「滋賀県平和祈念館」を訪問しました。
2012年11月28日(水)、ピースアクション2012・しが実行委員会は、今年3月に開館した東近江市にある「滋賀県平和祈念館」を訪問し平和の学習会を開催しました。
ピースアクション実行委員・会員生協の役職員18名が参加し、滋賀県での戦争体験や歴史・当時のくらし・地図や写真による滋賀県の戦跡などを学びました。
当時は、八日市市に軍事飛行場があり、プロペラなど部品が展示されていました。また、航空写真で戦跡や疎開場所などが見られました。
ー滋賀県の戦争についての講座ー
滋賀県平和祈念館の職員さんより、滋賀県民の戦争体験やくらしの様子など講義いただきました。
・滋賀県からも9
万人ほど出兵され、多くの方が犠牲となられました。近年の子どもたちは、日本に原爆が落とされた日や場所「赤紙」「召集令状」など、答えられない子どもたちが多いとの新聞記事がありますが、体験者も少なくなってきていて身近に伝えられる機会も減りつつあるので、事実として徐々に風化してきている。滋賀県でも大きな被害や悲惨な状況があったんだということもこの祈念館で学んでいただきたい。
<女性と戦争>
女性や子どもたちも戦争に協力しなければならないという教育をされていました。一例として、「千人針」を紹介いただきました。また、従軍看護婦として女性も戦場へ
行かれていました。
(千人針)出兵する兵士のお腹に巻いて、玉があたらないようにとの願いを込めて一針一針縫われていたそうです。
滋賀県平和祈念館では、当時滋賀県民の方がどういった体験をされたか事実を調査し、滋賀県民の皆様から資料を集めさせていただいて取り組んでいる。一つでも多くのことを紹介していきたいと述べられていました。