2019年6月1日(土)、平和活動スタート集会を開催しました。
平和活動について様々な角度から知り、考え、自ら行動できるきっかけづくり、他団体との交流の場とし、ヒバクシャ国際署名への賛同を呼びかけ、署名活動を広げることを目的としました。
【第1部】(1)平和活動報告
①戦争の記憶をつなぐ会(人形劇)
戦争の記憶をつなぐ会より、戦争体験の聞き取りをしたお話しを題材にした人形劇を発表。次世代につなげる、広げる活動として、子どもたちにもわかりやすく、疎開したときのこと、食糧難、空襲にあったときの事などをシナリオにし実演されました。
②ビキニデー集会に参加して(大学生協)
3月1日、墓参平和行進とビキニデー集会(焼津市)に参加。ビキニ被害事件を学び、現地の方からは「原水爆の被害者は私を最後にしてほしい」と訴えがあった。「国を超えて、平和を願う仲間がいるという事を実感した」「行ってみないと感じられない雰囲気があった」と感想を述べられ、「今後も平和について考える仲間を増やしたい」と想いを語られました。
③2015年NPT再検討会議に参加して
2015年ニューヨークで開催された、NPT再検討会議に生協代表団として参加された時の様子を報告。現地の日本人補習校などでの被爆証言や原爆展・デモ行進で体験したことを報告。最後に石垣りんさんの詞を紹介され、2020年のNPT再検討会議に向けて、被爆者の平和への願いを新たにしました。
(2)「戦争体験のお話し」~長崎の被爆体験~
8歳の頃、長崎に原爆が投下されました。ご自宅は、爆心地から3.5㎞のところ。いきなりピカッと光ってドーンと大きな音がした。自宅は山陰だったので放射能はあびなかったが、光線をあびた大切な友達は亡くなりました。当時の何とも言えない臭いうめき声、悲惨な状況は今でも忘れられません。と時折、涙で声をつまらせながら辛い体験をお話しくださいました。戦争は躰だけではなく心も壊してしまう。命を大事にして、戦争は二度とあってはならない。あんな悲惨な体験はしてほしくないと悲痛な想いを何度も訴えられました。
【第2部】「戦時食を食べながら、平和のことを語り合おう」フリーディスカッション
「第1部の平和活動報告、被爆体験を受けてわかったこと、深まったこと」、「子どもたちが平和で暮らすために、私たちができること」をテーマにグループディスカッションを行い、交流を深めました。
*参加者からは、「若い世代の方が実際に平和活動をされて、仲間を増やしたい・伝えたいという想いを持っていることを心強く思った」「被爆体験を聴いて、戦争が終わっても辛い記憶が残り、苦しめられると言うことが印象に残った。これを聴いた私の役割は伝えること、心に残すことかと思います」「レジ袋削減はできるのに、核兵器が減らないのはなぜ?という問いが生まれました」などと感想が寄せられました。