平和活動2018スタート集会を開催しました。
2018年6月2日(土)コープしが本部会議室に於いて、平和活動2018スタート集会を開催し、会員生協の役職員・組合員ら31名が参加しました。平和活動について様々な角度から知り、考え、自ら行動できるきっかけづくりの場とし、県内の平和活動を多くの方に広げられるよう、また、「ヒバクシャ国際署名」の賛同を呼びかけ、運動を広めていくことを目的としました。
【第1部】 平和活動報告「5団体の平和活動報告」
①戦争の記憶をつなぐ会より、戦争体験の聞き取りをしたお話しを題材にシナリオを作成し人形劇として発表。次世代につなげる活動として、子どもたちにもわかりやすく、疎開したときの事、食糧難、空襲にあった時の怖かった話などを実演されました。
②コープしがの村上さんより、「2017ピースアクションinヒロシマ」の参加報告。被爆者の慰霊とともに被爆の実相を学び次世代へと継承していくため開催されており、日本生協連が主催する「虹のひろば」や、慰霊式典、碑めぐりなどに参加。「百聞は一見に如かず」原爆の被爆実態を自分の眼で見て感じてもらいたい。そして、「二度と戦争はしてはいけないことだと伝えていきたい」と参加者からの感想を述べられました。
③滋賀県立大学の藤縄さん・肥後さんから、PeaceNow!OkinawaとPeaceNow!舞鶴の参加報告。沖縄や舞鶴の戦争の歴史を知り、私たちの世代は戦争体験者から直接話を聞ける「最後の世代」であり、伝えていく使命がある。「戦争」に終わりがなく、誰かの心の中にあり続けるということ。と学びの報告がありました。
④ヒバクシャ国際署名県民の会の西野さんより、「滋賀県民の会」結成の経緯と取り組みについて報告され、ヒロシマ・ナガサキの被爆者のみなさんと世界中の人々の願いである核兵器廃絶に向け、「ヒバクシャ国際署名」の運動を広げていくことを訴えられました。
⑤最後に北川県連会長より、6月の国民平和大行進・三井寺原爆犠牲者慰霊者法要・戦争体験聞き取りの活動、その文集の発行などの取り組み報告がありました。
【第2部】フリップディスカッション「みんなで平和のことを語り合おう」
グループに分かれて、「第1部の報告を受け感じたこと・深まったこと」そして、「子どもたちが平和で暮らすために私たちができること」についてフリップディスカッションをしました。
【第3部】戦時食の体験と”戦争ほうき”づくり
戦時中、食料が不足していた頃のメニューを再現しました。今回は、すいとん、さといものおはぎ、じゃがいものすり焼きの3品を試食。当時はお砂糖なども配給だったこともあり、味付けは一切しませんでした。
最後は「戦争」「核」を放棄するという意味を込め、”戦争ほうき”の小物アクセサリーを参加者全員で作りました。