクトの紹介>
平和活動委員より、シトラスリボンプロジェクトの紹介。コロナによる偏見や中傷をなくし、「ただいま」「おかえり」と言い合える社会になりますよう、このプロジェクトを広げていきましょう。と呼びかけがありました。
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日本政府が主導的な役割を果たすことを求めます」
2017年7月7日、国連本部で開かれた交渉会議で、「核兵器禁止条約」が採択され、以後50カ国が批准し、今年1月22日に発効されました。
その事から滋賀県生協連では、1月21日付で菅内閣総理大臣宛に、日本政府が核兵器禁止条約に署名・批准することを求める声明を発出しました。
意見書はこちら
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~コロナ禍における現状と今後の課題~
ユニセフの活動について、知り・学びあい・伝えていく機会として、10月31日(土)、コープしが本部会議室に於いて、京都綾部ユニセフ協会の野間理事を講師に「ユニセフ学習会」を開催し、会員生協役職員ら17名が参加しました。(会場参加14名・オンライン参加3名)
【講師:野間さんの講演より】
①子どもたちが当たり前に持っていていいもの=子どもの権利。ユニセフはそれを守るために活動する国連機関
②世界の15歳未満の子どもは19億人。1年間に520万人の子どもたちが、5歳になる前に命を失っている。年間520万人を時間で表すと6秒に1人が亡くなっている。
③命を失う原因は、肺炎・下痢・マラリア・麻疹などで、多くの子どもたちの命は支援があれば守れる命。栄養不足が関係する原因で死亡する子どもは、死亡数の約半分。
④学校に通えない子どもたちは、約6300万人と言われ、通えない理由として、家の仕事の手伝い・学校が遠い・先生がいない・教科書や学用品が足りないなど。また、女の子は学校に行かなくてもいい。早く結婚すればいいとの理由も。学校に通えないと技術・能力が身につかない→つきたい仕事に就けない→収入がない→食料が買えない→栄養がとれない→病気になりやすい→仕事ができない→収入がないという貧困の連鎖を引き起こす。生活の水汲みだけで一日が終わってしまう子どももいる。
⑤安全な水の確保ができない。
⑥地雷の数は1億個とも言われていて、すべての地雷を撤去するのに1000年以上かかると言われている。地雷は、「あえて人を殺さないこと」。障害者が増えれば、国力を落とせる。
~どんな戦争も子どもたちにとっていい戦争はないのです~
最後に、世界の身近な問題を知り、まわりの人と話し合い、自分たちでできることから行動してみましょう!と述べられました。
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生活協同組合コープしが副理事長 濵田 弥生さん |
生協加入のきっかけは、ポスティングされたチラシです。安全な商品に興味がありました。その後、地域委員会に参加し、試食会や産地見学、工場見学などの生協の活動にも興味が深まりました。そして、コープ倶楽部のコーディネーターを経験しました。 生協と関わって10年。最初に気づいたことは歴史を学ぶ事の大切さです。表面的な事象ではなく、その背景を知ることが今を知ることにつながります。 自然災害が深刻化して「自分の命を自分で守る」時代になりました。また、新型コロナウイルスで「人と距離をとる」時代にもなりました。一方で、人と人が寄り添うことで伝わるニュアンスが、薄れていくような不安もあります。 自立しなければ、人を助けることはできません。でも助け合わなければ自立はできません。自立は孤立ではない。今は「自立と助け合いの調和」が大切な時代。生協を使って、その時代にあった生き方やつながること、協同することの大切さを学び、お互いに助け合いながらしっかりと自立していく。そういう人と人の関わりの良い循環をつくることが、生協の活動ではないかと思います。 |
2020年6月27日(土)、大津市・コラボしが21に於いて、第45回通常総会を開催しました。
第1号議案 2019年度活動報告及び、剰余金処分案承認の件
第2号議案 2020年度活動計画及び予算承認の件
第3号議案 役員報酬決定の件
第4号議案 役員選挙規約の一部改正の件
第5号議案 役員改選の件
以上、すべて賛成多数で可決されました。
【出席状況】代議員定数47名の内、本人出席7名、書面出席38名、委任状0名、欠席2名。
なお、役員改選が行われましたので、下記のとおりご報告させていただきます。
2020年度(第40期)役員名簿
役 職 名 |
氏 名 |
出 身 生 協 |
会 長 ○ 副 会 長 専務理事 ○ 常務理事 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 * 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 |
北 川 紀 子 白 石 一 夫 藤 田 豊 白 川 尚 正 堀 川 亨 濵 田 弥 生 村上久美子 森 井 徹 藤 井 博 史 柳 澤 克 哉 足 立 知 子 石 田 道 明 佐 藤 由 紀 山 下 崇 輝 瀬 霜 廣 栄 |
全県区 生活協同組合コープしが・理事長 滋賀県生協連・事務局長 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・副理事長 生活協同組合コープしが・常任理事 生活協同組合コープしが・執行役員 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 滋賀大学彦根生活協同組合・専務理事、 滋賀大学大津地区生活協同組合・理事 しが健康医療生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・部長 滋賀医科大学生活協同組合・理事 生活クラブ生活協同組合・専務理事 |
監 事 監 事 |
海老澤文代 金 岡 英 明 |
生活協同組合コープしが・監事 しが健康医療生活協同組合・理事 |
○印は代表理事、*印は新任。
]]>「滋賀県生協連の2025年ビジョン」で示した2025年の姿を想像しながら、3つのアクションプラン、① 学ぶ、② つながる、③ 伝える・伝わるに沿って具体的な取り組みをすすめます。 |
重点課題1 |
協同組合の価値・役割を学び合うために、教育・研修活動をすすめます。また、組合員のくらしの願い、困りごとを知り、行動につなげます。 |
他団体や行政とのネットワークを活用した教育・研修活動として、「SDGs・循環型社会の実現に向けて」のセミナーや、「ヒバクシャ国際署名」を推進するための情勢学習会など、学び合う機会を設けましたが、滋賀県協同組合協議会や会員生協、組合員・県民を参加対象とした機会は作れませんでした。消費者ネット・しがの活動を通じて“フェアトレード”をテーマとしたセミナーなど、滋賀GPNを通じた“生物多様性”をテーマにしたセミナーの開催など、他団体と連携した学習機会をつくることができました。 また、会員生協の活動支援、交流や連帯活動についても、引き続き会員生協間で情報交流を行い、具体化をすすめていきます。 |
重点課題2 |
生協の事業や活動が、地域によりよい影響を及ぼし、社会的な役割発揮につながることから、会員生協の活動を支援し、交流や連帯活動を促進します。そして、県行政や諸団体との協力・協同、学習・交流の機会を通じてネットワークを広げ、安心してくらせる地域社会づくりに貢献します。 |
県行政、関西広域連合など行政機関との連携は、消費者行政に留まらず、農政や生活衛生、環境行政、食育、防災・減災課題など、分野ごとに増える傾向にあり、生協活動が社会的な役割を担ってきていることを組織的に実感として捉えています。また、近畿労金さんとの「緊急災害等に係る相互連携協定」の締結以降の懇談会の開催や日常的な連携と活動交流、県との「高齢者に向けた消費者被害防止のための啓発に関する協定」の推進など、具体的な連携もすすみ、滋賀グリーン活動ネットワーク、滋賀県社会福祉協議会、滋賀県労働者福祉協議会など、関係団体や企業などとの協働をすすめました。引き続き“学ぶ”、“つながる”、“伝える・伝わる”の連携・協同をすすめていきます。 |
重点課題3 |
社会的な課題を協同の力で解決していくために、会員生協をはじめ地域諸団体との協力関係を踏まえて、価値を生み出し、情報発信と理解をひろげます。 |
“消費者力の向上”は消費者ネット・しがの活動を通じて、“平和”は平和活動委員会を中心に、滋賀県反核平和連絡会、「ヒバクシャ国際署名」を広げる滋賀県民の会、ひこねピースフェスタ実行委員会などと連携し、平和を守り核兵器廃絶を目指す活動としてすすめました。また、福祉については、県との協定の推進や労福協、県社協、滋賀県災害時要配慮者支援ネットワーク会議などとの連携した活動をすすめ、“環境”については、滋賀県・滋賀グリーン活動ネットワークとの協同事業「グリーン購入+エシカルキャンペーン」の活動参加を通じて、生物多様性研究会セミナーの開催や、「三方よしエコフェア」への出展、キャンペーンの広報活動などを行いました。「2025年ビジョン」に表す“つながる・伝える・伝わる”から、SDGs目標5に関連した行政や他団体との連携の中で具体化を検討していきます。 消費者ネット・しがの活動を通じては、日々のくらしの身近な問題に焦点をあて、プラスチックゴミ問題に関する学習講演会を開催(12/21)しました。また、大学生協と連携し、学生を対象とした「消費者問題の啓発講座」の実施についても検討をすすめています。 |
生活協同組合コープしが理事 村上 久美子さん |
16年前に父の介護を始めました。その時「このまま社会と途切れるのかしら」と不安になり、つながりを求めて能登川地域委員会で活動をはじめました。 宅配利用だけだった私は、その時、地域のニーズに応えて活動できる楽しさ、同年代の人たちと話しあい「悩んでいるのは自分だけでない」と共感できるうれしさを知りました。 2013年にコープしがの理事を引き受けました。ケアサポートセンターぽこ、ぜぜ店リニューアル、もりやま店オープン、東近江センター開設などに関わり、地域性や立場の違う組合員のニーズや社会情勢を考えるようになりました。 県生協連との関わりは、平和活動委員会での「戦争の記憶をつなぐ会」が最初です。戦争体験者の話を聴き、文集や人形劇で伝えていくことで、平和への思いが深まっていきました。 そして今年、滋賀県生協連理事を拝命しました。生協は「安全安心な商品」でのつながりだけでなく、命に関わること、住まいに関わること、お金に関わること等、組合員のニーズでつくりあげた多様な組織だということを実感しました。今後は、他生協や若い人たちにも平和の活動をつなげていければと思っています。また、協同組合の枠を超え、自治体をはじめ、地域の諸団体とも協同の輪を広げる、その橋渡しができれば良いなと思っています。 |
「緊急災害等に係る相互連携協定(2018年8月〜)」の締結により、地震や台風など大規模自然災害発生時の復旧・復興における協同組合間協同・連携をすすめている近畿労働金庫地域共生推進室及び滋賀地区本部と滋賀県生協連との懇談会(9月11日、於:コープぜぜ店)を開催し、協同組合間で相互扶助を強めていくために、くらしの安全・安心を守る活動や事業活動を通しての地域支援のあり方など、活動交流を行いました。引き続き誰もが安心してくらし続けられる地域社会づくりに向けて、連携・協同していくことを共有しました。 |
懇談の様子
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第7回定時会員総会・情報交換会に参加 20周年を迎え、「滋賀グリーン活動ネットワーク(SGN)」に名称変更 |
6月4日、大津市のコラボしが21において、滋賀グリーン購入ネットワーク(滋賀GPN)の定時会員総会が開かれ、滋賀県生協連は幹事団体として参加しました。滋賀GPNの会員数は6月末現在475会員(企業387、団体67、行政21)、本総会にはそのうち、187団体、215名、委任状190の参加状況で、全議案が賛成多数により承認されました。 |
滋賀GPN会員総会の様子 | 三日月知事の講演 |
8月28日、奈良市の奈良ロイヤルホテルに於いて、第31回近畿地区生協・行政合同会議が開催され、厚生労働省社会・援護局、奈良県くらし創造部をはじめ、近畿地区の府県行政、日本生協連、府県生協連から42名が参加しました。「安心してくらせる地域社会づくりをめざして 〜誰一人取り残さない社会の実現に向けて」をテーマに開催し、特別講演として、大阪大学大学院人間科学研究科の渥美 公秀教授から、「連携と協働でつくる災害に強いまちづくり」をテーマに、さまざまな主体が地域で連携し、協働でまちづくりをすべきとの提起がありました。さらに、近畿地区の行政・団体・生協から、①「コープdeエシカル消費」取組報告(滋賀県県民活動生活課)、②「協同組合間協同による社会的課題解決の実践〜虹の仲間づくりカレッジ〜」(兵庫県生協連)、③一般社団法人かわかみらいふ地域活性化の取組み(奈良県川上村 地域振興課)、④特定適格消費者団体KC'sの活動(消費者支援機構関西)をそれぞれ報告され、有意義な交流を行いました。 |
合同会議の様子
]]>第44回通常総会を開催、全5議案を可決 県生協連の重点課題の進捗状況と今後の活動について |
第39期理事会メンバーの紹介
懇親会の様子
6月29日、大津市のコラボしが21において、第44回通常総会を開催しました。
以上、1号から4号議案、すべて賛成多数で可決承認され、第5号議案の役員改選は定数内で全員当選となりました。 出席状況:代議員定数47名の内、本人出席28名、委任出席1名、書面出席17名、欠席1名。 来賓:滋賀県総合企画部県民活動生活課 目片佳子課長、日本生協連関西地連 北村洋事務局長、消費者支援機構関西(KC's) 藤井克裕理事長、JA滋賀中央会 深尾善夫専務理事、消費者ネット・しが 土井裕明理事長、滋賀県労働者福祉協議会 花房正信専務理事、近畿労働金庫滋賀地区本部 川瀬美智子本部長。 総会終了後は、同館1階に於いて懇親会を開催し、来賓の皆様、代議員、役職員で活動交流を深めました。 |
8月23日、大津市のコープぜぜ店コミュニティーホールにおいて、滋賀県総合企画部県民活動生活課と滋賀県生協連理事会との懇談会を開催しました。県からは「昨年度の消費生活相談の状況」、「消費者基本計画(第3次)の進捗状況」、「消費生活協同組合の検査」、「消費者行政推進のための消費者教育」、滋賀県基本構想「変わる滋賀、続く幸せ」について報告がありました。 |
懇談の様子
]]>特別講演 地域まるごとささえあうみんなの居場所とは〜「地域協同ケア」のススメ 2018年8月29日(水) 琵琶湖ホテル3F「瑠璃」 主催 近畿地区生協府県連協議会 当番県連 滋賀県生活協同組合連合会 関西学院大学人間福祉学部 教授 藤井 博志氏 |
「誰もが、住み慣れた場で、その人らしく、暮らせる、地域社会と、しくみを、みんなでつくる」。そんな地域福祉を実現するためには何が必要か。地域共同ケアの在り方を、日常生活圏域のイメージや地域福祉の拠点づくりの方法、地域と専門職の協働のスタイルなど、豊富な事例をもとに、具体的にお話しいただきました。 |
■はじめに |
私は社会福祉の中でも、福祉と地域づくりをドッキングした地域福祉という分野を研究しています。高島市社会福祉協議会で、まちづくりとしての見守り活動に約七年間関わってきました。途中、コープしがとの共同事業の研究が約一年半ありまして、生協と社協がどう協働して地域をつくっていけるかというディスカッションをさせていただきました。 |
地域共同ケアの概念 |
人間は人と関わりながら生きており、人と関わるために色々なサービスがある。そう考えると、「地域ケア(コミュニティケア)」というのは、専門的、具体的なサービスだけでなく、地域住民が共同して行っていくケアという概念もあるということです。 |
地域福祉とは何か |
「誰もが、住み慣れた場で、その人らしく、暮らせる、地域社会と、しくみを、みんなでつくる」これが地域福祉の目標です。 |
自助・互助・公助 |
よく「人はまず自立をしないと、お互いに助け合えない。お互いに助け合ってもだめな時に公助が出てくる」とおっしゃる方があります。しかし、私は、人は関わりの中で人になっていきますから、「互助の中で自助が育まれる」という考え方が大切だと思っています。 |
日常生活圏域 |
「自由な個人」というものを出発点にして考えを進めていくリベラリズムと、個人を社会の関係性の中で生きているものと捉えるコミュニタリズム。この二つの考え方は対立するものではありません。地域の共同性を基盤に自由が保障される。そのような地域のつながりをつくっていくということです。 |
住民と行政の日常生活圏域の齟齬 |
住民にとっての日常生活圏域とは、住民が自分たちのつながりを暮らしの中でつくっていける範域です。自治会域から小学校区域までを日常生活圏域と地域福祉では読んでいます。 |
これからのまちづくりの要点 |
放っておけば地域は衰退していきますので、地域経営手法が必要になってきます。 |
地域福祉拠点を作つくる |
このような地域福祉の象徴の結節点として、事業者や行政と協働して地域福祉の拠点をつくっていく。そのおよそのイメージは小学校区ぐらいでしょうか。 |
富山県の地域共生ケア |
富山県の地域福祉支援計画の二大柱は、「見守りネットワーク」と「地域共生ケア」です。「見守りネットワーク」は、見守りを小さな網の目のように作っていく住民の関わりです。 |
地域共同ケアの定義 |
「地域という分かち合う関係性が求められる生活の場において、家族、専門職、行政までのあらゆる関係者が参加し、要介護(高齢)者本人を主体とした地域での暮らしを協働でつくりあげる実践」が「地域共同ケア」の定義です。要するに、利用者とかお客さんにしないということです。その人が主体になれる。役割を持てる。そういうふうな拠点の在り方を「地域共同ケア」と呼びたいと思います。 |
「住民の丸投げ」と「専門職の丸抱え」 |
実は日本の介護保険の反省もあるのですけど、「住民の事業者・専門職丸投げ」がひどいですね。それと反対に、福祉専門職にあるのですけど、制度内での「利用者の丸抱え」が見られます。 |
二つの地域共同ケア |
地域共同ケアは、形態として、「住民から作り出す地域共同ケア」と、「専門職と住民が協働して作り出すケア」の二通りがあります。「住民から作り出す地域共同ケア」は、地域福祉拠点の四要素(交流・相談・活動・ケア)の強化。「専門職が住民と協働して作り出すケア」は、地域密着・小規模・多機能がテーマです。 |
住民からつくり出すケア:「沖代すずめ」 |
大分県中津市の「沖代すずめ」は、二〇〇〇年、介護保険が始まった年に開所しました。活動の拠点「すずめの家」は家賃一万八千円、光熱費他一万二千円。 |
要介護3の独り暮らしの認知症の方 |
これは週間表です。住民の見守り、専門のデイサービス、すずめの家。アウトデイサービス、配食サービス、住民参加型のサービス、二四時間の特養のコールセンター…こういう一連の見守りの基盤がうっすらでもあるとかなり暮らせます。 |
専門職と住民でつくり出すケア: ふれあい鹿塩の家 |
宝塚市の「ふれあい鹿塩の家」。民家型デイサービスです。目標は、「地域の縁側になる」「だれでも立ち寄ることのできる居場所を、介護保険サービスを使って実現する」こと。 |
ニーズありきで実践 |
事業者側で運営しない。運営委員会を設けてなるべく地域が運営する。地域に主体を渡していきながら、地域のニーズをそこに持ち込んでいきます。例えば、母親同士で子どもの預かり合いをしたいから場所を貸してほしいというニーズで、共同保育が非常に盛んです。 |
ふれあい鹿塩の家:Tさん |
今、高齢者問題もどこに住むのかという、高齢者サービス住宅であるとか介護施設のニーズがものすごく高まっています。ただ、例えば百床の特別養護老人ホームを建てようとすると、土地代含めて二十五億円ほどかかるとします、単純に計算すれば一ベッド二千五百万円かかるということです。それほど高コストです。しかも、年数がたてば古くなって取り壊さないといけない。 |
専門職による地域共同ケア:「いつでん・どこでん」 |
最後に、地域福祉計画に則った事例をご紹介します。 |
住民の声 |
・息子の家(広島)に引き取られたが、友人もできなかった。多くの人の中にいても孤独だった。一人暮らしになっても、これまでの友人やお付き合いしていた関係を続けられることが大事だった。 |
排除をしない。共に生きる |
今では、ここの地域の男性の人が、自然に、ここの施設の修理を買って出てやっています。自分の地域の財産と捉えているわけです。 |
第30回近畿地区生協・行政合同会議 「安心してくらせる地域社会づくりをめざして〜誰一人取り残さない社会の実現に向けて」 2018年8月29日(水) 琵琶湖ホテル3F「瑠璃」 《主催》 近畿地区生協府県連協議会 (当番県連・・滋賀県生活協同組合連合会) |
8月29日、近畿地区生協府県連協議会主催の「第30回近畿地区生協・行政合同会議」が滋賀県大津市の琵琶湖ホテルにて開催されました。 この会議は、地域住民の安全・安心なくらしをささえるために、生協と行政のパートナーシップを強め、近畿地区各府県の行政ご担当と府県生協連の役職員が意見交流を行いながら、健全な生協運動の発展と相互理解を一層深める機会とするために毎年開催しています。今回は、滋賀県生協連が当番県連となり、県内に於いて41名の参加により開催しました。 |
◇司会◇ 藤田 豊(滋賀県生協連専務理事) |
開会挨拶 |
■今回で30回目を迎えました。福井県も含めた7府県の生協の仲間と行政含めての交流、意見交換が最大の目的です。実りのある時間にしていきたいと思います。 ■本県では、生協様との緊密な連携で消費者問題に関する取り組みや、見守り活動を推進しております。安心して暮らせる地域社会づくりの議論を深めていただく機会となることを期待しています。 |
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近畿地区生協府県連協議会代表 木田 克也氏(兵庫県生協連会長理事) |
滋賀県 浅見 孝円氏(県民生活部長) |
ご挨拶 |
■厚生労働省からの挨拶と報告では、社会・援護局 地域福祉課 消費生活協同組合業務室 佐藤生協検査官より、「生協が行う地域福祉の先駆的な取り組み事例(第二弾)」の資料に基づき具体的な取り組み事例を紹介され、生活困窮者自立支援法の施行後の経過や一部改正にも触れられ、フードバンクやフードドライブ、子ども食堂など、生協の強みを活かした取り組みを引き続き推進していただきたいと期待を寄せられました。 | 厚生労働省社会・援護局 消費生活協同組合業務室 佐藤 敏彦氏(生協検査官) |
報告 |
■日本生協連からの報告では、渉外広報本部渉外部の松本部長より、「持続可能な社会の実現を目指した全国の生協の社会的取り組み」の資料をもとに、事業概況と生協活動を通じての社会的取り組み、SDGs行動宣言、日本協同組合連携機構(JCA)の発足などについて報告されました。 ■子ども食堂ネットワークの取り組みを中心に、奈良県における生協と社会福祉協議会との連携について報告されました。 ■地球環境保全と、地域活性化の観点からエシカル消費の普及を図る「京都エシカル消費推進ネットワーク」の取り組みを報告されました。 |
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日本生活協同組合連合会 松本 圭司氏(渉外部長) |
奈良県生活協同組合連合会 辻 由子氏(専務理事) |
京都府消費生活安全センター 田中 桜子氏(企画・啓発担当副主査) |
京都府生活協同組合連合会 高取 淳氏(専務理事) |
■環境への負荷の少ない商品やサービスを優先的に購入する、滋賀グリーン購入ネットワークの歴史と活動が紹介されました。 ■消費者被害の未然防止、拡大防止、被害回復を進める、特定適格消費者団体KC’sの歴史と一年間の活動が紹介されました。 |
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一般社団法人滋賀グリーン購入ネットワーク 辻 博子氏(事務局長) |
特定非営利活動法人 消費者支援機構関西 元山 鉄朗氏(理事・事務局長) |
懇親会 17時10分〜 |
◇開会挨拶◇ 北川 紀子氏(滋賀県生協連会長理事) |
◇乾杯◇ 土井 典氏(滋賀県県民活動生活課課長) |
次回の当番県連は奈良県生活協同組合連合会です。
]]>滋賀県生協連・常務理事 白川 尚正さん (滋賀県勤労者共済生活協同組合専務理事) |
山形県出身です。1983年に共済生協(全労済)に就職し、東京、宮城、東京、名古屋、そして2017年から単身赴任(15年継続)で滋賀県へ参りました。関西は初めてです。 2011年3月11日の東日本大震災時は仙台勤務でした。1年間、作業服で休みなしの現場調査。津波で家を流され涙で訴える被災者との毎日は、「本当に組合員さんのことを考えるなら、きちんと保障をしないと逆に気の毒」ということを肝に銘じた、貴重な経験でした。 最近の自然災害状況を見ても、共済はもはや「万が一の保障」ではなくなっています。共済生協は職域から発足しましたが、地域にも視野を広げ、災害が起こる前の備え、災害が起こった時の行動など、防災の啓発キャンペーンに取り組むことが大切だと考えています。 また、会員生協が輪を結んでテーマを決めて一緒に取り組むことが滋賀県生協連でも必要であると思います。今回コープしがさんとコラボして「CO・OP火災共済見積もりキャンペーン」をおこないましたが、地域生協の日常的で幅広い接点と、共済生協のまさかの時の深い接点、それぞれの特徴を活かし、組合員さんの安心と安全をフォローしあう活動ができて良かったなあと思いました。 |
生活協同組合コープしが常任理事 岡田 啓子さん |
大津市職員として33年間、ゴミ問題、人権問題、男女共同参画社会づくりや、消費者行政にも携わり、2003年からは4年間、市会議員も務めました。 生協とのかかわりは、1980年代、90年代は利用するだけの組合員でした。2011年にコープしがの理事に、2017年からは滋賀県生協連の理事となりました。この新しい生協との出会いは、私の視野を広げてくれました。生協は組合員を主体者として尊重してくれる組織です。私にも、これまでのキャリアを活かせる、関西広域連合や、県消費生活審議会への参加の機会を与えてくれました。 女性が活躍できる社会づくり、消費を通じた公平公正な社会づくり、地球環境を守る持続可能な社会づくりも、県生協連の大切な使命だと思います。また、ピースアクションに参加された大学生協の学生委員(女子大生)の報告では、時空を超えて運動が持続し、連携が広がる希望を感じました。 「個人的なことは政治的なこと(The personal is political)」個人的に思っている事も、政治と無関係ではない。学習し、知識を身に付け、仲間を増やして行けば社会を変えることができる。生協にはその可能性があると思います。 |
第30回近畿地区生協・行政合同会議が開催されました。
8月29日、近畿地区生協府県連協議会主催の「第30回近畿地区生協・行政合同会議」が滋賀県大津市の琵琶湖ホテルにて開催されました。(当番県連:滋賀県生協連)
当日は、厚生労働省社会・援護局の消費生活協同組合業務室より佐藤敏彦生協検査官が出席され、また、滋賀県県民生活部の浅見孝円部長をはじめ近畿地区の行政から多数のご参加をいただき、日本生協連、府県生協連からの参加をあわせ41名の参加となりました。今回は「安心してくらせる地域社会づくりをめざして ~誰一人取り残さない社会の実現に向けて」をテーマに開催しました。
会議は、滋賀県生協連の藤田 豊専務理事の司会ですすめられ、近畿地区府県連協議会代表で兵庫県生協連の木田克也会長理事及び、開催地行政から滋賀県県民生活部の浅見孝円部長より開催挨拶がされました。
また、厚生労働省の佐藤敏彦生協検査官からの挨拶と報告では、生協が行う地域福祉の先駆的な取り組み事例として、地域での見守りやささえあいの活動、行政との包括連携協定の締結状況などを示され、平成29年度の消費生活協同組合の実態調査結果とあわせて、生協活動への期待を述べられました。続けて日本生協連渉外広報本部の松本圭司渉外部長より、持続可能な社会の実現を目指した全国の生協の社会的取り組みについて報告がありました。
特別講演として、関西学院大学人間福祉学部の藤井博志教授から、「地域まるごとささえあうみんなの居場所とは~『地域共同ケア』のススメ」をテーマに、住民がくらしを支える機能として考え、行政や事業者と協働して地域福祉の拠点を作り上げるための要点と、具体的な事例についてお話いただきました。ここでも“ケア”の開発とまちづくりを同時にすすめる“地域共同ケア”の実践において、生協の果たす役割への期待を述べられました。
特別講演の後、近畿地区の行政・団体・生協から活動事例の報告に移り、①「奈良県における生協と社会福祉協議会との連携~子ども食堂ネットワークの取り組みを中心に」(奈良県生協連 辻 由子専務理事)、②「京都府エシカル消費推進ネットワークの取り組みについて」(京都府生協連 高取 淳専務理事、京都府消費生活安全センター 田中桜子副主査)、③「滋賀グリーン購入ネットワークの活動紹介~ひろげよう!「買う」から始めるSDGs」(滋賀グリーン購入ネットワーク 辻 博子事務局長)、④「消費者支援機構関西の被害回復の取り組みについて~消費者団体としての一年間の取り組み」(消費者支援機構関西 元山鉄朗理事・事務局長)がそれぞれ報告されました。
会議閉会後は懇親会を行い、滋賀県生協連の北川紀子会長の開催挨拶と、滋賀県県民生活部の土井 典県民活動生活課長の挨拶と乾杯で始まり、活動交流と親睦を深めました。
]]>近畿労働金庫と「緊急災害等に係る相互連携協定」を締結しました。
地震や台風など大規模自然災害発生時の復旧・復興における協同組合間協同・連携の一環として、相互連携をはかる協定締結の働きかけが近畿労働金庫さんからありました。災害発生時には組合員・市民の暮らしを守り、相互の事業活動を継続していくための一助となる協定として締結していくこととし、その調印式を7月27日にコープぜぜ店の2階会議室に於いて開催しました。
協定は災害発生時の的確な情報交換、組合員の支援組織の実践と交流、事業継続のための資金需要に対する援助などが盛り込まれています。協同組合間で相互扶助を強める連携協定を結ぶことは、くらしの安全・安心を確保していく上で大きな前進であると期待しています。この協定締結を機に、よりいっそうの連携と協同の関係を築いていくことを確認しました。
2018年6月30日(土)、大津市・コラボしが21に於いて、第43回通常総会を開催しました。
第1号議案 2017年度活動報告及び決算、剰余金処分案承認の件
第2号議案 2018年度活動計画及び予算承認の件
第3号議案 役員報酬決定の件
第4号議案 役員改選の件
以上、すべて賛成多数で可決されました。
【出席状況】代議員定数47名の内、本人出席30名、書面出席16名、委任状0名、欠席1名。
なお、役員改選が行われましたので、下記のとおりご報告させていただきます。
2018年度(第38期)役員名簿
役 職 名 |
氏 名 |
出 身 生 協 |
会 長 ○ 副 会 長 専務理事 ○ 常務理事 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 * 理 事 理 事 理 事 * 理 事 理 事 理 事 理 事 |
北 川 紀 子 西 山 実 藤 田 豊 大 友 浩 一 白 川 尚 正 小 澤 郁 乃 岡 田 啓 子 森 井 徹 堀 川 亨 森 山 将 柳 澤 克 哉 足 立 知 子 石 田 道 明 若 松 広 之 山 下 崇 輝 瀬 霜 廣 栄 |
全県区 生活協同組合コープしが・理事長 滋賀県生協連・事務局長 滋賀大学大津地区生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・副理事長 生活協同組合コープしが・常任理事 生活協同組合コープしが・組織部執行役員 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 滋賀大学彦根地区生活協同組合・専務理事 しが健康医療生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・部長 滋賀医科大学生活協同組合・専務理事 生活クラブ生活協同組合・専務理事 |
監 事 監 事 |
海老澤 文 代 金 岡 英 明 |
生活協同組合コープしが・監事 しが健康医療生活協同組合・理事 |
○印は代表理事、*印は新任理事。
]]>2018年6月2日(土)コープしが本部会議室に於いて、平和活動2018スタート集会を開催し、会員生協の役職員・組合員ら31名が参加しました。平和活動について様々な角度から知り、考え、自ら行動できるきっかけづくりの場とし、県内の平和活動を多くの方に広げられるよう、また、「ヒバクシャ国際署名」の賛同を呼びかけ、運動を広めていくことを目的としました。
【第1部】 平和活動報告「5団体の平和活動報告」
①戦争の記憶をつなぐ会より、戦争体験の聞き取りをしたお話しを題材にシナリオを作成し人形劇として発表。次世代につなげる活動として、子どもたちにもわかりやすく、疎開したときの事、食糧難、空襲にあった時の怖かった話などを実演されました。
②コープしがの村上さんより、「2017ピースアクションinヒロシマ」の参加報告。被爆者の慰霊とともに被爆の実相を学び次世代へと継承していくため開催されており、日本生協連が主催する「虹のひろば」や、慰霊式典、碑めぐりなどに参加。「百聞は一見に如かず」原爆の被爆実態を自分の眼で見て感じてもらいたい。そして、「二度と戦争はしてはいけないことだと伝えていきたい」と参加者からの感想を述べられました。
③滋賀県立大学の藤縄さん・肥後さんから、PeaceNow!OkinawaとPeaceNow!舞鶴の参加報告。沖縄や舞鶴の戦争の歴史を知り、私たちの世代は戦争体験者から直接話を聞ける「最後の世代」であり、伝えていく使命がある。「戦争」に終わりがなく、誰かの心の中にあり続けるということ。と学びの報告がありました。
④ヒバクシャ国際署名県民の会の西野さんより、「滋賀県民の会」結成の経緯と取り組みについて報告され、ヒロシマ・ナガサキの被爆者のみなさんと世界中の人々の願いである核兵器廃絶に向け、「ヒバクシャ国際署名」の運動を広げていくことを訴えられました。
⑤最後に北川県連会長より、6月の国民平和大行進・三井寺原爆犠牲者慰霊者法要・戦争体験聞き取りの活動、その文集の発行などの取り組み報告がありました。
【第2部】フリップディスカッション「みんなで平和のことを語り合おう」
グループに分かれて、「第1部の報告を受け感じたこと・深まったこと」そして、「子どもたちが平和で暮らすために私たちができること」についてフリップディスカッションをしました。
【第3部】戦時食の体験と”戦争ほうき”づくり
戦時中、食料が不足していた頃のメニューを再現しました。今回は、すいとん、さといものおはぎ、じゃがいものすり焼きの3品を試食。当時はお砂糖なども配給だったこともあり、味付けは一切しませんでした。
最後は「戦争」「核」を放棄するという意味を込め、”戦争ほうき”の小物アクセサリーを参加者全員で作りました。
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2018年3月17日(土)フェリエ南草津に於いて、人形劇と水野スウさんのおはなし会を開催し42名が参加しました。
2015年に立ち上げた「戦争の記憶をつなぐ会」の活動において、この3年間で67名の戦争体験者の方より体験談の聞き取りをすすめ、冊子としてまとめました。この活動を広め、次世代につなげる活動として「とばそう!なないろのタネ実行委員会」を立ち上げ、実際に聞いた戦争体験を1年間かけて人形とシナリオを作り上げ、今回が初めての実演。
内容は、疎開したときの事、食糧難、空襲にあった時の怖かった事など。最後に、「戦争の記憶が遠ざかるとき、戦争がまた私たちに近づく・・」戦争絶対反対!と締めくくられました。
水野スウさんのおはなし会
スウさんは、31年前からご自宅で週に一度、どなたでも訪れることが出来る「紅茶の時間」という場を開かれていて、子育てから普段のくらしや憲法のお話しなど、「ほめ言葉のシャワー」をしながらコミュニケーションをとられています。子育て時代から今の時代も共通して感じるのは、人は安心できる誰かに胸のうちを「話す」ことで、自分を解き「放す」、どんな人もおそらく、自分のきもちを言い表す言葉を、懸命に探していると思う。
憲法は決して難しいものではなく、私たちのくらしに身近なものである。として憲法をわかりやすく解説しながら一人ひとりが大切にされる社会のことをお話しされました。
◇12条(自由・権利の保持の責任とその濫用の禁止)、誰かさんじゃない。この私がしなくちゃならないこと、私たちの自由と権利、ひと任せにできない。おかしいことにおかしいと声をあげること。不断の努力を普段から。それが「12条する」こと。その自由と権利は、全体のしあわせのために使うこと。
◇13条(個人の尊重、幸福、追求権、公共の福祉)、私は、ほかの誰ともとりかえがきかない。私は幸せを追い求めていい。私は私を大切と思っていい。あなたもあなたを大切と思っていい。その大切さは行ったり来たりでないと平和は成り立たない。
13条+12条=25条(生存権、国の社会的使命)
◇97条(基本的人権の本質)、日本の私たちに人としての基本的な権利を保障するもの。それは、自由を求める世界中の人たちが長い長い時間をかけ、苦しい試練にたえぬいて、ようやっと手に入れることが出来た実り。それはどんな時でも侵すことのできない永久の権利として、今のいのちの未来へ、信頼にもとづいて手渡されます。
◇99条(憲法尊重、擁護の義務)、この憲法を守る義務は、天皇・国務大臣・国会議員・裁判官・公務員といった人にある。
スウさんと娘さんとの共著である「ほめ言葉のシャワー」では、あなたがあなたであるという、その存在は決してほかの誰ともとりかえることができない。生きることは、時につらく、苦しく、涙すること。それでもあなたはそれをくぐり抜けて、今ここに生きている。息をしている。それがもう十分にすごいこと。とつづられています。
参加者からは、「全く知らなかった憲法13条・12条の話が聞けてとても良かった。各個人は個人として尊重される」「個人一人ひとりを大切にしたいと改めて思いました。ひとりの日本国民として考え行動していきたい」「be(自分らしさであること)を見失わずに、do(自分で行動できることをする)を大切にしていきたいです」などの意見・感想が寄せられ、日本国憲法前文に掲げる「恒久の平和を念願」することを共有しました。
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2018年2月9日(金)大津市の会議室に於いて、日本生協連組織推進本部二村本部長を講師に「地域社会づくりへの参加に関する学習会」を開催し、会員生協及び滋賀県生協連の役職員24名が参加しました。
生協が「地域の様々な団体と連携しながら課題解決をはかり、安心してくらせる地域社会づくりに貢献する」ことがさらに重要となることから、日本生協連が全国の生協の事例から学んだこと、確信をもったことを学習しました。
講師の日本生協連組織推進本部・二村睦子本部長より、生協・協同組合と地域づくり、今日・これからの地域社会、生協での取り組みの到達点と今後に向けて講演され、①ほとんどの生協で地域社会への貢献や地域社会づくりは方針化され体制づくりをしている。しかし、担い手づくりは模索中の生協が多いこと、②課題としては、社協やNPOとの連携・接点づくりや活動の“見える化”、組合員活動と地域活動の整理などが必要で、地域のニーズに事業で応え、事業インフラを地域で役立てていくこと、公益的活動への協力体制を築くこと、③地域ネットワーク、行政との協働により連携を創り出せるようコーディネートしていくこと、④まずは、地域を知り、動いてみて学び、つながり、役割と機能を備えつつ人を育てていくこと。取り組みを中途半端に見切らず、長い目で見て課題を克服していくことを解説し提起されました。
その後、グループに分かれ学習会での気付きや大切にしたいことをフリップディスカッションにより交流しました。参加者からは、「他の生協の様々な活動事例や、地域とつながる仕組みを知ることができました」、「まずやってみること、そこから“つながり”、“気づき”が得られる」、「組合員活動を地域のための活動と位置づけ発展させていきたい」などの感想から、地域づくりの活動を見いだすためのきっかけづくりとなる有意義な学習会となりました。
]]>2017年12月10日(日)草津市に於いて、「ヒバクシャ国際署名を広げる滋賀県民の会」結成集会が開催され、約80名が参加されました。
準備会代表の北川紀子滋賀県生協連会長のあいさつの後、8歳の時に長崎の爆心地から3.5キロで被爆された県内在住の方より当時の悲惨な状況を語られ、「あんなに恐ろしいことはなかった。もう、どこの国も被爆国になって欲しいないし、誰も被爆者になって欲しくない」と述べられました。
呼びかけ人には、元滋賀県知事の2名や県医師会会長、滋賀大学元学長などが名を連ねられ、「核兵器は究極の悪魔の道具であり、我が国は堂々と否定すべきだ。率先してよその国を説いて回る国であって欲しい。」「人類がとんでもない物を造った。人類の力で止めないといけない。核兵器廃絶のために力を合わせて幅広い運動をすすめましょう」と訴えられました。
その後、日本被団協事務局長の木戸季市氏が、「核兵器の終わりの始まり」の題目で講演され、「ここからが始まりだ」と語られました。
核兵器のない平和な世界をつくるため、県内30万筆の署名の目標を確認し合いました。
]]>2017年5月総代会で滋賀県立大学生協の専務理事に就任。 森山 将さん( (滋賀県立大学生活協同組合専務理事) |
学生時代は学生委員もしていました。30歳の時同志社生協に入協して、11年間購買部門一筋、2012年、今出川校地の生協コンビニの立ち上げにも携わり、2016年購買部門の統括責任者を務めた後、滋賀県立大生協へ赴任しました。 県立大の学生は元気で活発な印象です。お茶を栽培して煎茶にする、地元の酒蔵との産学共同で純米大吟醸「湖風」を製造する、地元との連携で米やサツマイモを栽培する…「人間」をキーワードに幅広い感性で自主的に学ぶ学風が、日常の興味関心事を活動に具現化しているように思います。 経営面では、2010年度に累積欠損を解消して経営基盤が確立し、現在は組合員の利用増加が顕著です。これからは、設備投資と組合員還元の段階と位置付けています。購買・ショップの店内改装で、学生の学びと食を応援する店舗、教職員の研究や教育に貢献できる店舗を目指したいと思います。 6月、滋賀県生協連の総会に出席しました。多様な生協の集まりで、食の安全と会員生協や組合員とのつながりをどう創造するかに力点が置かれているという印象を持ちました。8月に、全国大学生協連が主催する「Peace Now!沖縄2017」に三人の学生が参加しましたが、平和に関する取り組みでも市民生協と協力できればと思っています。 |
2017年度役員研修会を開催しました。
2017年8月25日(金)ピアザ淡海に於いて、日本生協連総合運営本部・法規会計支援部 下川慶子弁護士を講師に役員研修会を開催し、滋賀県生協連・会員生協の役職員19名が参加しました。
会員生協、滋賀県生協連における理事・監事の改選等にともない、生協法の趣旨に沿った役員の役割を学び、生協関連法令の構造、機関運営の仕組み、理事の職務と責任について理解・習得するための新任役員向けの研修としました。
下川弁護士からは「生協における役員の職務・責任」と題し、①ICA声明と生協法、②生協の活動・運営に関する法的なルール、③生協の機関、④非常勤役員の役割と責任等の観点から役員の責任が問われた事例を交えて詳しく解説いただきました。
参加者からは、責任感をとても感じた。判断が難しいことは、しっかりと納得できるまで確認する姿勢が大切。監事の立場として、不審な点を確認する姿勢を忘れにいたい。非常勤理事は組合員の代表として期待されている。善管注意業務・忠実業務をしっかりと頭に入れておきたい。リスク管理体制・ガバナンスライン・コンプライアンス体制の重要性がよくわかったなど役員としての感想を多々寄せていただきました。
]]>8月6日(日)、午前8時から大津市三井寺に於いて原爆慰霊法要が営まれ、滋賀県生協連・会員生協の役職員も法要に参加させていただきました。
広島の平和記念式典に合わせ、8時15分より1分間の黙祷。
滋賀県生協連では、会員生協の役職員に平和の願いを短冊に書いていただき、135枚の短冊を三井寺にお届けしました。
短冊には、「すべての人々が何かに苦しむことなく豊かな生活を送れますように」「核兵器廃絶に向けて全世界の人々が取り組みましょう」「語り手の『願い』が受け継がれますように」「他人の気持ちを考えよう」「戦争の悲惨さが忘れられませんように」「核兵器が使われませんように」「世界から戦争がなくなりますように」「戦い、争いのない世界の創造」など、平和への願いがたくさん寄せられました。
みなさまから寄せられた短冊は一つ一つ風船につけられ、約1500個の風船は最後に平和の願いとともに青空へと一斉に放たれました。
生活協同組合コープしが副理事長 小澤 郁乃さん |
子どもが生まれ、会社を辞め地域で暮らすようになり、近所づきあいから生協と出会ったのが20年前、コープしがの理事となったのは11年前です。 生協は多様性を許容する組織ですが、それだけに昨今、世代間格差に戸惑うことも多くなったように思います。 食卓に並ぶ品々は、手作りや食育、安全・安心にこだわりたいと思っていても、時間に追われ惣菜や簡便食に流されてしまう社会の風潮。地域でも、子どもの貧困や発達障がいの問題がクローズアップされる中、お互いのつながりが希薄なためか、自分の問題としてとらえきれない不寛容な時代感覚。私たち生協はどんな受け皿となりうるのでしょうか。 協同組合は、利害が異なるお互いの自助を尊重することで、共通の利害を見つける場です。協同組合だからという「忠誠心の無理強い」ではなく、目的や必要性を感じて協同に辿りつく、そのプロセスを大切にしたいと思うのです。 滋賀県生協連に関わることで、学生の方々ともつながりあって協同を創り、活動の中から少しずつ生協を学んできている次世代の芽を育むことにも力を注いでいきたいと思っています。 |
滋賀県県民活動生活課からは4名、生協連からは12名が参加し、双方の取り組みについて報告と意見交換を行いました。
滋賀県県民活動生活課からは、昨年度の消費生活相談の状況・滋賀県消費者基本計画(第3次)の昨年度の実施状況・生協指導検査の指摘事項・消費者被害防止のための啓発連携についてそれぞれ報告があり、生協連からは、「戦争の記憶をつなぐ会」の取り組み、地方消費者行政を強めるための支援活動のひとつの役割として「高齢者に向けた消費者被害防止のための啓発に関する協定書」を結んだことや、大学生協の食堂などに消費者被害の未然防止に向けてのPOPを設置し啓発活動を行ったことなどを報告しました。
また、会員生協の取り組みとして、しが健康医療生協の「夏休み子ども食堂&寺子屋」、滋賀医科大学で開催の「リレー・フォー・ライフ・ジャパン」、コープしがからは子育て支援事業“おむつ宅配”や、消費者ネット・しがの取り組みもあわせて紹介しました。
意見交換では、県行政より、「会員生協間の連携、協同で組織の強みを生かした幅広い事業の展開に期待する」、「見守り、居場所づくり、消費者教育の推進での学生との連携など、消費者基本計画の実効性を確保していく上で連携できる課題は多い」など、生協の活動に期待を寄せる意見をいただきました。
最後に生協連菊井副会長より、「県行政・生協連双方の施策・活動について、理解が深められたと思う。引き続き連携を強めながら、“みんなでつくる滋賀の消費者安全・安心社会”を築いていけるよう、この場限りではなくこれからも議論を深めていきたい」と結び閉会しました。
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第1号議案 2016年度活動報告及び決算、剰余金処分案承認の件
第2号議案 2017年度活動計画及び予算承認の件
第3号議案 役員報酬決定の件
第4号議案 役員改選の件
以上、すべて賛成多数で可決されました。
【出席状況】代議員定数47名の内、本人出席29名、委任出席2名、書面出席15名、欠席1名。
役員改選が行われましたので、下記のとおりご案内させていただきます。
<2017年度役員>
役 職 名 |
氏 名 |
出 身 生 協 |
会 長 副 会 長 専務理事 常務理事 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 |
北 川 紀 子 菊 井 吉之蒸 西 山 実 藤 田 豊 大 友 浩 一 小 澤 郁 乃 岡 田 啓 子 森 井 徹 森 山 将 柳 澤 克 哉 楠 神 一 郎 石 田 道 明 白 川 尚 正 若 松 広 之 山 下 崇 輝 瀬 霜 廣 栄 |
全県区 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・理事長 滋賀県生協連・事務局長 滋賀大学大津地区生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・副理事長 生活協同組合コープしが・常任理事 生活協同組合コープしが・組織部執行役員 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 滋賀大学彦根地区生活協同組合・専務理事 しが健康医療生活協同組合・常務理事 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・部長 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 滋賀医科大学生活協同組合・専務理事 生活クラブ生活協同組合・専務理事 しがまる生活協同組合・専務理事 |
監 事 監 事 |
海老澤 文 代 金 岡 英 明 |
生活協同組合コープしが・監事 しが健康医療生活協同組合・理事 |
「戦争の記憶をつなぐ会」スタート集会を開催しました。
2017年6月4日(日)、コープしが本部会議室に於いて「戦争の記憶をつなぐ会」スタート集会を開催し、会員生協役職員・組合員・県民19名が参加しました。当会は、戦争の記憶を次世代に継承し、同じ過ちを繰り返さないよう、平和を守る取り組みの一環として立ち上げ、3年目を迎えました。今年度の活動、第1弾のイベントとして滋賀県平和祈念館のご協力を得て開催しました。
第1部 基調講演 「滋賀県の戦争体験と、語り継ぎの大切さ」
講師:滋賀県平和祈念館・木村主査
【主な内容】
① 滋賀県平和祈念館の事業の紹介のあと、石垣りんさんの詩「戦争の記憶が遠ざかるとき、戦争がまた 私たちに近づく。そうでなければ良い」の紹介。続いて、72年前頃の当時の滋賀県の様子を解説いただいた。
② 昭和19年、集団学童疎開として大阪から12,000人をこえる子どもたちが滋賀県に来た。国民学校は、子どもが体をきたえる場・国に対する奉仕の心を育てる場であった。子どもであっても戦争に協力しなければならないという教育を受けていた。
③ 滋賀県の軍需工場(パラシュート用布地や船舶用エンジンなどの製作)や、県内に空襲があった場所や爆弾の種類についての解説。被弾した守山の六体地蔵が今もそのまま残っている。
④ 滋賀県からは、延べ9万人以上の人が出征された。兵隊に行けない者はクズみたいに言われた。徴兵検査に受かったとき日本晴れのような気持ちだった。でも、ご家族は複雑な心境だった。滋賀県民の戦死者は3万人以上であった。
⑤ 最後に、「戦争の時代に生きた人々のことを忘れない。平和への思いを深めましょう」と結ばれました。
第2部 滋賀県平和祈念館ボランティアグループによる寸劇:「俺は生きてかえる」
滋賀県平和祈念館ボランティア”人形劇・紙芝居・寸劇ボランティアグループ”による寸劇で、戦争体験を迫真の演技で演じられました。
召集令状を受け取り、家族の悲しみ、軍隊生活の辛さ、シベリア抑留の耐え難い飢え、寒さに襲われながらも、家族の待つ家(国)に帰るまでの物語。
最後にボランティアグループの方と参加者で活動交流を行いました。
参加者からは、平和の大切さを再確認した。日常の平和を次世代に残せるようにしなくてはならないと思った。普段映像では見られない、裏の人間模様・家族の悲しみを感じた。などの感想が寄せられました。
]]>2017年3月17日(金)、育種技術(品種改良)のひとつとして研究・普及がすすめられている遺伝子組換えについて、農林水産省 農林水産技術会議事務局の坂本課長補佐、近畿農政局 生産技術環境課 服部農政調整官に出講いただき、滋賀県生協連の役職員学習会を開催しました。
①遺伝子組み換え技術
②育種と遺伝子組み換え技術
③遺伝子組み換え農作物等の研究開発状況
④遺伝子組み換え作物等の安全性確保の仕組み
⑤ゲノム編集技術の紹介
①~⑤について解説・資料提示いただきました。
なかでも遺伝子操作をピンポイントで行え、再生医療や難病治療などに応用が期待されている “ゲノム編集技術”は、低アレルゲン米や養殖適正に優れたマグロ品種の開発など、画期的な新品種の開発がすすめられています。一方、消費者の安全性に対する不安も多く、農林水産省では、研究開発段階から様々な利害関係者とのコミュニケーションをすすめ、期待や不安、懸念の声を研究開発や実用化のプロセスに生かしていくとされました。
]]>政府の規制改革推進会議に向けて「協同宣言」を発信しました。
3月24日、滋賀県生協連とJA滋賀中央会、滋賀県漁連、滋賀県森連は、滋賀県農業教育情報センターにおいて協同組合組織連携会議を開催しました。この会議において、政府の規制改革推進会議から出された意見に対し、協同組合の自主性・主体性を制限するものであるとして、協同組合の発展・成長を促すような政策を求めるとともに、県内の協同組合が組合員の期待に応えられる活動と事業を、よりいっそう強めていくことを確認しあいました。
「協同宣言」はこちら 協同組合連携会議_協同宣言.pdf
]]>「標的の村」上映会・沖縄基地問題学習講演会を開催しました。
コープおきなわ・東江 建氏「沖縄の現状を伝える~沖縄戦と米軍基地~」
2017年1月28日(土)、近江八幡市文化会館において、「標的の村」上映会及び沖縄基地問題学習会を開催し、会員生協役職員・組合員・県民72名が参加しました。戦後の日本の平和と、2017年には返還から45年を迎える沖縄の平和について、考えあう機会として企画しました。
映画「標的の村」の上映では、沖縄県東村高江における米軍ヘリパット(離着陸帯)建設に反対する住民の活動、それを萎縮させようとする「スラップ裁判」の実情などについて知ることができました。
そのあと、「沖縄の現状を伝える~沖縄戦と米軍基地~」をテーマに、コープおきなわ総合推進室平和担当の東江氏に登壇いただき、太平洋戦争の末期の”沖縄戦”から米軍統治下を背景とした沖縄の情勢、本土復帰から現在に至る日米安全保障条約とその地位協定の問題、基地建設反対、オスプレイ配備などの実情と基地負担の問題などを解説いただきました。沖縄の面積は日本の0.6%、しかし米軍基地の占有面積の70%が集中し、周辺の海、空も米軍優先。1996年の「SACO最終報告」による沖縄の基地負担軽減への計画・措置も基地移転による新たな問題や、繰り返される事件、事故に対する県民感情を浮き彫りにされました。東江氏は最後に「無関心はいちばん厄介なこと」、「一人でも多くの皆さんが沖縄を注視して、沖縄にとどまらず「オール日本」として声をあげていただきたい」と述べられました。
参加者からは、「沖縄の人々の怒りが全国に伝わらないのが残念。沖縄だけの問題ではなく、日本全体の問題です」「沖縄の声、平和について、人間の尊厳について深く考えるようになりました」「国が守るべき物は何なのか。誰を守るべきなのか。現実を多くの人が知り自分たちの国のあり方をもっと真剣に考えなければならない」「くらしを守るみんなが協同して豊かなくらしを願うのは協同組合の原点である。それが求められない理不尽さ、日本国が住民の生存権さえ無視する姿勢に怒りを感じた」など多くの感想を寄せていただきました。
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2017年1月19日(木)、琵琶湖ホテルにおいて新年賀詞交歓会を開催しました。滋賀県知事をはじめ、国会議員、県議会議員、自治体首長、関係団体の役職員より64名の方々にご臨席いただき、賑やかに親睦・交流を深めました。ご臨席の皆さまからは、協同組合への期待、生協活動の充実と強化に向けての課題と展望など、多くの激励をいただき、会員生協からは年頭の抱負を力強く述べました。
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6月に県連理事に就任した 北川 紀子さん( (生活協同組合コープしが副理事長) |
1994年に新居に引っ越した時、コープしがの組合員になりました。ご近所は同じ世代の核家族の新婚さん、小さな子どもを抱えて買い物も不便だったのがきっかけです。 コープしがでは6年間委員会活動に携わった後、2007年に理事、2011年に副理事長を拝命いたしました。 子どもの頃から、親に食の安全や大切さについて聞かされて育ったため、わが子にもなるべく手づくりのものを食べさせてきました。食には人一倍の関心があります。 食卓は食事をする場だけでなく、くらしそのもの。家族がふれあい、感謝の気持ちや思いやりを育み、生きる力を育てる場。食卓を通して親から子へ伝えられることはたくさんあると思います。それが今失われつつあるのではないかという危機感を強めています。 滋賀県生協連は、確かにそれぞれ違う事業体の集合体です。でも、県連で提案されたことを持ち帰るだけでなく、同じ協同組合としてそれぞれの事業やくらしや組合員の情報を持ち寄り共有化できれば、より豊かで有機的な連合体となるのではないでしょうか。 |
滋賀大学彦根地区生活協同組合専務理事 柳澤 克哉さん |
滋賀大彦根地区生協は、組合員約2000人の国立大学の生協で、落ち着いたキャンパスの雰囲気と、慎みのある学生が印象的です。 また、伝統的に地域との結びつきの強い生協で、7月には10年続く七夕まつりを開催しました。地元の住民にも呼びかけ、商店街の模擬店、幼稚園児の飾りつけ、学生のクラブ活動の出し物、くじ引き大会などで、数百人の住民、教師、学生が集いました。このような伝統を受け継ぐ学生委員会の自主的な活動は、生協のチカラであり、宝物だと思っています。 経営的には安定している本生協の今後のテーマは「発展と整理」です。発展とは、生活全般に貢献するきめ細かいサービスと、商品の提供です。整理とは、無駄を省くことです。 生協連の総会では、七夕まつりへの資金カンパをいただきました。また、70年前の地元の戦争体験を聞く活動は、学生にとって平和を身近に感じられる良い機会です。年齢や生活体験、立場を越えて取り組める、県連の土壌に触れる機会をもっと増やしたいと思います。 |
役 職 名 |
氏 名 |
出 身 生 協 |
会 長 副 会 長 専務理事 常務理事 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 |
大 塚 光 子 森 田 武 史 西 山 実 菊 井 吉之蒸 藤 田 豊 北 川 紀 子 岡 野 早 苗 寺 田 真 谷 口 一 宏 柳 澤 克 哉 楠 神 一 郎 石 田 道 明 大 友 浩 一 若 松 広 之 山 下 崇 輝 瀬 霜 廣 栄 |
全県区 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・理事長 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 滋賀県生活協同組合連合会・事務局長 生活協同組合コープしが・副理事長 生活協同組合コープしが・常任理事 生活協同組合コープしが・組織部執行役員 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 滋賀大学彦根地区生活協同組合・専務理事 しが健康医療生活協同組合・理事 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・部長 滋賀大学大津地区生活協同組合・専務理事 滋賀医科大学生活協同組合・専務理事 生活クラブ生活協同組合・専務理事 しがまる生活協同組合・専務理事 |
監 事 監 事 |
海老澤 文 代 金 岡 英 明 |
生活協同組合コープしが・監事 しが健康医療生活協同組合・理事 |
6月に県連理事に就任した 若松 広之さん (滋賀医科大学生活協同組合 専務理事) |
1993年に立命館生協に入協。京大生協を経て、5月に滋賀医大生協に着任しました。 滋賀医科大学は、総合大学とは違い学生数も10分の1以下、授業に出るのが当たり前の真面目な学生が多い印象です。そんな忙しい学生のために「組合員の参加と交流で元気な学生と元気な生協を作ろう」をテーマに生協運営に心掛けています。 2014年の耐震工事を契機に、購買部を一階に移しました。「学生の皆さんが集う場所」も確保し、交流を広げる学生ラウンジとして活用してもらえるようにしました。また、食堂とワンフロアーになったことで利便性が高まり、効率的な運営が可能となりました。 これにより、2011年度からの3年連続単年度赤字も、2014年度は大きく減らすことができ、今後は累積赤字の解消を目指していきたいと思っています。また、2016年度新入生からは組合員証のIC化(プリペイドカードの運用)も決定しました。 滋賀県生協連は、平和や環境問題などで活発な活動をされています。学生も地域住民の一員。他府県から来て一人暮らしをしている学生を消費者被害や交通事故から守るため、消費者教育やハザードマップつくりなどでの連携も可能ではないかと期待しております。 |
滋賀県生協連のソーシャルミッション 監事 金岡 英明さん (しが健康医療生協理事) |
しが健康医療生協の理事となって6年。滋賀県生協連の監事となって2年です。 健康医療生協では、班や支部、サークル活動で、組合員と生協の橋渡しをしています。 サークルは「楽しく、若々しく、健康に暮らそう」をモットーに、歌声喫茶、社交ダンス、健康体操など12のサークルに、約240人の組合員に参加してもらっています。毎回血圧測定や検尿、血糖値などの健康チェックから始まります。毎月9日には「おしゃべり喫茶(9条喫茶)」を開催し、戦争体験を話してもらう取り組みにも力を入れています。 今、地域には80歳以上の高齢者夫婦、単身者が多くなっています。家に閉じこもりがちで、一週間誰とも話していないというお年寄りもいます。買い物難民、孤独死という言葉も耳にするようになりました。にもかかわらず、医療介護切り捨てが始まっています。要介護の人は要支援に切り下げられ、介護事業も難しくなってきています。 「置き去りにしない地域づくり」をするために、また学生の「しっかり食べる食習慣づくり」、教育や宣伝等でも、滋賀県生協連のもとで、協同組合が協力し合えるソーシャルミッションは、たくさんあるのではないかと思っています。 |
役 職 名 | 氏 名 | 出 身 生 協 |
会 長 副 会 長 専務理事 常務理事 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 |
大 塚 光 子 千 葉 正 司 西 山 実 森 田 武 史 菊 井 吉 之 蒸 小 澤 郁 乃 岡 野 早 苗 谷 口 一 宏 風 折 昌 樹 楠 神 一 郎 石 田 道 明 大 友 浩 一 若 松 広 之 山 下 崇 輝 瀬 霜 廣 栄 寺 田 真 |
全県区 全県区 生活協同組合コープしが・理事長 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・副理事長 生活協同組合コープしが・常任理事 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 滋賀大学彦根地区生活協同組合・専務理事 しが健康医療生活協同組合・常務理事 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・常勤理事 滋賀大学大津地区生活協同組合・専務理事 滋賀医科大学生活協同組合・専務理事 生活クラブ生活協同組合・専務理事 しがまる生活協同組合・専務理事 全県区(コープしが執行役員・組織部統括マネージャー) |
監 事 監 事 監 事 |
海 老 澤 文 代 金 岡 英 明 長 坂 幸 一 |
生活協同組合コープしが・監事 しが健康医療生活協同組合・理事 滋賀県職員生活協同組合・監事 |
2014年6月に滋賀県立大学生協の専務理事として赴任した 谷口 一宏さん (滋賀県立大学生活協同組合専務理事) |
滋賀大学での学生委員が生協との出合。卒業後、京大、同志社、立命館、京都工繊大、事業連合などで、一貫して食堂事業に携わってきました。 県立大学生協の印象は、大学との距離が近いということです。理事会には、学生と教職員がともに参加し、生協主催の「新入生・保護者説明会」なども行っています。学生理事には湖風祭実行委員会や、環境活動に取り組むサークルなどの代表も参加しています。 また、環境科学部、工学部、人間文化学部、人間看護学部という理系、文系にまたがった学部編成は、学際的な生協活動に繋がっています。生活栄養学科学生の協力による食生活への相談活動や、製造からパッケージデザイン、マーケティングまで手掛ける日本酒プロジェクトなど、ユニークな活動を生み出しています。 県立大生協は、2010年度に累積欠損を解消し、経営基盤が確立しました。今後は事業という手段を通じて、より高度な協同組合運動を開花させる時期に来ていると思います。 私はまだ一年目で、組合員の声を聞きながら学んでいる段階ですが、生協と組合員の伸びる力に確信をもって、育んでいきたいと思っています。 |
事業案内とは別に、生協活動を伝えるリーフレット。生活デザイン学科の学生組合員がデザインしました。 |
①戦争の事をなぜ学ぶのかということでは「戦争の記憶が 遠ざかるとき 戦争がまた 私たちに近づく」 石垣りんさんの詩を引用され、また戦争が起こるのでないかということをうたっている。我々に警告しているのではないか。だから戦争の事を学ぶのだと思う。
②滋賀県の戦争体験談では、臨時召集令状(赤紙)を送られてきたときの状況・その方の当時の心境を語られ、当時は「はやく赤紙が来ないかなと思っていた」。(当時はそういった思いになるような状況であった)だが、出兵の見送りの時に父親が声を上げて泣いていた姿はほんとに辛かった。
③滋賀県からも延べ9万人の方が戦地に行かれ、戻ってこられたのは半分(3万人)といわれている。人間の原形がないような状態で亡くなられた方も数多くおられた。
④1万人以上の子どもたちが、滋賀県に疎開してきた。(終戦後、疎開先から帰るも、実家が空襲でなくなっている子や親を亡くしている戦争孤児もたくさんいた)
⑤当時の状況を語っていただいた後、最後に語り継ぎ部(語り部さんの話を聴いて伝えていく役割)として、・戦争のことを知る。・体験者の思いにふれる。→語り継ぐことがますます大切になってくる。戦後70年で体験者の生の声を聴くことは難しくなってくる。生の声に直接触れることで戦争への意識が変わってくる。今もなお苦しみを背負っている。ぜひ、みなさんも次の世代に伝えていってほしいと訴えられました。
【臨時招集令状(赤紙)】
【焼夷弾】
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この会は、どなたでも・いつでもご参加いただけます。その都度多くの方の参加を得て学習・交流の場とします。戦争体験者の方に当時の様子をお伺いする活動も行いながら次世代につないでいきましょう。
・日本のとるべき行動、「唯一の戦争被爆国」としてとるべき行動があると思った。私たち一人一人が今ここから何をしていけるかを考えなければならないと感じました。
・日本は今まで「核の傘」で守られてきた歴史もあるので一概に核兵器が良いか悪いかではなくて外交的な問題を加味して慎重に決議をしないといけないと思いました。
・唯一の被爆国であるのに核をなくしていく行動をあまり起こしていない(声明に署名しなかったり)。けれど、非核三原則をうたったり、証言者派遣したりと矛盾がある。核を持つ→いずれ被爆国を生じさせる恐れがあるのに日本の立場がとてもあいまい。NPTについて、より興味をもった。
・日本は世界で唯一の被爆国だが、被爆者の高齢化が進み、国民全体の被爆国としての自覚が薄れてきていると思う。それは良く言えば、日本が平和になっているということで、逆に悪く言えば、平和ボケしているということだと思う。この現状が良いのか悪いのかはわからないが、単に「核兵器を0にしましょう!」と言うだけでは何も変わらないのではないかと思う。
など他にも多くの意見・感想が寄せられました。
滋賀県生協連理事となった 大友 浩一さん (滋賀大学大津地区生協専務理事) |
6月に滋賀大学大津地区生協の専務理事として赴任しました。 学生時代、同志社大学生協でアルバイトをし、卒業して一般企業に就職しましたが、縁あって鳥取大生協で2年半、立命館生協で16年勤めました。 滋賀大大津地区生協は、緑が多く国立大学らしい落ち着いた雰囲気で大変気に入っています。学生さんもまじめで、授業中にキャンパスを歩いている人を見かける事は少ないですネ。 大学との関係も良好で、事務の方々も温かく私を迎えてくれました。うちの理事会には、代々学生・寮両自治会、運連・文サ連から各1名づつ代表者をご推薦いただき、生協運営にもご協力をいただいてますし、逆に大学の卒業アルバムにWilling(学生委員)の写真も載り、オープンキャンパスでの活動なども公に活動が認められてもいます。 そういう点では、大学と共に生協も運営している1つの集合体としての団結力みたいなものを感じます。 学生総合共済などを促進し健康を守る生協づくり、教員採用をめざす学生への支援など教育学部らしい生協づくり、『あたたかみ』・『おもてなし』を大切に利用と参加がしやすい生協づくり、便利で豊かな学生生活を生協のご利用と共に送ってもらいたいと思っています。 また、生協事業を推進していく上で、頼り甲斐のあるパート職員さんの働きにも気を配っていきたいと考えています。 |
産学共同企画 「滋賀県立大学日本酒プロジェクト」 井本 篤志さん (日本酒プロジェクト代表・環境科学部2回生) |
「滋賀県立大学日本酒プロジェクト」が結成されたのは4年前、現在参加学生は25人です。 滋賀県立大学では、東近江市にある創業180余年の喜多酒蔵の協力を得て、大学内の圃場で採れた日本晴100%の、純米大吟醸「湖風」を造っています。 この産学共同の日本酒造りに、私たちは三つの柱で参加しています。 一つ目は、味のコンセプト、ビンの色や容量、ラベルデザインなどの商品作り。二つ目は、小売店への営業や試飲会、ポスター・チラシの作製などの販促プロモーション。三つ目は、喜多酒造の見学。洗米、仕込櫂廻り、麹小割り切り替えし、麹盛りなどの酒造りも体験します。 2013年度は、日本初の「大学生日本酒サミット in 彦根」を開催しました。15大学から約30種類の大学ブランド日本酒があつまり、交流が行われました。日本酒離れが危惧される若年層の手で、日本酒文化の素晴らしさを再確認しようという試みは、全国的な広がりを見せようとしています。 琵琶湖の上をさわやかな風が吹き抜ける「純米大吟醸湖風」。喉越しのキレを是非ご賞味ください。果実系の吟醸香とコクが、口中に広がります。 |
「滋賀県立大学日本酒プロジェクト」に参加のみなさん |
|
「大学生日本酒サミット in 彦根」 |
純米大吟醸「湖風」 |
役 職 名 | 氏 名 | 出 身 生 協 |
会 長 副 会 長 専務理事 常務理事 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 |
大 塚 光 子 千 葉 正 司 西 山 実 林 章 司 森 田 武 史 石 田 道 明 大 友 浩 一 岡 野 早 苗 風 折 昌 樹 菊 井 吉之蒸 楠 神 一 郎 谷 口 一 宏 橋 本 克 也 山 下 崇 輝 |
生活協同組合コープしが・副理事長 全県区 生活協同組合コープしが・理事長 滋賀医科大学生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・常勤理事 滋賀大学大津地区生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・常任理事 滋賀大学彦根地区生活協同組合・専務理事 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 しが健康医療生活協同組合・専務理事 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 全県区(コープしが組織部統括Mgr代行) 生活クラブ生活協同組合・専務理事 |
監 事 監 事 監 事 |
伊 藤 孝 子 金 岡 英 明 嶋 林 弘 一 |
生活協同組合コープしが・特定監事 しが健康医療生活協同組合 理事 滋賀県職員生活協同組合・監事 |
県の政策や制度に反映させる要望・意見として12月13日(金)県庁に於いて「要望書」を提出しました。協同組合の役割に関する事項、消費者教育の強化・充実、大規模災害対策、「食の安全・安心」に関する事項、地域福祉の施策の強化充実、介護保険制度と医療体制の整備、平和を願う取り組みに関する事項、環境・エネルギーに関する事項の8分野、14項目について滋賀県に提出しました。 3月14日には、各項目ごとの「回答メモ」として県庁の県民活動生活課より受領し、県連理事会、会員生協間で共有しました。 |
「要望書」の県への提出 |
生協連でなければできない2014年度方針づくりを 西山 実専務理事 (生活協同組合コープしが理事長) |
「会員生協の集合体から存在感のある連合体へ」「政策提言能力と情報センター機能を」等…。滋賀県生協連の33年の歴史は、時々の組合員と県民の暮らしへの貢献活動を横糸に、時代を貫く生協連の存在理由の探求という経糸の歴史でもありました。 この積み重ねを土台としてまとめられたのが、「2015年ビジョン」です。ビジョンでは、生協連の役割を「①会員生協の活動の支援、交流や連帯②活動の条件づくりのための行政への働きかけ③県民への認知度を高める③広報活動④会員生協の情報収集と発信」等と規定しています。 私たちはこの生協連の役割を経糸に、活動テーマを設け、重点課題を設定する横糸の方針づくりを続けています。会員生協間の学びの場、気づきの場、考えあう場づくり。地域社会づくりに貢献するネットワークづくり。行政への政策提言づくり。組合員や県民の理解や共感を広げる情報発信…。会員生協単独ではつくれない、生協連独自の織物をどんな模様にするのか、みんなで2014年度活動の構想を練っていきましょう。 |
昨年6月から理事となった 菊井 吉之蒸さん (滋賀県職員生活協同組合専務理事) |
滋賀県職員生活協同組合は、組合員5,067人。供給高は5億4,499万円。売店事業、物資あっ旋事業、指定店事業、旅行事業、販売サービス、食堂事業、保険事業など、福利厚生事業を中心に、組合員の職場と家庭生活を側面的にサポートしています。 現在、組合員数の減少などで供給高も年々減少しています。今年度は、 ①「安全・安心・健康」を基本に供給高・利用者の拡大 ②各事業の徹底的な見直しと不採算部門への対処方針の策定 ③新商品・新規サービスの開拓 ④「環境こだわり県」に呼応した事業展開 ⑤ホームページを活用した広報・宣伝活動の充実 を基本方針として、将来に展望をもてるよう再生化を図っています。給与体系の見直しや、職員の減少で仕事内容が増加している組合員の職場環境改善に貢献しつつ、組合員の生活に根差した生協事業をすすめていきたいと思っています。 全国の職員生協や、職域生協との事業面での交流・連携もありますが、滋賀県生協連では、生協の理念の面から勉強させてもらい、視野を広げるために参考にさせてもらっています。 |
滋賀県生活協同組合連合会会長に就任した 大塚 光子 さん (コープしが副理事長) |
今、わたしは代表理事という重さを感じています。 情報センター機能の発揮、行政への政策提言能力の構築、地域への貢献と、滋賀県生協連の役割は年々多岐にわたってきているように思います。 歴史を知り、先人の努力を引き継いで、そのおもいを一歩一歩すすめていきたいと思います。 滋賀県生協連は、会員生協の集まりですが、そのつながりを強めることで、もっと存在感が示せるのではないでしょうか。まずは、お互いを知りあうことから初め、会員生協間の結びつきを強める。滋賀県生協連に集い、目的と情報を共有することで、会員生協にもプラスになり、地域へのメッセージの発信力にもむすびついていく。そんな有機的な構造をつくりだすことで、もっと滋賀県生協連の可能性を引き出し、滋賀県内で生協の存在をより広めたいと思っています。 そのために、コープしがはしっかりと滋賀県生協連を支えなければなりません。コープしがの副理事長の私が県連会長になった意味はそこにもあるのではないかと思っています。 |
医療生協こうせい駅前診療所を開設しました。 医療生協こうせい駅前診療所 所長 佐々木 隆史先生 (しが健康医療生活協同組合) |
今年4月、湖南市針に「医療生協こうせい駅前診療所」を開設しました。しが健康医療生協では2つ目の、民医連としては4つ目の診療所です。 開設にあたっては、地域住民とともに「湖南・甲賀にみんなの診療所をつくる会」を結成し、「①誰でも安心して気軽にかかれる医療機関となります。②健康維持・管理・がん予防・子育てから最期まで、支援し続けます。③いのちと健康を守る元気なまちづくりをします。」という3つのミッションを作りました。 そして約2000人の地域の組合員とともに開設日を迎えることができました。診療所には「ホール」も併設し、地域住民や組合員の暮らしのネットワークを広げていきます。 私たちがめざす医療は「家庭医」。地域住民の身近にあって、何でも相談にのれる総合的な医療です。診察は何科であっても対応します。24時間365日、ご自宅で安心してかかれる在宅医療を提供します。 健康で住み続けられる地域をめざし、地域での健康チェックや医療相談会を行います。そして何よりも命を大切にし、健康を守るために、さまざまな人と広く手をつなぎ、平和と社会保障充実の運動に取り組みます。 |
①国際協同組合同盟(ICA)が2012国際協同組合年(IYC)を締めくくる臨時総会(昨年12月)において発表した、ICA「協同組合の10年に向けたブループリント(計画)」にある、「参加」、「持続可能性」、「アイデンティティ」の3つのテーマによる日本型協同組合の可能性の追求と課題について。
②協同組合の成長を支える「法的枠組み」の確立と、組合員による管理を保障しながら、信頼性のある協同の“資本”による資金調達の可能性を追求すること。
③「ブループリント」に加えて、“地域”の視点は大切である。“地域のくらし”への責任と配慮は、“持続可能性”にとっては不可欠であり、“地域を支えること”のメッセージ性が必要であること。などを提起されました。
~「JAにおける“支店を核とした協同活動”」について~①支店は事業と組織の拠点であり、実績管理の単位のみならず、組合員に最も近い拠点としての組合員活動の重視と、活性化対策の必要性。
②支店協同活動と組織活動は事業成績と相関し、組織活動が活発であると支店の業績が良いこと、また職場風土の高揚、活性化にプラスの影響を及ぼすこと。
③協同活動は経営方針への共感を生み、職員のやりがいにもつながる。などを解説されました。
結びに、協同組合の職員観と方向性について、“組合員とともに”、“地域の課題解決”を意識した「仕事の仕方」を見いだし、“地域に根ざした協同組合”、地域を支え、また支えられる事業活動をすすめることと解説されました。
不当広告110番 事業広報 |
意見交換会会場内風景 |
意見交換会 海老澤さんの意見陳述 |
公聴会 |
公聴会 |
電気料金の値上げに係る説明会として、滋賀県生協連が加盟する関西消費者団体連絡懇談会(関消懇)の主催で大阪府社会福祉会館において開催されました。(12月18日)関西電力(株)は4月1日から、原発中止を主な理由に、火力発電のコスト増により、電力料金で認可が必要な家庭向けを11.88%、企業向けを19.23%値上げする申請をしました。この説明を受けて、参加者からは、原価算入にかかわる人件費や燃料費、バックエンド費用にかかわる更なる情報公開の要望、原発の再稼働の計画(高浜原発)についての是非の問題、また、関西電力社員のOBからは、平均給与より下回る社員が大半を占める中で、更なる人件費削減で現場の士気が低下している。役員の責任問題はどうなっているか、などの意見が出されました。 また、同じく関消懇の主催で、消費者庁より講師を招聘した学習会が生協会館新大阪において開催されました。(12月27日)ここでは、東京電力の電気料金値上げに係る申請から認可までの過程と、消費者との意見交換の内容などが報告されました。 さらに、関消懇が主催する意見交換会が大阪市の阿倍野区民センターにおいて開催されました。(1月22日)滋賀県生協連より、活動協力員の海老澤文代さんが「滋賀県高島市の在住者としての、原発のリスクと再稼働への不安について」、「高浜3,4号機の稼働根拠と、大飯原発下の活断層・地滑り痕の問題について」を意見陳述されました。 1月27日には、経済産業省による公聴会が大阪合同庁舎において開かれ、コープしがの岡野早苗理事が意見陳述され、(1)高齢者等の情報弱者、消費者へのわかりやすい情報提供と開示を、さらに(2)原発に依存しない再生可能エネルギーによる電力供給を盛り込んだ設計を求めるなど、現状の値上げ提案には賛同できないという内容で述べられました。 |
一月一六日、大津市の琵琶湖ホテルにおいて開催し、県行政・市町行政、国会議員、県議会議員、マスコミ各社、協同組合・関係団体、各府県生協連・会員生協の役職員、五九名のみなさまに臨席いただきました。水原渉県生協連会長の挨拶に始まり、来賓を代表して、滋賀県知事代理・多胡豊章総合政策部次長、三日月大造衆議院議員、徳永久志参議院議員にご挨拶をいただき、佐野高典県議会議長より乾杯のご発声をいただきました。さらに、滋賀県議会各会派のみなさまからのご祝辞をいただき、会員生協から新年の抱負を述べていただくなど、和やかに多くの方々と交流させていただきました。 |
多胡 豊章 滋賀県総合政策部次長 |
佐野 高典 県議会議長 (自由民主党滋賀県議会議員団) |
水原 渉 滋賀県生協連会長 |
徳永 久志 参議院議員(民主党) |
三日月 大造 衆議院議員(民主党) |
滋賀県生協連理事となった 石田 道明 さん (滋賀県勤労者住宅生協理事) |
2010年7月、民間の住宅関連企業から滋賀県勤労者住宅生協に来ました。 住宅事情は日進月歩。量の確保が絶対的な課題であった時代もありましたが、世帯数に比べ住宅数が過剰な現在は、住宅の質が問われる時代です。 特に、自然エネルギーの活用や低炭素住宅など、省エネへの組合員のニーズに応える経営戦略は焦眉の課題。また、住宅の耐用年数もアメリカの55年、イギリスの77年に比べ、日本は30年。世界基準に追いつくビジョンも必要です。 勤労者住宅生協は非営利組織。耐震性はもとより、省エネルギー性・維持管理性能等の最新の基本性能をふまえた良質で安心な住宅・宅地を安価で組合員の皆様にお届けすることが我々の使命です。住における福利厚生の一端を担うことで皆様のお役に立つべく、誠実に対応させていただきます。 |
日本生協連が主催する「つながろうCO-OPアクション」の一環として、全国の生協に「安心して住める『福島』を取り戻すための活動」への支援が呼びかけられています。この取り組みに賛同し、福島県生協連の事例報告に学び、支援の必要性を会員生協間で共有する機会として開催しました。(9月15日 於:コープしが生協会館) 福島県生協連の熊谷純一会長を講師としてお招きし、「福島原発事故から見えてきたもの」をテーマにご出講いただきました。講演では、原子力に依存しない、安心・安全で持続的に発展可能な社会をつくり、福島を愛し、心を寄せる全ての人々の力を結集した復興と、誇りあるふるさと再生の実現を力説され、再び全国から支援の大波を築くことを提起されました。 |
今年は滋賀県生協連が開催当番となり、琵琶湖ホテルにおいて、厚生労働省近畿厚生局健康福祉部長、〃ご担当と、近畿2府5県(福井・京都・奈良・和歌山・大阪・兵庫・滋賀)の行政担当の皆様、生協連、消費者支援機構関西の役職員がつどい、合同会議を開催しました。(8月31日) 会議では近畿厚生局からの2011年度生協検査での指摘事項を共有し、特別報告では関西大学の杉本教授より「協同組合、生協への期待と役割~2012国際協同組合年を契機として」をテーマにご出講いただきました。また滋賀県温暖化対策課より「低炭素化社会の実現に向けて」をテーマとした事例報告をいただき、各府県生協連やKC’sの実践事例を交流するなど、メインテーマである「協同組合がよりよい社会を築きます~今年は国際協同組合年です~」にふさわしい内容を研究・交流しました。 |
県の総合防災訓練が実施され、県内の自治体や企業、社会福祉協議会など134機関・団体や住民約3500人が参加し、琵琶湖西岸断層帯を震源に高島市で震度7の地震が起き、風水害も重なり液状化で道路が使えない状況などを想定して行われました。(9月2日)滋賀県生協連は県庁に設置された災害ボランティアセンターの情報伝達訓練に参加し、ボランティアの参加希望や要望集約、支援物資の調達・調整の連絡について、パソコンや携帯電話などの情報端末を用いて連携訓練を行いました。 |
国際協同組合年イベントとして、地産地消推進協議会・滋賀県飼料米利活用推進協議会も共催団体とし、IYC滋賀実行委員会の認知をふまえて、全農滋賀県本部・JA滋賀中央会の協賛及び立会いの「地場産提携に関する協同組合間協同の協定書」調印式と「食料農業体験研修」が(10月6日)守山市のJAファーマーズ・マーケット「おうみんち」で実施されました。 「協定書」は地元の組合員と生産者・販売者が交流をすすめ、県内産の食材の活用方法を開拓し、環境へも配慮していく主旨が盛り込まれ、コープしがの西山実理事長、JAおうみ冨士の石田佳寿理事長が調印しました。調印式の後、参加者約40人が焼酎用サツマイモの収穫を体験して交流を深めました。 |
「ピースアクション2012・しが」の取り組み |
毎年8月6日に三井寺(園城寺)観音堂に於いてとりおこなわれる「原爆犠牲者慰霊・世界平和祈願法要」にピースアクション2012・しが実行員会メンバーと会員生協役職員ら16名が参加しました。 午前8時15分より黙祷を行い、原爆犠牲者の鎮魂と戦争のない平和な世界、そして核兵器の廃絶を願い、風船に祈りをこめた短冊をつけて大空に放ちました。また、滋賀県反核平和連絡会が主催する「自治体キャラバン」が展開され(8月1日~21日)、県下19市町へ延べ13団体・88人が訪問活動を行い、滋賀県生協連からは、大津市、日野町、竜王町、高島市、近江八幡市、東近江市、米原市、彦根市への訪問に参加しました。 |
「市民・地域主導による再生可能エネルギー普及~安全で持続可能な社会にむけて~」 講師 和田 武氏(日本環境学会会長・元立命館大学教授・工学博士) |
IYC滋賀実行委員会の主催で、私たちのくらしに関わる身近な問題を取り上げ、自然再生エネルギーの可能性とその活用について学び、広げていく機会として大津市の農業教育情報センターにおいて開催しました。(7月31日) IYC滋賀実行委員会の水原副委員長(滋賀県生協連会長)の開催挨拶では、今回のテーマである「自然再生可能エネルギー」については、原子力発電の是非が問われる中、代替エネルギーの可能性としてたいへん関心の高まっているテーマであり、当実行委員会としても積極的な関わり方を追求していきたいと述べました。 和田先生のご講演の詳しい内容は、今号の“特集”に掲載させていただきました。 |
2012国際協同組合年(IYC)を記念し、関係団体がつどい、連帯や連携を協議・検討する場として県内で発足したIYC滋賀実行委員会は、まずお互いの活動を知り、理解し合うことからスタートしています。また、国際協同組合デーの取り組みや、IYCを記念する活動について、企画検討をすすめています。これからもIYCのかかげる目的・目標である協同組合についての社会的認知度を高めるために、協同組合・団体間の連帯・連携が日常的に行われる関係づくりをすすめていきます。 |
〔2012国際協同組合年(IYC)滋賀実行委員会参加団体〕 滋賀県農業協同組合中央会、滋賀県生活協同組合連合会、滋賀県漁業協同組合連合会、滋賀県森林組合連合会、甲賀森林組合、滋賀県労働者福祉協議会、近畿労働金庫滋賀地区統括本部、滋賀県勤労者共済生活協同組合、滋賀県勤労者住宅生活協同組合、滋賀県職員生活協同組合、生活協同組合コープしが |
滋賀県生協連との連携強化が急務 林 章司 さん (滋賀医科大学生活協同組合専務理事) |
立命館生活協同組合で20年。大学生協京都事業連合で8年。約30年、大学生協と過ごしてきました。 滋賀医科大学生協は、2003年1月の創立から10年。「赤字を克服し生協が存続できるよう、組合員みんなで生協を利用し、支え、つくりあげよう」と頑張っています。 2000人弱の組合員で、学生が約1000人、教職員が約1000人。学生数の割に事業規模が大きいのが特徴です。食堂の改善から看護師さんの託児所まで、他の大学生協にはない多彩な要求が原動力です。学生は一日中忙しく運営環境も良くありませんが、小さな大学の利点を生かして、フェイス・ツゥー・フェイスで取り組んでいます。 大学生協も9月から京都事業連合と北陸事業連合が事業連携を始めるなど、事業広域化の流れにあります。同時に、地域ごとの補完機能整備と連携強化も迫られています。滋賀の大学生協間の連携も現在模索中ですが、滋賀県生協連との協力関係も、実質を伴って強まっていくのではないでしょうか。 |
被害を最小限に留める防災の取り組み 森田 武史理事 (滋賀県勤労者共済生活協同組合専務執行役員) |
滋賀県生協連の活動は、会員団体間の連帯、地域の諸団体や行政との連携、いずれも多彩で広範囲な活動を、きめ細かく展開されていることに感銘を受けています。 その一つに、会員団体や自治体などと連携を図った「防災」の取り組みがあります。 災害後の被害の救済は大変意義のあることですが、同時に、家具・家電転倒防止対策や、高層マンションの自治会などと協力したフロアーごとの水の備蓄、電動工具の装備など、未然の対応で被害を最小限に留める視点の取り組みも焦眉の課題だと思います。 私たちは、2011年度から「住まいと暮らしの防災・保障点検運動」を取り組んでいますが、会員団体が得意分野で蓄積したスキルを持ち寄り、連合体としての力に収斂させていくことができれば、組合員への新たな貢献になるとともに、地域への協同の広がりの新機軸にもなっていくのではないでしょうか。 |
この賞は、消費者利益の擁護・増進のために各方面で活躍されている団体・個人を表彰する制度として、1985年より実施されています。従来は内閣府特命担当大臣が表彰し実施されてきましたが、消費者庁の創設に伴い、平成23年度から内閣総理大臣表彰を筆頭としてすすめられているものです。 今回、(1)弁護士、県消費生活コンサルタント協会等と連携して「消費者ネット・しが」の設立を支援し、事務局を担う。(2)消費者力アップ講座や消費者団体訴訟制度に関するフォーラムを開催。(3)メールマガジンを活用し、活動報告やイベント案内等を情報発信している。これらの功労が認められ、消費者庁より受賞し、担当行政の滋賀県総合政策部県民活動生活課より授かりました。 |
滋賀県県民活動生活課の山口課長(左)より賞状とメダルを授与される大原理事(右) |
「ピースアクション2012・しが」実行委員会の取り組みとして、6月16日(土)、岐阜県関ヶ原公民館において、岐阜県・三重県の行進団の方々から滋賀県へと引き継ぐ集会に参加しました。 6月20日(水)には大津市瀬田の青年会館~膳所までの行進に参加しました。 |
引き継ぎ集会の様子 |
平和行進 瀬田・青年会館から |
7月18日(水)、大津市の生協会館において滋賀県県民活動生活課と滋賀県生協連理事会との懇談会を開催しました。県からは検査における指摘事項、消費者行政の情勢などを報告され、生協連からは組織の概況、環境や防災、食の安全などの各分野の取り組み、会員生協の活動紹介、消費者ネット・しがの活動などについて報告し、意見交換を行いました。 |
懇談会風景 |
滋賀県生協連は6月23日(土)、大津市の生協会館に於いて第37回通常総会を開催しました。 各会員生協から29名の代議員が出席し(委任出席3名、書面議決書11名/定数43名)、事業報告、活動方針、収支計画・予算など4議案すべてを賛成多数で可決しました。 新役員を選任し、第1回理事会では、会長に水原 渉氏(再任)が就任しました。副会長には千葉 正司氏(再任)、専務理事に西山 実氏(再任)、常務理事に野瀬 耕男氏(再任)、林 章司氏(新任)がそれぞれ就任しました。 |
総会で 発言いただいた方々 |
生活クラブ 渡部代議員 |
コープしが 後藤代議員 |
コープしが 中嶋代議員 |
医療生協 佐々木代議員 |
県立大学 山崎代議員 |
議案採決:全議案を賛成多数により可決 |
退任役員の(左から)馬場さんと浮守さん、 ありがとうございました。 |
役 職 名 | 氏 名 | 出 身 生 協 |
会 長 副 会 長 専務理事 常務理事 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 |
水 原 渉 千 葉 正 司 西 山 実 野 瀬 耕 男 林 章 司 木 村 昌 博 大 原 真理子 岡 野 早 苗 木 下 高 志 森 田 武 史 風 折 昌 樹 楠 神 一 郎 石 田 道 明 林 伸 幸 山 下 崇 輝 |
全県区 (滋賀県立大学教授) 全県区 (生活協同組合コープしが参与) 生活協同組合コープしが・理事長 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 滋賀医科大学生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・常務理事 生活協同組合コープしが・理事 生活協同組合コープしが・理事 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 滋賀大学彦根地区生活協同組合・専務理事 しが健康医療生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・常勤理事 滋賀大学大津地区生活協同組合・専務理事 生活クラブ生活協同組合・専務理事 |
監 事 監 事 監 事 |
犬 井 道 子 所 宏 悦 嶋 林 弘 一 |
生活協同組合コープしが・監事 滋賀県勤労者共済生活協同組合・監事 滋賀県職員生活協同組合・監事 |
学生生活を支える二つの柱 風折 昌樹さん (滋賀大学彦根地区生活協同組合 専務理事) |
昨年6月に京大生協から、滋賀大彦根キャンパスに来ました。 赴任してもうすぐ1年。「二つの柱」を心掛けてきました。 一つは、「食生活応援」。栄養、バランスのとれた食生活提案を行ってきました。4月からは「ミールシステム」がスタートします。定期券を発行し、月末でも500円分しっかり食べてもらおうという試みです。 もう一つは、「勉学・就職応援」。今年度は「女子学生メーク教室」を開催しました。来年度は「公務員試験対策講座」を計画しています。 滋賀大は伝統的に「地域に開かれた大学」です。地域との結びつきも大切にしていきたいと思っています。 滋賀県生協連には、「学生理事・委員と滋賀県生協連の懇談会」でお世話になっています。各生協ではできない取り組み、例えば、「地域振興」「環境対策」など、一つのテーマで様々な専門分野から貢献できれば、学生の勉強にもなるし、生協の新しい役割の発見にもつながるかもしれません。 |
2012年2月18日(土)、野洲文化ホール大ホールにおいて、東日本大震災チャリティーイベントとして第28回滋賀県生協大会を開催しました。 しが健康医療生協の祖父江看護師さんより被災地の支援活動報告があり、その後チャーリー西村さんによるサイエンスショーをしました。 当日は、朝から雪の降る寒い日でしたが、開場前よりたくさんの方がご来場いただき、元気の声が響き渡りました。 ロビーでは、会員生協の紹介のブースを終日設置し、参加者の方たちと交流ができ、にぎわっていました。 この日の入場料は、全額日本生協連を通じて東日本大震災の被災地へ送金しました。
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水原会長挨拶 |
滋賀県知事代理 滋賀県県民活動生活課 岡野課長様ご挨拶 |
○各会員生協のコーナー |
東日本大震災の活動や各会員生協の紹介や健康チェックなどのブースがありました。 |
被災地支援報告 |
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○サイエンスショー |
空気砲実験風景 |
シャボン玉実験風景 |
ふうせんまき実験風景 |
2月9日(木)14:00~16:20、滋賀県農業教育情報センター(大津市)において、2012国際協同組合年(以下、IYC)を記念して、県内協同組合・関係団体が集い、IYC全国実行委員会の行動計画を受けて、滋賀県内の取り組みを検討する実行委員会の立ち上げを協議しました。 この協議には、滋賀県漁連、JA滋賀中央会、滋賀県生協連、共済生協(全労済)、コープしがより計16名が参加されました。 まず提起・講演として、滋賀県立大学名誉教授の小池先生より「国際協同組合年の意義と役割~協同組合に期待すること~」をテーマに講演いただきました。ここでは協同組合憲章草案とIYC全国実行委員会行動計画に触れられ、IYCをめぐる情勢や、グローバル資本主義に対して地域はどのように第一次産業と生活を守るのか…、などについて、解説されました。また協同組合に期待することについては、“湖国における山際作戦・水際作戦・業際作戦~第一次産業や地場産業と生活のためのより良い環境づくりをめざして~”を提唱され、多くの問題提起とご提案をいただきました。 意見交流では、(1)各協同組合がどのような活動をすすめているか、互いに知り、理解し合う必要がある。(2)県内のIYCの普及は、“琵琶湖を守る”、“水環境や生態系を守る”という立場・視点からすすめていくことが大切。(3)県内の農水産物など商品を媒体にして理解し合うことも必要であり、商品企画としてのアプローチも検討する必要がある。IYCでの滋賀県の特色を活かしたキャッチフレーズが必要ではないか。(4)IYCのイベントを企画することも大切ではあるが、協同組合間の連帯・連携が日常的に行われる関係づくりがより大切であり、一過性の取り組みに終わらないよう継続性を大事にしたい。(5)東日本大震災の復興支援について、IYCを契機とした組織的な議論の場があれば良いと思う。(6)協同組合の認知度を高めていくこと、それぞれの活動内容についての意見交換をすすめていくこと、これらをIYCの取り組みでより強めていきたい。など貴重なご意見を数多くいただきました。 この協議により、滋賀県内の実行委員会を発足させることが決まりました。 実行委員長には、IYC全国実行委員の小池恒男先生(滋賀県立大学名誉教授)に就任いただきました。 |
小池先生の講演 |
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2012年2月7日(火)13:15~16:30、大阪コロナホテルに於いて、消費者庁・地方消費者グループフォーラム実行委員会の主催の第2回地方消費者グループフォーラムに参加しました。開場より壁新聞交流会を後方で行い、参加者の交流を目的としました。報告では消費者庁・地方自治体・消費者団体から行い、その後、「第1分科会消費者行政を進める連携」「第2分科会高齢者の見守りを進める連携」「第3分科会消費者教育を進める連携」の分科会に別れ、それぞれのテーマについて意見交換を行いました。参加団体23行政、消費者団体45団体、壁新聞交流会出展18団体でした。 |
地域からの発想 滋賀県生協連理事 岡野 早苗さん (生活協同組合コープしが理事) |
13年前に「子どもに安心な食べ物を」とコープしがに入りました。初めは利用だけのおつきあいでしたが、大山のキャンプで生産者の話を聞いて生協本来の目的を知り、翌年から企画する側になりました。生協本来の目的とは、くらしをよくすることです。 2012年は国際協同組合年。「私たちは胸を張れる活動をしているのか」考える契機となるでしょう。 生協連は、多彩な活動を活発に行っています。これは30年の歴史の積み重ねです。この歴史から受け継ぐものは取り組みのカタチではなく、「なぜ取り組むのか」「何を訴えるのか」を、地域からの発想で組み立て直すことだと思います。地域の人と人との結びつきこそが、生協の生命だと思うからです。 会員生協同士が知りあう活動とか、県行政だけでなく市町村行政単位でのパイプを太くするとか、地域に根を張っている人たちとのつながりを深くしていくことこそが大切だと思います。 |
2012年1月18日(水)、午後5時30分から琵琶湖ホテルにおいて2012年賀詞交歓会を開催しました。国会議員、県議会議員、県行政、首長、マスコミ各社、関係団体の方々、58名がご出席いただきました。 今年は、30周年を記念して“よし笛コンサート”を開催し、その後ご出席の皆様よりご祝辞を頂戴し、会員生協の抱負を述べるなど、和やかにたくさんの方と交流する機会となりました。 |
林久美子参議院議員(民主党) |
徳永久志参議院議員(民主党) |
12月2日(金)、野洲市のコープしが本部において、滋賀県生協連とコープしが合同の大規模災害対策図上演習を役職員36名の参加で実施しました。行政統括として滋賀県防災危機管理局の堀川主事に参加いただき、県連対策本部グループとして千葉副会長、西山専務、野瀬常務、楠神理事含め7名が参加しました。日本生協連の亀山氏、山岡氏を講師として、「協定を結んでいない市町からの支援物資の要請」、「支援物資の代金請求が集荷数の半分しかできない場合」などの難題にどう対処するかを演習しました。東日本大震災の対応からどう学ぶかという現実的で白熱した演習となり、各参加者とも真剣なまなざしで設問に取り組んでいました。 |
11月5日(土)、大津市の滋賀弁護士会館において、適格消費者団体消費者支援機構関西(KC’s)との共催で、「金融商品・クレジットカードの落とし穴“その儲け話大丈夫???”」をテーマに金融商品と預金の違いについて、金融商品やクレジットカードの問題点を学習しました。大阪からKC’sの金融商品活動グループのみなさんを講師としてお招きし、30名の参加で、預貯金・投資信託・外貨預金など、クイズ形式で学び合いました。参加者からは「難しい内容の話でしたが楽しく学べました。」、「クイズやグループワークをもとにしたわかりやすい講座でした。」と好評でした。 |
第28回滋賀県生協大会を開催しました。
2012年2月18日(土)野洲文化ホールにおいて、東日本大震災復興支援チャリティーイベントとして第28回生協大会を開催しました。
今回は、被災地支援報告の後、米村でんじろうさんの1番弟子・チャーリー西村さんによる”サイエンスショー”を行いました。
当日は、朝からの雪でみるみる会場の回りは真っ白になっていましたが、小さなお子様から幅広く約500人の方々がご来場いただき、会場は熱気でいっぱいになりました。
まず、滋賀県嘉田知事よりメッセージを頂戴し、県民文化生活課・岡野課長様に代読いただきました。
そして、被災地支援活動報告としてしが健康医療生協の祖父江看護師さんより、当時の被災地の様子や体験談など貴重な報告がありました。
~チャーリー西村さんのサイエンスショーの開幕~
しゃぼんだま実験や静電気実験や空気砲実験リモネン実験などチャーリーさんの楽しいトークで驚きと歓声の渦にわきました~!
ふうせんまき実験では、ふうせんで空気の重さを感じました。
~ロビーでは会員生協の活動紹介をしました~
この日の入場料219,500円と募金12,001円は、全額日本生協連を通じて東日本大震災の被災地へ送金します。ご協力いただきましたみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。
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食べ続ける運動で社会を変える 山下 崇輝さん (生活クラブ生活協同組合 専務理事) |
生活クラブの存在を知ったのは、27才で入協した京都のエルコープでした。 原材料の表示、遺伝子組み換え原料の排除、ゴミを出さない「グリーンシステム」、3.11をふまえて行った脱原発宣言など、生活クラブは40年間、社会を変える運動を続けてきました。特別ではない市民が力をあわせ「食べ続けることで社会を変える」という理念に、「やりたいことがここにある」と思いました。 そんな生協を滋賀でつくりたいと2009年設立。現在組合員は1143人、供給高は1億8418万円。全ての情報を公開し、素性がわかり、たくさんの組合員と生産者が協同してつくりだしている消費材(商品)を、西は和迩、南は南郷付近、東は彦根の一部まで、5台のトラックで週4日かけてお届けしています。 滋賀県生協連加盟は有意義でした。「どう県民に役立つか」と、生協のあり方を考えさせてくれる刺激的な場です。 現在40歳。6歳の娘と3歳の息子の父親です。子どもたちに、少しは良い社会を残してやりたいと思っています。 |
7月20日(水)、大津市の生協会館において滋賀県県民活動生活課と滋賀県生協連理事・監事との懇談会を開催しました。県からは検査における指摘事項、消費者行政の情勢などを報告され、生協連からは2015年ビジョンの概要や、消費者ネット・しがの活動について報告し、意見交換を行いました。 |
核兵器の廃絶と平和への願いを新たに、広島原爆から奇跡的によみがえった“みさこのピアノ”が平和の音色を奏でる。 7月16日(土)、アクティ近江八幡に於いて、「被爆ピアノ平和コンサート」をピースアクション2011・しが実行委員会の主催によって開催し、72名の参加がありました。この催しは、昨年度まで取り組んだピースパレードに変わるピースアクションのアピールの場として、またNPT(核拡散防止条約)再検討会議以降の平和と核兵器のない世界をめざすアピールの場として開催しました。コンサートは最初に、矢川氏による被爆二世としてのご自身の体験と“みさこのピアノ”の生い立ちを解説され、横山さんのピアノ演奏と、古本さんの朗読と歌によって進行し、ピアノにまつわるクイズなどで参加者とふれあい、“世界にひとつだけの花”の合唱などで約1時間半のコンサートを終えました。終了後は参加者とピアノのふれあいの場もあり、全体を通して参加者にはたいへん好評を得ました。 |
ピアノ調律師 矢川光則氏 | ピアノ演奏 横山美和さん/朗読・歌 古本美樹さん |
7月10日(日)、大津市の滋賀ビルにおいて大学生協の学生理事・委員(滋賀大彦根・大津、滋賀県立大学、滋賀医大)と滋賀県生協連の役職員との懇談会を開催しました。この取り組みは、互いの交流をもとに今後の生協活動につなげていくことが目的で、昨年度から始めました。懇談会の中では、大津市社会福祉協議会から山口さんと井ノ口さんをお招きし、東日本大震災の被災地復興支援の状況と現地の体験レポートを、映像とあわせてお聞きしました。 |
アイスブレイクで自己紹介 | ボランティア活動の体験報告 |
滋賀県生協連は6月25日(土)、大津市の生協会館に於いて第36回通常総会を開催しました。各会員生協から32名の代議員が出席し(委任出席2名、書面議決書9名/定数43名)、事業報告、活動方針、収支計画・予算など5議案すべてを賛成多数で可決しました。新役員を選任し、第1回理事会では、会長に水原渉氏(再任)が就任しました。副会長には千葉正司氏(新任)、専務理事に西山実氏(再任)、常務理事に小林和美氏(再任)、野瀬耕男氏(新任)がそれぞれ就任しました。 |
全議案が賛成多数で可決されました。 |
総会会場に集まった会員生協の代議員 |
-質疑で発言する代議員- | ||
立松さん |
岡野さん |
岡田さん |
役 職 名 | 氏 名 | 出 身 生 協 |
会 長 副会長 専務理事 常務理事 常務理事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 理 事 | 水 原 渉 千 葉 正 司 西 山 実 小 林 和 美 野 瀬 耕 男 木 村 昌 博 大 原 真理子 岡 野 早 苗 木 下 高 志 山 本 優 風 折 昌 樹 楠 神 一 郎 浮 守 隆 夫 林 伸 幸 山 下 崇 輝 | 全県区 (滋賀県立大学教授) 全県区 (生活協同組合コープしが参与) 生活協同組合コープしが・理事長 滋賀医科大学生活協同組合・専務理事 滋賀県職員生活協同組合・専務理事 生活協同組合コープしが・常務理事 生活協同組合コープしが・理事 生活協同組合コープしが・理事 滋賀県立大学生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者共済生活協同組合・専務理事 滋賀大学彦根地区生活協同組合・専務理事 しが健康医療生活協同組合・専務理事 滋賀県勤労者住宅生活協同組合・専務理事 滋賀大学大津地区生活協同組合・専務理事 生活クラブ生活協同組合・専務理事 |
監 事 監 事 監 事 | 馬 場 勝 所 宏 悦 嶋 林 弘 一 | 生活協同組合コープしが・監事 滋賀県勤労者共済生活協同組合・監事 滋賀県職員生活協同組合・監事 |
4月5日(火)、滋賀大学大津地区生協が「さくら咲くツアー」と題して新入生歓迎オリエンテーションを開催されましたのでご紹介します
学生実行委員さんの開会の挨拶でいよいよ始まりです。
日本の生協2020年ビジョン
10年後のありたい姿
ビジョンを実現する為のアクションプラン
プラン1 普段のくらしへの役立ち
プラン2 地域社会づくりへの参加
プラン3 世界と日本社会への貢献
プラン4 元気な組合員組織と職員組織
プラン5 さらなる連帯の推進と活動基盤の整備
2月1日(火)せいきょう会館京都において、近畿地区生協府県連協議会主催で近畿農政局と生協の意見交換会を開催しました。主なテーマは(1)日本の農業を元気にするための施策と食料・農業・基本計画の進捗状況、(2)農業の6次産業化、(3)個別所得保障制度の概要、(4)緊急課題として高病原性鳥インフルエンザの防疫措置の状況について報告と意見交換を行いました。また、生協からは各地で取り組まれている食と農業の活動報告が行われました。 |
1月24日(月)JR和歌山駅前の農協会館で近畿地区2府4県の生協関係者74名が参加し、大規模災害広域図上演習を開催しました。当日は和歌山県から危機管理局総合防災課から4名が参加され統制班として訓練に参加していただきました。 今回の訓練は、今後30年間に60%の確率で起こると言われている東海・東南海地震を想定し、発災後3日目から5日間をシュミレーションし業務の再開、支援に関する対応の確認、単位生協・連合会・府県連・日本生協連の連携の検証などを行いました。訓練では、日本生協連主催の支援会議やワークショップ形式の検討課題の抽出、MCA無線による状況確認など例年にない訓練も行いました。 |
県連水原会長の念頭の挨拶の後、滋賀県県民文化生活部、山田光二部長からご祝辞がありました。 |
湖南市市長 谷畑 英吾氏 | 県議会議員 岡崎 基子氏 | 全農滋賀副本部長 福島 孝夫氏 | 県労連事務局長 今村 伸治氏 |
県議会議員中沢啓子氏の ご発声で乾杯 | ||