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協同組合講演会を開催しました。

IYC記念滋賀県協同組合協議会主催
 二宮金次郎7代目子孫・中桐万里子氏の講演会を開催しました。
 「次世代につなぐ協同組合」~七代目が語る二宮金次郎が遺したもの~


 2014年3月1DSCN7876.jpg日(土)、中桐万里子氏の講演会を開催しました。IYCを契機として、「よりよい社会を築く」とは、またなぜいま協同組合なのか、その“源流”から培われてきたものは何かを探るために、歴史をさかのぼり、“天保の大飢饉”をはじめ、豪雨や干ばつなどの自然災害から600以上の村々を復興・再建させたとされる先人、日本の協同組合の礎となったとされる二宮金次郎(尊徳)氏の偉業とその思想を学ぶ機会とし、31名の役職員が参加しました。 

 薪を背負い読書をする金次郎の像は、“勤勉”を伝えるものではなく、一歩踏み出す姿の“どのような状況でも前に踏み出す”ことを伝えるもので、「名を遺さず、行いを遺せ」が金次郎の遺言でした。 

 川の流れに従いつつも、逆らいながらエネルギーを生み出す“水車”に着目し、思い切って飛び込む勇気を持ちつつ、相手に対しては“半分従い、半分逆らう”、ひいては“知る、よく見る、受け容れる”、“対策する、工夫する、実践・行動する”ことで、相手の徳を受け容れるとともに、バランス感覚を養うことの大切さを説かれました。

中桐万里子氏講演会.jpg
 “Give and Take”(見返り思想)ではなく、“Take and Give”(徳に報いる)を真理とした「報徳」の思想を実践する“Takeの達人”として、相互扶助と協力・協同という徳を得ながら“より良い社会を築き、与える”協同組合へと発展していただきたいと期待をよせられました。