滋賀の生協 No.180(2018.8.10) |
5月26日、大津市のピアザ淡海に於いて、消費者月間(5月)のメインスローガン「ともに築こう豊かな消費社会〜誰一人取り残さない〜」をテーマとしたセミナーを滋賀県と共催し、52名が参加しました。映画「0円キッチン〜食材救出人のおいしい旅路〜」を鑑賞し、ヨーロッパ5カ国の旅路で、捨てられる食材を救い出し、おいしい料理をつくり、食の現在と未来を照らし出す姿を追いました。基調講演では、認定NPO法人フードバンク関西の浅葉めぐみ代表から「フードバンクってなに?」をテーマに、日本の食品ロス632万トン(2015年度推計)という現状とその内訳、食品流通関連企業からの食品ロス100万トンの発生要因と“賞味期限”の設定や商品管理上の仕組みについて解説され、食品ロスの現状について学びました。また、毎日の食べ物に困っている人たちと、食べられるのに廃棄され食品ロスとなる仕組みの矛盾を解決し、つないでいく「フードバンク関西」の活動について学び、“エシカル消費”をすすめていくことを参加者らと共有しました。 | 浅葉さんの講演 |
消費者月間セミナー会場の様子