活動のご案内

平和の取組

平和活動2022スタート集会・「沖縄のおはなし」を開催

ニュースコープ
滋賀の生協 No.190(2022.8)

keiko_190.png 7月23日、コープしが本部会議室及びオンラインに於いて、平和活動2022スタート集会を開催しました。 今年本土復帰50年を迎えた沖縄にスポットをあて、沖縄戦や沖縄の歴史、そして、今もかかえる沖縄の現状を学び、平和について考え、誰もが安心してくらせる社会づくりを目指し、次世代に向けた平和を守る活動を広げる機会としました。

 新型コロナウイルス拡大防止のため、沖縄とオンラインでつなぎ、コープおきなわの方にもご協力をいただきながら、当時、対馬丸に乗船されていた平良啓子さんの体験談をお聴きしました。

 平良さんは、1944年8月国民学校4年生(9歳)の時、疎開のために乗船した馬丸が、アメリカ軍の潜水艦の魚雷により沈没し、6日間の漂流の後、奄美大島の無人島に流れ着き、一命をとりとめられました。

 船から投げ出された時の当時の様子が、目に浮かぶようにお話しくださいました。怖さと不安でいっぱいだったが、決してあきらめない、死にたくない、何としても生きるという思いで生き抜いて来られました。

 最後に平良さんは、人の命を無駄にするような戦争は何の得もありません。この体験を語り継いでいき、命の尊さ・大切さを平和への願いを込めて子どもたちにも伝えていきたいと思っています。と語られました。

 参加者からは、「沖縄のことは常にしながら、平和を想う心を持ち続けたい」「今もかかえる沖縄基地の状況についても教えていただき、みんなで考えるいい機会となりました」などの感想が寄せられました。