2021年度の課題と抱負
2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、大学生協は非常に厳しい1年となりました。
3月頃から影響が出始め、卒業式が中止となったことを皮切りに入学式も中止となり、緊急事態宣言の発令と共に学生の学内への入構禁止、教職員は交代勤務やテレワークの推奨など1年の内で最も学内に人があふれるキャンパスから人が消えました。
前期の講義は全てオンラインでの授業となり、緊急事態宣言が解除されても学内に人が戻ってくることはなく、生協の利用も著しく減小することとなりました。
後期になり一部、対面授業が再開されましたが、利用回復は3割程度に留まり、生協の経営は大変厳しい状況となりました。
そんな大学生協の困難な状態を受け、コープしが様から内部で使用されるコピー用紙の受注をいただいたり、各方面より温かいお声がけ、ご支援をいただき協同組合の繋がりを大変強く感じた1年でした。
生協の経営が厳しいのは勿論ですが、この1年間、最も苦しんだのはご利用いただく学生・教職員などの組合員の皆さんだと感じています。しかしながら、今年度に負った傷は予想以上に深刻で、大学生協の事業存続に限りなく赤に近い黄色信号が灯っている状態と言え、来年度は組合員への貢献と事業継続のバランスを取りながらの困難な運営となります。
生協が現在置かれている状況を組合員の皆さんにきちんと伝え、理解して頂きながら、利用を拡大し、回復させていくことが至上命題と言えます。厳しい1年となりますが、何とかこの難局を乗り切れるよう頑張って参ります。
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