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被害を最小限に留める防災の取り組み 滋賀県勤労者共済生協 森田武史理事

滋賀の生協 No.159(2012.8.8)
被害を最小限に留める防災の取り組み

森田 武史理事
(滋賀県勤労者共済生活協同組合専務執行役員)

 滋賀県生協連の活動は、会員団体間の連帯、地域の諸団体や行政との連携、いずれも多彩で広範囲な活動を、きめ細かく展開されていることに感銘を受けています。

 その一つに、会員団体や自治体などと連携を図った「防災」の取り組みがあります。

 災害後の被害の救済は大変意義のあることですが、同時に、家具・家電転倒防止対策や、高層マンションの自治会などと協力したフロアーごとの水の備蓄、電動工具の装備など、未然の対応で被害を最小限に留める視点の取り組みも焦眉の課題だと思います。

 私たちは、2011年度から「住まいと暮らしの防災・保障点検運動」を取り組んでいますが、会員団体が得意分野で蓄積したスキルを持ち寄り、連合体としての力に収斂させていくことができれば、組合員への新たな貢献になるとともに、地域への協同の広がりの新機軸にもなっていくのではないでしょうか。