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協同シンポジウムin滋賀を開催しました

滋賀の生協 No.172(2015.11.2)


本田教授の講演
 IYC記念滋賀県協同組合協議会において連携・協同している近畿労金滋賀地区統括本部さんとの共催で、10月3日(土)、守山市の会場において、「共生社会のあり方を考える」をテーマに開催しました。

基調講演では、東京大学の本田由紀教授に登壇いただき、「“もじれ”をどのようにときほぐすか」をテーマに、戦後社会の混沌とした様相と、今日的な経済成長率の鈍化にともなう社会イメージから形成される日本型循環モデルが“もじれ”(よじれる、こじれるの意味)の様相を示す状況と、その対処、対応について解説いただきました。

これらの困難の背景にある社会構造として、社会保障政策は貧困層への対処の手薄さと、教育政策の機会格差、教育内容の意義(レリバンス)の低さ、雇用政策は適正な労働を確保するための法的実効性が確保できていないと指摘され、非正規雇用の増大と就業率の低下、貧困問題などに対して、社会的排除のパターンに応じた支援が必要とされました。

 パネルディスカッションでは、パネリストにあいとう福祉モール、NPO法人D,riveの各代表が参加され、各団体の生い立ちや活動報告があり、本田教授も交え意見を交流しました。


会場の様子