滋賀の生協 No.186(2020.8.4) |
生活協同組合コープしが副理事長 濵田 弥生さん |
生協加入のきっかけは、ポスティングされたチラシです。安全な商品に興味がありました。その後、地域委員会に参加し、試食会や産地見学、工場見学などの生協の活動にも興味が深まりました。そして、コープ倶楽部のコーディネーターを経験しました。 生協と関わって10年。最初に気づいたことは歴史を学ぶ事の大切さです。表面的な事象ではなく、その背景を知ることが今を知ることにつながります。 自然災害が深刻化して「自分の命を自分で守る」時代になりました。また、新型コロナウイルスで「人と距離をとる」時代にもなりました。一方で、人と人が寄り添うことで伝わるニュアンスが、薄れていくような不安もあります。 自立しなければ、人を助けることはできません。でも助け合わなければ自立はできません。自立は孤立ではない。今は「自立と助け合いの調和」が大切な時代。生協を使って、その時代にあった生き方やつながること、協同することの大切さを学び、お互いに助け合いながらしっかりと自立していく。そういう人と人の関わりの良い循環をつくることが、生協の活動ではないかと思います。 |