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2014年6月に滋賀県立大学生協の専務理事として赴任した 谷口 一宏さん

滋賀の生協 No.170(2015.4.28)
2014年6月に滋賀県立大学生協の専務理事として赴任した

谷口 一宏さん
(滋賀県立大学生活協同組合専務理事)

 滋賀大学での学生委員が生協との出合。卒業後、京大、同志社、立命館、京都工繊大、事業連合などで、一貫して食堂事業に携わってきました。

 県立大学生協の印象は、大学との距離が近いということです。理事会には、学生と教職員がともに参加し、生協主催の「新入生・保護者説明会」なども行っています。学生理事には湖風祭実行委員会や、環境活動に取り組むサークルなどの代表も参加しています。

 また、環境科学部、工学部、人間文化学部、人間看護学部という理系、文系にまたがった学部編成は、学際的な生協活動に繋がっています。生活栄養学科学生の協力による食生活への相談活動や、製造からパッケージデザイン、マーケティングまで手掛ける日本酒プロジェクトなど、ユニークな活動を生み出しています。

 県立大生協は、2010年度に累積欠損を解消し、経営基盤が確立しました。今後は事業という手段を通じて、より高度な協同組合運動を開花させる時期に来ていると思います。

 私はまだ一年目で、組合員の声を聞きながら学んでいる段階ですが、生協と組合員の伸びる力に確信をもって、育んでいきたいと思っています。

事業案内とは別に、生協活動を伝えるリーフレット。生活デザイン学科の学生組合員がデザインしました。