世界中で活動するユニセフ
~コロナ禍における現状と今後の課題~
ユニセフの活動について、知り・学びあい・伝えていく機会として、10月31日(土)、コープしが本部会議室に於いて、京都綾部ユニセフ協会の野間理事を講師に「ユニセフ学習会」を開催し、会員生協役職員ら17名が参加しました。(会場参加14名・オンライン参加3名)
【講師:野間さんの講演より】
①子どもたちが当たり前に持っていていいもの=子どもの権利。ユニセフはそれを守るために活動する国連機関
②世界の15歳未満の子どもは19億人。1年間に520万人の子どもたちが、5歳になる前に命を失っている。年間520万人を時間で表すと6秒に1人が亡くなっている。
③命を失う原因は、肺炎・下痢・マラリア・麻疹などで、多くの子どもたちの命は支援があれば守れる命。栄養不足が関係する原因で死亡する子どもは、死亡数の約半分。
④学校に通えない子どもたちは、約6300万人と言われ、通えない理由として、家の仕事の手伝い・学校が遠い・先生がいない・教科書や学用品が足りないなど。また、女の子は学校に行かなくてもいい。早く結婚すればいいとの理由も。学校に通えないと技術・能力が身につかない→つきたい仕事に就けない→収入がない→食料が買えない→栄養がとれない→病気になりやすい→仕事ができない→収入がないという貧困の連鎖を引き起こす。生活の水汲みだけで一日が終わってしまう子どももいる。
⑤安全な水の確保ができない。
⑥地雷の数は1億個とも言われていて、すべての地雷を撤去するのに1000年以上かかると言われている。地雷は、「あえて人を殺さないこと」。障害者が増えれば、国力を落とせる。
~どんな戦争も子どもたちにとっていい戦争はないのです~
最後に、世界の身近な問題を知り、まわりの人と話し合い、自分たちでできることから行動してみましょう!と述べられました。