「どんな活動をやっていくのか」「どのようなシステムで活動をやっていくのか」ということです。(参照:「消費者支援機構関西の活動イメージ」「消費者支援機構関西のしくみ」) 基本的に情報は、一般の会員のみなさん、消費者、あるいは消費者団体から、「収集」していくということです。 そして、収集した情報は検討委員会で「検討」いたします。検討委員会は、理事会が任命した、弁護士、司法書士、消費生活相談員というような専門の方や、消費者団体関係者、一般消費者で構成します。この検討委員会は6、7名ぐらいで構成をして、「被害事例の選定」「法的検討」「事業者への申し入れ」を行います。 それを理事会へあげて、理事会で決定して、「対外的な活動」、事業者への「申し入れ」とか「訴え」を提起するという形になっています。 また、各県に「検討グループ」をおきます。構成メンバーは5、6名。その地域の消費者被害の「情報」を集めて、「分析」して、「申し入れ」をするとか検討をし、その結果を「検討委員会」にあげる。「検討委員会」で専門的な「検討」をやった上で、理事会で決定し「申し入れ」をするなり「訴え」を起こすというような形を考えております。 ですから、滋賀でも是非「検討グループ」を立ち上げていただきたい。そのために、弁護士、消費生活相談員、司法書士のみなさん、生協の組合員のみなさんや、その他の消費者団体からできるだけたくさんの方々が関わっていただきたい。 大体一つの事例を、一つの検討グループで、3ヶ月くらい論議をやって決定してあげていく。事例がたくさんあれば、その検討グループを他にもつくっていく。あるいは三ヶ月の検討が終わると、次のグループが次の問題を検討するというような形になっていきますので、是非とも早急に立ち上げていただきたいと思っています。 | | | | これは「KC's」でまだ具体的なお願いはしていないのですが、各府県には生協連合会があって、そこには事務所があって、事務局があります。だからそこが、連絡先なり事務局ということで対応できないかなと思っていますので、準備をしていただきたいというふうに思っております。 「現在KC'sはどんな活動をやっているか」ということなんですけれども、主要な活動内容としては、5つほど項目を挙げています。 [1]事業者に対する「申し入れ」とか「裁判」等をやっていく。 [2]消費者被害情報の入手、分析。これは消費者団体や個人からの情報ですね。あるいは消費生活センター、各府県のセンターにもお願いして、できるだけホットな情報を入手して、それを分析する。 [3]消費者被害の110番活動。近々に京都と大阪で「キャンセル料110番」をやりたいと思っていまして、現在準備をしています。「思いもよらないキャンセル料をとられた」ということはどなたも経験があるのではないかと思いまして、まず手始めにこれを行いたいと考えております。 [4]「公開学習」。消費者対象の公開学習というのは、2月8日に「消費者団体訴訟制度学習会」を開催します。これは日本生協連関西地連との共催ということで考えております。 [5]「事業者に対する啓発セミナー」も考えております。「悪徳事業者を見つけてやっつける」こと自体が我々の目的ではない。「消費者の被害を少しでも少なくしていきたい」ということはもちろん課題としてはあるんですけれども、基本的には、「公正で健全な市場をつくる」ということであって、そのためには、消費者と事業者の連携、あるいは行政との連携の中でつくっていきたい。 我々の理想としては、例えば業界が共通のルールを作る時に、「KC's」と相談して、「KC'sも了解している」というふうな形になっていけば、消費者も安心した対応ができるんじゃないか。 消費者にとって納得できるようなルール作りをやっていく。企業のコンプライアンスに対しても積極的にどうあるべきかという問題提起をしていきたい。あるいは、それに必要な情報提供等もしていきたい。そういうようなことで「啓発セミナー」等も考えております。 これからの当面の活動は、できるだけ実績も含めてつくりあげていきたいということでございます。 |