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滋賀の生協 No.190(2022.8)

特集

 

2021年度の特徴的な活動と2022年度の抱負

生活協同組合コープしが

「やくだつ・つながる・ひろがる」

190_sp01.png 2021年度は、通常総代会で確認されたコープしが2030年ビジョン「やくだつ・つながる・ひろがる」を軸に、ありたい姿の実現のための「土台づくり」として、事業と活動をすすめました。
 長く続く「新型コロナウイルス感染」の中で、コープしがは、「しが子どもの笑顔はぐくみサポート基金」をスタートしました。
 これは、貧困や様々な悩みを抱える子ども達が「笑顔」で暮らせるように応援する基金で、宅配・店舗で提供する県内商品の利用1点につき1円を基金に積み立てるものです。県内商品の利用を基金に繋げることで、同時に県内生産者の応援にも繋げます。
 2022年の通常総代会では、約36万円(2021年度3か月分)を滋賀県社会福祉協議会がすすめる「子どもの笑顔はぐくみプロジェクト」に寄付することができました。
 誰もが安心してくらせることをめざして、2022年も歩みをすすめていきます。

生活クラブ生活協同組合

地域に開く。新センターも開設

190_sp02.png 2021年度は、コロナ渦で、事業も組合員活動も困難を極めましたが、だからこそ、拡大、利用結集に集中して取り組み、組合員活動は、コロナ対策に万全の注意を払い、できるだけ会って話しをする機会を設けることに努力しました。その結果、3,000人を超える事ができ、今もなお、順調に組合員が増えています。
 2022年度は、新しいセンターが建ちます。ここを、組合員や地域の人々が集い、語らえる場所にします。マルシェを毎月開催し、生活クラブをおおぜいの人に伝え、組合員を増やしていきます。
 2022年度のテーマは、「地域にひらく」。生活クラブ運動が滋賀県中に広がっていくよう、運動を続けて参ります。

滋賀県勤労者共済生活協同組合

「新しいたすけあい」の創造と実践

190_sp03.png 2022年度は次期中期経営政策2022―25~変革と創造~の初年度として、さらにお役立ち発想と共創活動にもとづく新しい事業と運動を展開していきます。また、組合員・生活者とのコミュニケーションのあり方、社会活動のあり方、協力団体・共創パートナー団体とのさらなる共創のあり方について追及していきます。
 滋賀推進本部(滋賀県勤労者共済生活協同組合)は、社会貢献活動としてSDGs達成のため防災・減災の取り組み、環境保全の取り組み、子どもの健全育成の取り組みや交通安全の取り組みなどをさらに実行してまいります。
 また、事業面では代表委員(理事)および役職員が先頭に立って運動を推進し、将来にわたる組合員の保障と安心の一層確実な提供を図る取り組みを進めることとともに、コンプライアンスやガバナンスをさらに強化し、業務品質のさらなる向上を目指します。

滋賀県勤労者住宅生活協同組合

住まいを通じた地域・福祉貢献

190_sp04.png 住宅生協では、勤労者、組合員の皆せい様に安心・安全に暮らすことのできる住環境を手に入れていただけるよう事業運営に取り組んで参りました。2021年度は滋賀県住宅生協TCS会会員企業と共に、労働団体や組合員様を対象に広報活動を行い、様々なご相談をお受けしお住まいのちょっとしたリフォームから改装・設備工事まで幅広く実施させていただきました。リフォームについては地域密着による顧客満足度の高いサービスの提供と事業団体として相談機能の確立を目指して取り組んでいます。組合員教育事業として、健康や福祉を視野に入れた住まいづくりに関する「生活応援セミナー」を企画・開催し組合員様へWeb配信を実施しました。
 また、フードバンクへ食料提供や児童福祉入所施設協議会への寄付と地域貢献として活動されている学生団体clownとの連携や活動支援を行いました。
 今後も様々な角度から地域貢献活動の支援や福祉事業など、住まいを通じて事業運営を進めて参ります。

しが健康医療生活協同組合

つながりを絶やさない地域

190_sp05.png コロナ禍の中、発熱外来の対応やコロナワクチン接種の実施、訪問看護事業所では、自宅療養者に対して行政からの委託を受け電話での健康観察の実施など、感染対策の徹底を図りながら、医療や介護サービスの提供を行いました。医療・介護従事者としての誇りや使命感を持って、地域住民の命と暮らしに寄り添い健康権を守るために全力を挙げてきました。
 電話による「お元気ですか訪問」など組合員さんとつながりを絶やさない取り組みを進めてきました。社協さんの協力も得て「女性のつながりサポート事業」に参加し生理用品の配布などに取り組みました。2022年度も引き続き取り組みます。
 2022年度は、昨健康チャレンジやWEBを活用した組合員同士の交流など「つながりを絶やさない」取り組みや、医療生協活動をすすめていく担い手づくり、誰一人取り残されない「居心地よくくらせるまちづくり」をすすめていきます。また、こびらい生協診療所のリニューアル運動成功に向け500人の仲間増やし増資運動に取り組みます。

滋賀県職員生活協同組合

県政の職場生活をバックアップ

190_sp06.png 昭和55年に職域生協として設立され、県庁や合同庁舎などにおいて、9ヶ所の売店(内1店はコンビニ店舗)と4ヶ所の食堂を運営しています。また、旅行などの販売サービスや団体保険の取扱いなどを行い、県職員をはじめとする約5,200の組合員の福利厚生の一翼を担っています。
 長年の赤字決算と新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい運営を強いられています。このため収益確保と人件費削減に取り組み、今後も各種サービスを安定的に提供することにより、県政を担う組合員の職場生活をバックアップしていきます。

滋賀大学大津地区生活協同組合

コロナで分断された協同の修復

190_sp07.png 滋賀大大津生協は、2021年度の4月に新たに新入生を迎え入れ教科書販売や食堂の利用等、とてもスムーズにスタートを切ることができました。
 しかしながら、開講後わずか2週間で新型コロナウイルス感染症の拡大により、近隣府県に緊急事態宣言が出されたため、授業は全面オンライン講義となり、一気にキャンパスから人がいなくなりました。この対応は6月末まで続いたため、一部の店舗を除き、生協も閉店することとなりました。学生達も例年は6月に実施される教育実習も中止延期となりました。夏からは学内でのワクチン接種も進み、秋には再びキャンパスに人が戻って参りました。
 引き続き大人数の講義については、オンライン講義が継続されていましたが、教育学部は実技や実習などどうしても対面での授業が必要なこともあり、対面形式の講義がこれまでよりも増加しました。
 しかしながら課外活動などにはまだまだ制限もあり、学内での滞在時間や友人との触れ合いなどはコロナ前よりも減小していました。
 そんな学生の苦しい状況を見かねて、コープしが様よりがんばろう基金として多額の寄付をいただき、大学生に低額で近江牛を提供する取り組みやお腹いっぱい食べてもらう取り組みなどに使用させていただきました。
 コープしがの組合員の皆様の温かい援助を受け、その思いを「食」を通じて大学生に届け、大学生からは感謝のメッセージをいただくなど、お互いに日常的には直接的な接点はありませんが、生協らしい「人と人とのつながり」を目の当たりし、改めて協同組合の素晴らしさと連帯の力を感じることができました。厳しく大変な時期ではありしたが、「人のつながり」「協同組合の価値」を感じられる2021年でした。
 2022年度は対面授業やクラブ活動なども活発になり、キャンパスに人が帰ってきており、コロナ禍以前の活気には戻ってはいませんが、確実に以前のような大学生活に戻りつつあります。引き続きコロナに留意しながら、学生達の生活を支えられるよう努力して参ります。

滋賀大学彦根地区生活協同組合

人のつながり。協同組合の価値

190_sp08.png 2021年度も引き続き新型コロナウイルス感染症の拡大とそれに伴う影響が色濃く残る1年となりました。
 4月に発出された緊急事態宣言を受け、大津キャンパスでは6月末まで全面オンライン授業となり、店舗は閉店を余儀なくされました。
 ワクチン接種も進み少しずつ利用は回復してきていましたが、2022年1月にはオミクロン株の拡大に伴い、当生協の従業員にも複数の感染者を出し、食堂の運営を急遽取り止めるなど組合員や大学に多大な迷惑をかけることとなりました。
 そんな厳しい状況が続く中、大学生協や大学生が大変な思いをしているのだから支えなくてはいけないということから、コープしが様より20年度に続きコピー用紙のご注文をいただいたり、がんばろう基金として多額の寄付をいただき、大学生に低額で近江牛を提供する取り組みやお腹いっぱい食べてもらう取り組みなどに使用させていただきました。
 コープしがの組合員の皆様の温かい援助を受け、その思いを「食」を通じて大学生に届け、大学生からは感謝のメッセージをいただくなど、お互いに日常的には直接的な接点はありませんが、生協らしい「人と人とのつながり」を目の当たりし、改めて協同組合の素晴らしさと連帯の力を感じることができました。
 厳しく大変な時期ではありますが、「人のつながり」「協同組合の価値」を感じられる1年でした。
 2022年度は対面授業やクラブ活動なども活発になり、ありがたいことにキャンパスに人が帰ってきています。コロナ禍以前の活気には戻ってはいませんが、確実に以前のような大学生活に戻りつつあります。
 我々にとっては、単なる1年にすぎませんが、学生に取っては限られた4年間のうちの1年となります。そのかけがえのない1年を様々な面から支えていくことが私たちの仕事です。
 これからも、「生協があってよかった」「生協があって助かった」そんな気持ちを持っていただけるよう一つ一つ積み上げ、コロナ禍を通じて、改めて気付かせていただいた生協の素晴らしさや人との繋がりを大事にしながら2022年度も頑張って参ります。

滋賀医科大学生活協同組合

with/after コロナに寄り添う

190_sp09.png 「コロナに負けるな!今こそ生協が必要な時」が2021年度の活動方針でした。感染対策を並行しながらも、大学の要望にお応えして夕食提供を継続したり、学生組合員向けの店頭企画なども実施し、通年での店舗営業ができました。経営的には決して楽観できませんが、今年度は「キャンパスの新しい日常に寄り添う生協」をテーマに、with/afterコロナの滋賀医大生協組合員のキャンパスライフや学び・研究を引き続き支えていきます。
 滋賀医大生協は2023年春に設立・事業開始から20年になります。また2023年度は大学創立50周年の年となり、食堂ホールのリニューアル計画議論が学内でスタートしています。生協としても2025年度までの中期計画議論を深め、その先を展望できる1年にしたいと考えています。

滋賀県立大学生活協同組合

学生とのつながり強化を重点に

 2021年度は対面授業が本格的に再開し、前年度よりも活気賑わうキャンパスとなりました。とはいえ学生の課外活動は一部制限もあり、学園祭の開催中止などなかなかコロナ前と同様というわけにもいきません。生協としても「食生活」「学び」と並んで「学生のつながり強化」を重点課題として掲げ、学生団体との関係作りを強化していく2022年度にしていきたいと思います。
 生協学生委員会とんがりは総勢50名ほどの組織として、店舗・共済・広報、そして新入生サポートなど活発に活動しています。おにぎり総選挙、パフェコンテスト、学内清掃プロジェクト、ヘルスチェックなど、自分たちの大学生活をより良いものにできるよう頑張っていきます。

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グリーンコープしがまる生活協同組合

将来展望が語れる仲間広がる

 長い事低迷していた組織活動がコロナ禍の広がりで「バブル」とも思える状態で仲間の拡大に繋がりました。受け入れ体制も整いようやく将来展望も語れる状況が作れて来ました。しかし従来行えて来た生産者訪問・料理講習会・試食会等組合員参加の事業は全く行えませんでした。事業に直接関係なくとも共同購入で知り合った仲間の暮らしや生き方を充実させていく活動を、組合員のアイデアで広げていく取り組みを始めました。
 夢ヲかたちに理事会から派生したおしゃべり会➡ゆめ・ユメサークルと名付けてみつろうラップ作り・海洋汚染・4R運動・野菜を食べよう講演・命はぐくむ助産師講演千体地蔵の講話や織物体験等々行い今後もこうした活動が中心になって進めていく事としています。

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亜麻と苧麻の葉っぱから糸を紡いで織物体験

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千体地蔵の松雲寺さんでの講和と寺散策