滋賀県連からのお知らせ
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滋賀県生協連創立二五周年祝辞 滋賀県労働者福祉協議会 会長 下戸薫

滋賀の生協 No.139(2007.2.10)
滋賀県生協連創立二五周年祝辞
滋賀県労働者福祉協議会 会長 下戸薫

暮らし、生活をキーワードに滋賀県になくてはならない存在として更に発展を!
 滋賀県生活協同組合連合会の創立二五周年を心よりお祝い申し上げますと共に当協議会に対します日頃のご厚誼に感謝とお礼を申し上げます。

 創立から四半世紀を経た今、経済・社会は大きく変化しました。変化は好感を持てるものもあれば、受け入れ難いものもあります。グローバル化の進展や情報技術化の深化、少子高齢化と人口減少社会そして財政の危機などを背景とした経済・社会、産業や暮らしの変化は、世代間や地域間に様々な不整合を生み出しています。とりわけ、景気拡大の中での格差の拡大という新たな現象は憂慮すべきことであり、格差は当然のことで弱いものは淘汰されることも当たり前と云う風潮は、美しい景色とは云えません。

 貴生協連は、創立以来、消費者生活を基軸に琵琶湖の水質をはじめとする環境、福祉や介護そして、その前提としての平和に関わることを中心として一貫した取り組みをすすめてこられました。言い換えますと、暮らし・生活をキーワードとしてそこから広がる視界に焦点を当ててこられました。今日の風潮を見ますとき、その着眼と先見性に敬意を表し、美しい暮らし実現へ向けまして一層の前進を期待するものです。

 貴生協連が滋賀県になくてはならない存在として更に発展されますとともに、会員の皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げましてお祝いの言葉と致します。