滋賀の生協 No.157(2012.2.29) |
地域からの発想 滋賀県生協連理事 岡野 早苗さん (生活協同組合コープしが理事) |
13年前に「子どもに安心な食べ物を」とコープしがに入りました。初めは利用だけのおつきあいでしたが、大山のキャンプで生産者の話を聞いて生協本来の目的を知り、翌年から企画する側になりました。生協本来の目的とは、くらしをよくすることです。 2012年は国際協同組合年。「私たちは胸を張れる活動をしているのか」考える契機となるでしょう。 生協連は、多彩な活動を活発に行っています。これは30年の歴史の積み重ねです。この歴史から受け継ぐものは取り組みのカタチではなく、「なぜ取り組むのか」「何を訴えるのか」を、地域からの発想で組み立て直すことだと思います。地域の人と人との結びつきこそが、生協の生命だと思うからです。 会員生協同士が知りあう活動とか、県行政だけでなく市町村行政単位でのパイプを太くするとか、地域に根を張っている人たちとのつながりを深くしていくことこそが大切だと思います。 |