「地域防災・減災学習会」
「発災時にいのちを守るために、~家族と自分のためにできること~」
2022年11月18日 (金)、コラボしが21に於いて「地域防災・減災学習会」を会場およびオンラインで開催し、滋賀県生協連及び会員生協の役職員・組合員32名が参加しました。
滋賀県勤労者共済生協の職員で防災士の本田泰幸氏を講師に、「発災時にいのちを守るためにできること」についてわかりやすくご講演いただきました。講演の後には、参加者でグループ交流を行い、災害について考えあい、意識を深めあいました。
【本田さんの講演より】
(1) 人はなぜ避難しないのか。(4つの心理)
①ある範囲までの異常は、異常だと感じずに正常な範囲で処理する心理。
②多くの人が取っている行動が正しいと思い込む心理。
③過去に何度も避難したが、何も起こらなかったことから、今回も大したことがないと油断してしまう心理
④まだ大丈夫だろう。自分には関係ないなど、自分にとって都合のいい捉え方をする心理。
(2) 雪害・水害の主な対策。防災グッズを見直しておく、常備薬の準備をしておく、家族と安否確認について話し合っておく、家族との連絡方法や集合場所・時間を決めておく、災害情報を確認する、モバイルバッテリーの携行。非難は早めに、二人以上で行動する。
また、地震の揺れから身を守る方法として、タンスの中身は重いものから下に、玄関と寝室には物を極力置かない、自動販売機、門扉などの近くは避けるなどのいくつかのポイントを教えていただきました。
(3) 常時持ち歩いて欲しい非常袋の中身、
※ 防災3種の神器 ①新聞紙 ②食品用ラップフィルム ③レジ袋
(4) 自宅キャンプののすすめ
楽しみながら防災を考えることができる。何より、そこに「気づき」がある。電気・ガスなどが使えない生活がどれだけ大変か、いろんなことを遊び感覚でその解決策を、体験や子どもたちが教えてくれる。季節ごとに試してみることがポイント。
【参加者より】
滋賀県の身近な災害についても教えていただきました。地震・自然災害はいつ起こるかわからない、という危機感を伝えてくださっていることをつよく感じました。災害は一瞬にして日常を奪い、私たちを不安に駆られます。日頃より備えることを改めて考えさせられました。避難用リュックの中身を見直して、ハブラシなど買い足そうと思いました。こういった学習会は折々定期的にあるといいと思いました。など多くの感想を寄せていただきました。