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滋賀県において「2012国際協同組合年(IYC)実行委員会」を立ち上げます

滋賀の生協 No.158(2012.3.30)

 2月9日(木)14:00~16:20、滋賀県農業教育情報センター(大津市)において、2012国際協同組合年(以下、IYC)を記念して、県内協同組合・関係団体が集い、IYC全国実行委員会の行動計画を受けて、滋賀県内の取り組みを検討する実行委員会の立ち上げを協議しました。
 この協議には、滋賀県漁連、JA滋賀中央会、滋賀県生協連、共済生協(全労済)、コープしがより計16名が参加されました。
 まず提起・講演として、滋賀県立大学名誉教授の小池先生より「国際協同組合年の意義と役割~協同組合に期待すること~」をテーマに講演いただきました。ここでは協同組合憲章草案とIYC全国実行委員会行動計画に触れられ、IYCをめぐる情勢や、グローバル資本主義に対して地域はどのように第一次産業と生活を守るのか…、などについて、解説されました。また協同組合に期待することについては、“湖国における山際作戦・水際作戦・業際作戦~第一次産業や地場産業と生活のためのより良い環境づくりをめざして~”を提唱され、多くの問題提起とご提案をいただきました。
 意見交流では、(1)各協同組合がどのような活動をすすめているか、互いに知り、理解し合う必要がある。(2)県内のIYCの普及は、“琵琶湖を守る”、“水環境や生態系を守る”という立場・視点からすすめていくことが大切。(3)県内の農水産物など商品を媒体にして理解し合うことも必要であり、商品企画としてのアプローチも検討する必要がある。IYCでの滋賀県の特色を活かしたキャッチフレーズが必要ではないか。(4)IYCのイベントを企画することも大切ではあるが、協同組合間の連帯・連携が日常的に行われる関係づくりがより大切であり、一過性の取り組みに終わらないよう継続性を大事にしたい。(5)東日本大震災の復興支援について、IYCを契機とした組織的な議論の場があれば良いと思う。(6)協同組合の認知度を高めていくこと、それぞれの活動内容についての意見交換をすすめていくこと、これらをIYCの取り組みでより強めていきたい。など貴重なご意見を数多くいただきました。
 この協議により、滋賀県内の実行委員会を発足させることが決まりました。
 実行委員長には、IYC全国実行委員の小池恒男先生(滋賀県立大学名誉教授)に就任いただきました。


小池先生の講演

第1回 2012国際協同組合年(IYC)滋賀実行委員会の開催
日 時: 4月6日(金)14時00分~16時30分
場 所: 滋賀県農業教育情報センター4階 第5研修室
【主な内容】 キックオフ集会とし、協同組合間の活動交流や今後の取り組みについて協議します。
〔開催の主旨〕
国連は2012年を国際協同組合年(International Year of Co-operatives 以下、IYC)とすることを宣言しました。このことは協同組合がもたらす社会経済的発展への貢献が国際的に認められたもので、世界はもとより日本各地で協同組合間協同の取り組みと、国際協同組合年のアピール活動がすすめられています。これらの活動に呼応し、滋賀県内においても協同組合間の協同・連帯の活動を創りだし、IYCがかかげる目的達成にむけて第1回実行委員会を開催するものです。