滋賀県連からのお知らせ
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設立六年目を迎えた 小林和美 専務理事 (滋賀医科大学生活協同組合)

滋賀の生協 No.144(2008.6.20)
設立六年目を迎えた

小林和美 専務理事
(滋賀医科大学生活協同組合)

 滋賀医大生協は設立から今年で六年目。大学そのものが、いわゆる大学(教育研究)と附属病院の二つから構成されていますから、生協も、大学生協としての事業や活動だけでなく、職域生協のような活動も求められています。難しくもあり、また遣り甲斐もあります。

 組合員は千五百人。学生は八百五十人でほぼ全員加入ですが、教職員の加入率はまだ低く、特に附属病院では一割もいません。勤務が厳しく生活が不規則な看護師を対象に、今年の春からセシールと提携しカタログでの事業を開始しました。これをきっかけに「病院の教職員にも役に立つ生協」を追求していきます。

 今春卒業した医学生は、二回生の時に生協ができたいわば「生協一期生」。その人達が、今附属病院で研修医をしています。その研修医から、「勤務が厳しくていつ昼食がとれるかわからない。生協で弁当を作ってほしい」という要望が寄せられ、それに応えてお弁当を研修医室に配達しています。現在の学生は「生協があって当たり前」の世代。「あたりまえの生協」というその感覚はこの五年間の成果でもあり、さきほどの研修医からの要望のような新しい広がりも出てきています。これをさらに大切に育てていくこととあわせ、惰性に陥らないよう生協設立時の初心に立ち戻って、次の新しいステップへ進みたいと思っています。