滋賀県連からのお知らせ

滋賀県生協連ニュース No.8

滋賀県生協連ニュース No.1 (2008.7.21)

「滋賀県食の安全・安心条例制定を求める県民集会」が開催されました
7月17日(木)午後1時30分から、浜大津の琵琶湖ホテルで滋賀県生協連が呼びかけ人となった「食の安全・安心条例化を求める滋賀県民会議」主催の集会が開催されました。

この「県民会議」は昨年4月学識者・有識者・生産者団体・消費者団体など7団体と2人の個人の参加で結成されました。

今回の県民集会には120名の参加があり食への不安と食品の安全を求める県民の意識が広がっていることが伺われます。


めざしてきたことと集会の開催目的

・食品の安全を確保するため生産から消費までのフードチェーン全体の安全対策を構築し、滋賀県の施策である「食の安全・安心に関する基本方針」とアクションプランを評価し、より実効性を担保するため条例を制定する。

・さらに食の安全・安心の実効性を高めるため行政や事業者だけでなく、県民(消費者)との連携を強化し三者が一致する視点を大切に(三方良し)すすめる。

・これらを踏まえて、「食の安全・安心の社会システム」をつくることの大切さをアピールする滋賀県民の決起集会として開催しました。

 
  
【記念講演】
テーマ「食の安全・安心について」

【講師】
東京大学名誉教授
内閣府食品安全専門委員
唐木英明氏

 我々人間が不安を感じるのは理性よりも本能(感情)であり、「少ない努力で直感的に結論を求める」傾向が強く、まちがいも多い。さらに報道が感情に訴えることが多く、報道の回数やセンセーショナルな見出しに不安を強く感じる。まず消費者として正確さを見分ける力(リテラシー)を身につけることが大切。食の安全・安心の基礎は生産者・加工業者・小売業者・消費者の信頼関係(フードチェーンの信頼の輪)です。安全という科学だけでなく信頼という感性が大切です。
安心(感性)=安全(科学)+信頼(感性)