滋賀の生協 No.181(2018.11.12) |
滋賀県生協連・常務理事 白川 尚正さん (滋賀県勤労者共済生活協同組合専務理事) |
山形県出身です。1983年に共済生協(全労済)に就職し、東京、宮城、東京、名古屋、そして2017年から単身赴任(15年継続)で滋賀県へ参りました。関西は初めてです。 2011年3月11日の東日本大震災時は仙台勤務でした。1年間、作業服で休みなしの現場調査。津波で家を流され涙で訴える被災者との毎日は、「本当に組合員さんのことを考えるなら、きちんと保障をしないと逆に気の毒」ということを肝に銘じた、貴重な経験でした。 最近の自然災害状況を見ても、共済はもはや「万が一の保障」ではなくなっています。共済生協は職域から発足しましたが、地域にも視野を広げ、災害が起こる前の備え、災害が起こった時の行動など、防災の啓発キャンペーンに取り組むことが大切だと考えています。 また、会員生協が輪を結んでテーマを決めて一緒に取り組むことが滋賀県生協連でも必要であると思います。今回コープしがさんとコラボして「CO・OP火災共済見積もりキャンペーン」をおこないましたが、地域生協の日常的で幅広い接点と、共済生協のまさかの時の深い接点、それぞれの特徴を活かし、組合員さんの安心と安全をフォローしあう活動ができて良かったなあと思いました。 |