2012年度役職員研修会を開催しました。
2012年9月15日(土)、コープしが生協会館において、2012年度役職員研修会を開催しました。
「安心して住める『福島』を取り戻すための活動」~つながろうCO-OPアクション・福島原発事故から見えてきたもの~として、福島県生協連の熊谷会長にご講演を賜りました。
まず、滋賀県生協連西山
専務より、この研修会の意義と役割について、5月18日に福島県生協連を訪問した際、熊谷会長と佐藤専務より「安心して住める『福島』を取り戻すための活動について」を日本生協連に提案した旨の報告を受けた。さらに滋賀県では知り得ない情報をたくさんいただいた。とくに、福島の子どもたちが外で遊べない状況や、家にいても線量が多いなど、厳しい状況が続いていることを受け止め、この運動の提起をするに至った経緯について提案がありました。
そして、熊谷会長から ①滋賀県生協連が「安心して住める『福島』を取り戻す」ことを活動テーマとして掲げられていることに感動していること。②復興は遅遅として進まず、心が折れそうになったことが度々あったこと。③震災直後の数字でみる被害状況について、④新聞などマスコミの報道と、周辺自治体の方針策定の経過について、滋賀県高島市が事例として報道されていたこと(福島民報)、④原発事故の発災直後からの時系列であらわす(3/11~5/24)東京電力や政府の対応について、⑤「放射能は怖くないキャンペーン」の煽動による不安と、女子高校生の訴えに代表される県民の思いについて、⑥風評被害対策と福島のこれからの課題について、⑦「地域再生・福島ビジョン」、⑧原子力に依存しない、安心で安全で持続的に発展可能な社会作り、⑨福島を愛し、心を寄せる全ての人々の力を結集した復興、⑩誇りあるふるさと再生の実現などを解説され、福島からの訴えとして、「署名運動での協同を、再稼働を許さぬ運動を!」、「子供を守ってほしい(子供保養プロジェクトの展開)」、「被ばく線量を計る装置がほしい(ホールボデイカウンター簡易食品放射線計測器)」、「土壌スクリーニング(汚染マップ作り)にボランティアを」など呼びかけられ、結びに、再び全国から支援の大波を築くことを提起されました。