滋賀の生協 No.153(2010.12.10) |
民間企業から生協運動に転身 浮守 隆夫理事 (滋賀県勤労者住宅生活協同組合専務理事) |
滋賀で働いて28年、今年二月までダイワハウスに勤務。第一線で営業所長、経営にも携わってきました。 「儲けりゃいい」という感覚ではなく、「利益は組合員に還元する」という生協の考え方が大好きです。子供の時から関わっているボーイスカウトの「奉仕の精神」にも通ずるものを感じます。一般企業から見れば「甘い」と思える生協には、一般企業にないものがある。「組織」に支えられているということです。もちろん、一般企業から学ぶ点もあります。目標を設定する。目標から実績をひいた問題点を解決する。解決することにより人が育つ。このスキルを生協流に加工することも必要です。 住宅生協は、これまで分譲事業が中心でした。今後は、組合員のニーズに応えるため、経営の安定のために、賃貸事業と自前の建築請負事業にも取り組んでいきたいと考えています。 県連も素晴らしい団体です。一般企業にも横の連携、助け合いはありますが、利益を追及する場です。社会への奉仕が議題に上がることはありません。県連のイベントには職員を派遣するように心がけたい。私もこれまでのキャリア、人脈で、生協運動に貢献したいという気持ちはありますが、まずは生協の勉強から始めたいと思っています。 |