12月2日、草津市の県立琵琶湖博物館ホールにおいて、「地域のにぎわいと湖国の未来〜魚のゆりかご水田、5つの恵み〜」をテーマに地域連携セミナーが開催され、滋賀県生協連からは、活動委員の大塚さんがパネリストとして登壇しました。(大学共同利用機関法人 総合地球環境学研究所主催・滋賀県共催、参加180名)
基調講演では、京都府立大生命環境科学研究科の中村貴子准教授が「住民主体の地域ビジネスによる地域活性化」をテーマに、生産者と消費者の“WIN−WIN"の関係を築き、地産地消や都市農村交流をすすめ、農産物の付加価値を創りだし、農家レストランや直売所運営につなげる事例や、その背景となる地域情勢について解説されました。
パネルディスカッションでは、“魚のゆりかご水田”がもたらす5つの恵み(生きもの・環境・子ども・農業・地域)の活動事例から、「ニゴロブナは生まれた田んぼに帰ってくる?!」と題して、地球研の上原研究員よりスライドを用いて解説されました。龍谷大学社会学部社会学科の脇田健一教授がファシリテーターとなり、意見交換がされ、大塚活動委員からは消費者の自覚と責任、エシカル消費(倫理的消費行動)の勧めなど、消費者の立場からの意見が述べられ、パネリストと参加者らによる活発な意見交換が行われました。サイドイベントとして“魚のゆりかご水田"ジオラマ展示や“水田米”、“ふなずし"などの試食会も行われ、湖国の未来をつむぐアイデアについて参加者らが語り合いました。
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