滋賀の生協 No.161(2012.12.25) |
ピースアクション2012・しが実行委員会が主催し、平和学習活動の一環として「考えあおう、平和のこと、戦争のこと」をテーマに、2012年3月にオープンした平和祈念館へのスタディーツアーを実施しました。(11月28日) 戦後60年以上が経過して、戦争の惨禍や当時の生活を伝える戦没者の遺品や資料が散逸しつつある中で、戦争体験を語り継ぎ、平和を願う心を育む施設として、東近江市に開設された平和祈念館を訪問し、当館の学芸員である林主事にスライドを交えた講演をしていただきました。さらに、施設ボランティアの方にガイドいただき、展示品の見学を行いました。開設にあたっては、1993年から資料・体験談の収集を行い、提供された資料は約2万5千点、戦争体験をはじめ、当時のさまざまな出来事について語られた方は1千3百人以上にのぼるとされています。戦時下における県民の生活、軍事施設の様子がうかがえる写真や資料・展示品など、身近に戦時下の生活を疑似体験できる貴重な施設であり、戦争体験を風化させることなく次代に引き継ぐために、より多くの方が訪問されることを願っています。 |