①国際協同組合同盟(ICA)が2012国際協同組合年(IYC)を締めくくる臨時総会(昨年12月)において発表した、ICA「協同組合の10年に向けたブループリント(計画)」にある、「参加」、「持続可能性」、「アイデンティティ」の3つのテーマによる日本型協同組合の可能性の追求と課題について。
②協同組合の成長を支える「法的枠組み」の確立と、組合員による管理を保障しながら、信頼性のある協同の“資本”による資金調達の可能性を追求すること。
③「ブループリント」に加えて、“地域”の視点は大切である。“地域のくらし”への責任と配慮は、“持続可能性”にとっては不可欠であり、“地域を支えること”のメッセージ性が必要であること。などを提起されました。
~「JAにおける“支店を核とした協同活動”」について~①支店は事業と組織の拠点であり、実績管理の単位のみならず、組合員に最も近い拠点としての組合員活動の重視と、活性化対策の必要性。
②支店協同活動と組織活動は事業成績と相関し、組織活動が活発であると支店の業績が良いこと、また職場風土の高揚、活性化にプラスの影響を及ぼすこと。
③協同活動は経営方針への共感を生み、職員のやりがいにもつながる。などを解説されました。
結びに、協同組合の職員観と方向性について、“組合員とともに”、“地域の課題解決”を意識した「仕事の仕方」を見いだし、“地域に根ざした協同組合”、地域を支え、また支えられる事業活動をすすめることと解説されました。