滋賀県連からのお知らせ

2019年度 課題と抱負

   生活協同組合コープしが
 2018年度は、設立25周年を迎え、くらしの中で5つのたいせつ視点をもって、事業や活動をくらしに引き寄せ実践し、生産者との交流、商品の良さを知り広げる取り組みを中心にしながら、1万人以上の新しい組合員を迎え入れ、19万2千人(組織率34%)の消費者組織となりました。
 2019年度は、基本方針に「協同して創ろう、笑顔あふれるくらし〜聴く、話し合う、つなぎあい、みんなの力をあわせよう〜」を引き続き掲げて、「くらしを良くしたい、安心してくらしたい」という私たちの想いを「5つのたいせつ」の視点と、コープのあるくらしとして、6つのテーマ(食、宅配、お店、くらしの備え、私のできるコト、信頼と安心)をもってすすめていきます。様々なことを知り学び、コープしがの事業や活動の利用を通して、組合員、県民のくらしに役立つ生協としての事業・活動の取り組みをすすめていきます。また、この先もコープしがが変わらずたいせつにしていきたいこととして「理念づくり」を組合員・取引先・役職員が一緒になって創り上げていきます。

   生活クラブ生活協同組合
 2018年度は「カンブリア宮殿」や「梅沢冨美男のズバっと聞きます」など、公共放送で生活クラブが取り上げられました。これは、わたしたち生活クラブの半世紀にも及ぶ、組合員ひとりひとりが主体となり社会を変える運動をし続け、遺伝子組み換え排除、化学調味料不使用などの対応をしている消費材を生み出し、風の村のような福祉事業を展開し、ワーカーズコレクティブ運動、代理人運動を生み出してきたことが評価され、社会的に広く伝えていくべきものであると評価されたからだと感じています。
 今年度は、滋賀に生活クラブを設立してから10周年となる年です。そして、2020年春、わたしたちが引受団体となり、シャボン玉フォーラムを滋賀で開催します。10年を迎え、今まで以上に、組合員活動をさらに活発にし、仲間を増やし、生活クラブ運動を広げていきます。また、シャボン玉フォーラム開催に向けて年間を通じて活動し、石けん運動を改めて滋賀から発信し、新しいうねりを生み出していきたいと考えています。  2019年度、組合員みんなで、さらなる発展の年となるように活動していきます。

   滋賀県勤労者共済生活協同組合
 各単協の連合体である全労済は、2018年度から2021年度までの4年間を次期中期経営政策(New-Zetwork)期間として設定し、変わることのない理念と信条のもと、「お役立ち」の発想と「共創」活動で、労働者自主福祉で培ってきた事業と運動を更に強化・発展させるため取り組んでいます。
 そんな中、もっと多くの方々に親しんでいただき、愛される存在となるため2019年6月より愛称として「こくみん共済coop」策定しました。これからも、「共済」を通じて人と人との「たすけあいの輪」をむすび「安心のネットワーク」を広げていきます。
 一方、滋賀推進本部(滋賀県勤労者共済生活協同組合)は、2021年2月に創立60周年を迎えます。ついては、60周年にふさわしい事業実績と運動の普及・浸透が求められるため、県内の4地区連や協力団体、各生協、各指定整備工場、労働者福祉事業団体等と連携をさらに強化し、「新こくみん共済」「住まいる共済(火災共済・自然災害共済)」、「マイカー共済・自賠責共済」を重点共済に位置づけて推進をしてまいります。
 これからも、代表委員(理事)および役職員が先頭に立って運動を推進し、将来にわたる組合員の保障と安心の一層確実な提供を図る取り組みを進めることとともに、コンプライアンスやガバナンスをさらに強化し、業務品質のさらなる向上を目指します。

   滋賀県勤労者住宅生活協同組合
 私たちは“住居“というカテゴリーを通じて、誰もが豊かに安心して暮らすことのできる地域をつくるため、「助け合い・支え合う」共助拡大の取り組みを地域の中に広げていければとの思いで運営を行っていきます。特に滋賀県生協連や滋賀県労福協など、目的を一とする多様なステークホルダーと連携をとっていきたいと考えています。住みやすい環境、より良い住宅を作ることによって健康な心身を育み、省エネ、あるいは健康にも貢献し、質の高い教育を誰もが受けることにつながっていくとの観点で事業運営を行い、社会貢献できればと考えています。
 基幹事業となります分譲地の販売に関しましては、甲賀市の「レインボータウン貴生川」、大津市の「ヴィータフェリーチェ大津園山」、「レインボータウン大津下阪本」、「びわ湖ローズタウン緑住区」、近江八幡市の「レインボータウン南桐原」、東近江市のレインボータウン東近江昭和」の販売を展開していきます。その他リフォーム、不動産売買の仲介など、組合員の皆様のあらゆるご相談に応じていきたいと考えています。
 これらの事業を通じて、児童養護施設や生活困窮者への支援、環境改善活動なども実施していきたいと考えております。

   しが健康医療生活協同組合
 しが健康医療生協の2019年度の活動は①いのちとくらしをささえる医療・介護・福祉の事業を守り、安心して住み続けられるまちづくりに貢献します。②健康づくりをとおしてくらしとまちづくりに貢献していきます。③「医療生協」を担う人づくりをすすめ、医療生協活動の強化をすすめます。④「憲法」にもとづく平和で人権が尊重される社会をめざし、学び・広げ・連帯していきます。の4つの方針を掲げて活動をすすめます。
 事業経営は厳しい状況が続いており事業所を守ることも大きな課題となっていますが、医療生協ならではの活動として、健康づくり、HPH(ヘルスプロモーション)活動、子育て支援、フレイル予防なども事業所と組合員さんが協力しながら様々な取り組みをすすめていきます。協同組合間協同の取り組みとして、「健康チャレンジ」や「健康チェック活動」など、他生協との協同の取り組みができないか模索していきたいと考えています。また、地域の「こまった」の相談活動にとりくみ、行政や地域の他団体とも協力しながら、助けあい、支え合いの活動を広げていきます。そして、活動のわをもっともっと広げていくためにも「仲間ふやし」にも力を入れる一年としていきます。

   滋賀県職員生活協同組合
 滋賀県職員生活協同組合は、職域生協として昭和55年に設立され、今年度で39年目を迎えることとなりました。共同互助の精神に基づき、県職員など約5,200人の組合員の福利厚生の一翼を担っています。
 主な事業としては、県庁や合同庁舎、地方機関に設けた6ヶ所の食堂と9ヶ所の売店(内1店舗はコンビニ)の運営、旅行などの販売サービス、団体保険の取扱いなどで、平成30年度の供給実績は396百万円でした。
 近年、当生協を取り巻く環境は、大変厳しいものとなっています。現役の組合員が大幅に減少する中、節約志向の高まりやコンビニ・ネットショッピング等購入機会の多様化により供給高が減少しています。さらに、経営を支えてきました保険等の手数料収入も減少の一途をたどり、毎年度積立金を取り崩しての厳しい運営が続いています。
 このため、経費の削減はもとより、組合員の意見を積極的にお聴きすることや、府県庁生協などの職域生協から有益な情報を収集するなどにより、新たな事業の開拓や既存事業の改善に努めています。
 今後とも、組合員の福利厚生の一翼を担っていくため、一人ひとりが生協を身近に感じ、積極的に利用していただけるよう、組合員のニーズに応えた事業を展開してまいります。

   滋賀大学大津地区生活協同組合
 滋賀大学大津地区生協は、「築く、繋げる “生協“」を本年度の活動のテーマとして、組合員と生協を繋げ、また次の代・これからの代にも想いを繋げていきます。
 共済活動は、組合員が健康的な生活を送れるよう、「食生活相談会」を実施し、組合員が自分の普段の食事を見直すきっかけづくりにも取り組みます。
 自転車・バイクを利用する組合員が安全に通学できるように、「自転車・バイク無料点検会」を実施し、組合員が安心・安全な生活を送れるように活動を行っていきます。
 店舗活動では、組合員の日々の生活に役立ち、楽しさを感じることのできる企画を行います。その一つとして組合員がよりスムーズに必要な文房具を買うことができるよう、また学業に意欲的に取り組めるよう、おすすめの文房具を紹介します。ポスターやPOPを活用し、見つけやすく、楽しさを覚えてもらえるようにします。
 また、生協購買内にある「Willing棚」で、新たな商品の紹介やWillingの情報発信、季節に応じた活動を行い、組合員が足を運びやすく、親しみを感じられるような店舗を目指します。
 情報の収集と発信では、Twitterのアンケート機能を活用し、組合員の現状や意見といった情報を集め、それを後の活動に生かしていきます。
 また、Twitterの「質問箱」を活用していきます。Willingの活動や生協への質問・要望を受け取り、それに回答していくことで、組合員の知りたい情報の発信を行っていきます。より組合員と繋がる形での情報の収集と発信に努めます。
 受験生・新入生のサポートでは、将来の組合員、つまり受験生・新入生に対するサポートの充実を目指します。  夏に開催されるオープンキャンパスでは、滋賀大学教育学部について学生目線で作成する『OC(オーキャン)滋賀人(しがんちゅ)』の発行や、「キャンパスツアー」、「学生生活なんでも相談会」を実施します。
 また、入試前日に、受験生が宿泊する生協指定のホテルに相談コーナーを設け、受験への不安や悩みを和らげられるよう、サポートします。
 入学前には、新入生を対象とした「キャンパスライフ先取り説明会」と保護者の方を対象とした「保護者説明会」を実施し、大学生活について伝え、新生活への不安を解消できるよう努めます。入学後には「なんでも相談会」を実施し、新入生の相談にのることで、新学期生活をサポートしていきます。
 社会貢献活動としては、18年度に引き続き、ごみの分別運動やペットボトルキャップの回収の促進を行います。また、ごみを減らしていく活動(レジ袋・割り箸の削減)やユニセフ募金等を行うとともに、ポスター掲示やTwitterの活用により、これらの啓発を図ります。
 組合員の身近なところから、環境・社会への意識を高められるよう活動を行っていきます。

   滋賀大学彦根地区生活協同組合
 2018年度も非常に多くの組合員の方に利用いただき、昨年度に続き供給高で3億円を越えることができました。  新たに設置された『データサイエンス学部』が3年目を迎え、教科書や教材パソコンの利用が増えた事や電子マネーやミールシステムを利用される方が増えたことなど、多くの方に利用いただける環境が進んできたからだと感じています。但し、学内では今までと学生の流れが少し異なってきているように感じています。
 今までの枠組みにとらわれず、学内の変化・学生の変化を注意深く見守る必要があります。
 この間、一定の黒字を積み上げられるようにもなり、備品の購入や施設の整備や改修などをすすめ、組合員へも利用還元をしていくことに取り組むことができました。
 一方で、利用が伸長したり剰余は残せる体質になってきましたが、組合員の声を実現するという取り組みやこだわりは少し後退してしまったと感じ「ひとことカード」や「店舗委員会」など学生の声に耳を傾け取り組むことをすすめてきました。
 「学生がおすすめする本」のコーナーを期間限定で設置したり、学生がおすすめするお菓子や飲み物などを展開したりと少しずつ、学生が関わるお店作りが進んできました。
 学生が食べたいと声を上げた「ライスLL」や「納豆」など簡単に実現できそうなものからまずは取り組みを始めました。
 組合員の声や要望に応え、商品の品揃えを行ったり、利便性向上を目指し、様々な取り組みを進めることや組合員と取り組むことにより、共感の輪が広がり、利用も集中されてきています。組合員が参加しやすい運営をすすめ、より多くの組合員とお店づくり、生活改善を進めていきたいと思います。

   滋賀医科大学生活協同組合
 滋賀医大生協は昨年「生協創立15周年記念」として、記念誌の発行やセール企画を行い、大いに盛り上がりました。記念誌には、教職員の方や当時学生で設立に携わっていただいた方など、沢山の寄稿をいただき、生協設立時の思い出など貴重なお話しを記録することができました。また、15周年を記念したセールは学休期間を除いて毎月行い、「15周年」に掛けた「150円カレー」や「書籍15%引き」など合計8回も実施し、大好評でした。
 2019年度のテーマは「毎日利用したくなる生協、頼りになる生協を目指して!」です。
 IC組合員証による食堂のキャッシュレスでの利用は約65%までになりました。今年度のところでは新たな仕組みの導入も検討し、もっと快適に利用し続けられるようにしたいと思っています。また立命館生協との連携により新たな体制となり、これまで小規模生協ゆえ出来なかった事にもチャレンジしていこうと考えています。これからも常に発展し、支持され続ける生協を目指して、頑張ります。

   滋賀県立大学生活協同組合
 事業活動においては「暮らしを支え、信頼される生協」「学びと成長を支えられる生協」を目指してまいりました。購買事業では学内生活に必要な商品の品揃えや勉学・研究に必要な商品の手配をスピーディーに行うことに拘りました。食堂事業ではテーマに沿ったフェアメニューや旬の味わいを取り入れたメニューの提供で学内での「食」を支えてまいりました。引き続き地元彦根のお米や醤油を利用することで地産地消にも取り組んでまいりました。
 組合員活動では「多くの組合員が事業・運動に関われる生協」を目指し、生協学生委員会や学内諸団体ととりくみを進めてまいりました。
 新入生・保護者向け説明会では新入生が安心して新生活のスタートをきれるように先輩学生みんなで迎えるという気持ちで臨み、入学者数の約7割の方にご参加いただきました。また、リサイクル市実行委員会の不要家具家電リサイクル販売の支援、学生・教職員・酒造会社との日本酒「湖風」づくりなど、引き続き連携を強めてまいりました。生協学生委員会による食生活相談や自転車点検、防災企画など組合員の健康・安全を守るとりくみ、食堂自家製弁当容器の回収のとりくみも前進しました。
 本年は購買店舗の改装などの25周年記念事業を通して、組合員の声や想いを一つでも多く実現でき組合員が充実したキャンパスライフを過ごせるよう、「支持・信頼される」存在であり続けることを目指します。  また、組合員同士のつながりを広げ、学びと成長を応援していくためにこれからも学内や地域との様々なとりくみで協力していきます。

   グリーンコープしがまる生活協同組合
 従来掲げて来た計画は、ほぼ未達成の見通しの中、生協活動で掲げる目標が同一なグリーンコープ生協連合のお仲間に加えて頂き、共同購入企画を採用することが出来ました。おかげで当初計画には達せないもののかつてない大幅な伸長を見ました。組織実態を現実に近づけるため、未利用組合員の整理を行い組合員は大きく減少しました。
 2019年度はこれをベースに供給高約2倍、組合員約3倍の目標に向けて体制を整備して進めて行きます。体制の基本はワーカーズコープであり、目標の共有化の中で自主的活動をして行けるよう挑戦していきます。組合員活動としては現行のしがまる生協企画の確認及び見直しを行っていきます。