近畿農政局大津地方地域センターとの意見交換会をしました。
「食品中の放射性物質について」
2012年10月11日(木)、大津びわ湖合同庁舎で近畿農政局大津地域地方センターとの意見交換会が開催され、近畿農政局より7名、消費者団体より7名が参加しました。
神戸地域センターの吉田主任表示・規格指導官より、“放射性物質の基礎知識”として、①放射線とは、その種類と特徴について、②放射能の減り方(半減期)について、③放射線の人体への影響について、④天然の放射性物質と被ばくについて解説されました 。
“食品中の放射性物質対策”として、①食品の新たな基準値の設定として、「暫定規制値」から「基準値」として、食品から許容できる線量を年間5mSvから 1mSvに引き下げたことについて、②食品の出荷制限と解除について、③農産物の汚染経路と野菜・茶・果実等の放射性物質調査結果について、④放射性物質の吸収抑制、農地の除染、肥料の対策などの取り組みについて、⑤米及び原乳・牛・豚肉・鶏肉・鶏卵の放射性物質検査結果と畜産物に関する飼養管理の取り組みについて、⑥特用林産物(きのこ等)モニタリングの
状況と生産現場における汚染の軽減や採取に関する情報提供の取り組みなどについて、⑦水産物の調査結果(86.4%が100Bq/kg以下-13,246/15,330検体)と、水産物への対策については、漁獲区域の制限など操業の自粛しか対策が取れず、引き続き調査対象魚種の拡大や調査頻度の増加などの強化をはかっていること、などを解説されました。